Askar SQA55 の使い方・撮影設定 完全ガイド|バックフォーカス/フォーカサー/回転装置/EAF/カメラ組み合わせ

Askar SQA55 の使い方・撮影設定 完全ガイド|バックフォーカス/フォーカサー/回転装置/EAF/カメラ組み合わせ

Askar SQA55 は焦点距離 264mm・f/4.8 の 5 枚玉 Petzval 型アストログラフで、フラットナー計算不要・44mm イメージサークル・可変絞り搭載という「1 本で完結」する設計思想の機材です。ただし、この便利さを引き出すには「バックフォーカス 55mm を守る」「二速ヘリコイドと内蔵回転装置の操作を身につける」「AF Kit と ZWO EAF 系の組み合わせを正しく組む」の 3 点を押さえる必要があります。本ガイドでは SharpStar 公式仕様と実測レビューだけを根拠に、SQA55 で最初の 1 枚を成功させるまでの実務手順をまとめました。

① Askar SQA55 の基本スペックと同梱物

まず全体像を仕様表で押さえます。数値はすべて SharpStar Optics 公式(SRC-1)と正規取扱店(SRC-3 / SRC-7 / SRC-8)の記載を突き合わせて完全一致するものだけを掲載しています。

項目 仕様
口径 / 焦点距離 / 焦点比 55mm / 264mm / f/4.8
光学構成 5 枚玉 Petzval APO(SD ガラス 1 枚 + ED ガラス 1 枚、空気間隔)
イメージサークル 44mm(フルフレーム対応)
可変絞り f/4.8 〜 f/22(絞り羽 14 枚)
前面フィルターねじ M67
後端接続 M48×0.75(M48×0.75 フィルターねじ兼用)
推奨バックフォーカス 55mm(対応範囲 50〜60mm)
全長 316mm(フード込み)/244mm(フード外し)
重量 1.84kg(OTA)/2.18kg(ハンドル・アリガタ込み)
最短撮影距離 5m
フォーカス方式 マニュアル・二速ヘリコイド(粗動+微動、独立ロック)
アリガタ 200mm Vixen 型(ハンドスクリューで着脱)
星像 RMS 半径(メーカー公称) 中心 <2.5μm / 周辺 <4μm

出典: SharpStar Optics 公式 SQA55 製品ページ §Technical Specifications、Agena Astro 仕様表All-Star Telescope Canada 仕様表(3 ソース一致)

同梱物と付属アクセサリー

出荷時の内容物は次のとおりです。追加購入が必須のものは基本的にありませんが、電動フォーカス化には別売の SQA55 AF Kit と対応 EAF が必要です。

  • SQA55 光学鏡筒(OTA 本体)
  • 多機能ハンドル(上部・Vixen 溝あり)
  • 200mm ビクセン型アリガタプレート
  • M48 アダプター(内蔵 2" フィルタードロワー)
  • 取扱説明書・検査証
  • ミリタリーグレード・防水キャリングケース

出典: SharpStar 公式 §Standard Package ContentsAll-Star Telescope Canada 商品ページ「What's Included」

② バックフォーカスと後端 M48 接続|「フラットナー不要」の意味

Askar SQA55 の光学系は「Petzval(ペッツバール)」型で、鏡筒内部に既にフィールドフラットナー相当の補正レンズが組み込まれています。そのため、他社の 2 枚玉/3 枚玉 APO に必要な「専用フラットナー・レデューサーの選定」と「センサー面までの距離をレンズごとに 55.0mm ぴったり合わせる」というシビアな作業が原則いりません。

出典: Pedro Ré レビュー PDF §Optical Correction Highlights「The built-in Petzval configuration eliminates the need for external field flatteners and backfocus calculations.」、Agena Astro §Description

推奨バックフォーカスは 55mm、対応範囲は 50〜60mm

公式仕様では「後端接続距離 50〜60mm 対応、55mm 推奨」と明記されています。カメラ側のフランジバック+接続アダプター長を合算して おおむね 55mm ± 5mm に収まっていれば、鏡筒内部のフォーカサーで合焦するという設計です。ZWO ASI2600/6200 系のカメラは M42/M48 アダプター+短いリング数枚で 55mm を作りやすく、この距離を厳密にミリ単位で追い込む必要はありません。

出典: SharpStar 公式 §Rear-End Connection Distance「50-60mm range (55mm recommended)」、Dark Clear Skies 仕様表 §Recommended Back Focus

M48×0.75 が「後端接続」と「フィルターねじ」を兼ねる

SQA55 の後端は M48×0.75 の 1 つのねじで、そこにカメラ側アダプターを直接ねじ込みます。同じねじは 2 インチフィルターの M48×0.75 とも共通なので、後端に直接 2 インチ光害・ナローバンドフィルターをねじ込む運用も可能です(ドロワー式フィルタホルダーを挟まない場合)。フィルター 1 枚あたりの厚みぶんだけバックフォーカスが伸びる(一般的にフィルター厚 2mm あたり光学厚さ約 0.66mm 増える)ため、フィルターを追加する場合は前段のスペーサーで距離を戻します。

出典: SharpStar 公式 §Rear-End Adapter「M48×0.75 (with M48×0.75 filter thread)」、Astromaniac Magazine レビュー §Filter Specs「At the back of the rotator you can screw in your 2" filters.」

付属 M48 アダプター+2" フィルタードロワー

SQA55 には「2 インチフィルタードロワー内蔵の M48 アダプター」が付属します。ナローバンド撮影で 2 インチフィルターを頻繁に差し替える運用でも、鏡筒からカメラを外さずにフィルターだけ交換できるのが利点です。

出典: All-Star Telescope Canada §What's Included「M48 adapter with the internal 2″ filter drawer」

③ 二速ヘリコイド・フォーカサーの操作手順

SQA55 のフォーカサーは マニュアル操作の「二速ヘリコイド」です。前寄りが粗動リング(20m〜∞ 付近まで大きく動く)、後寄りが微動リング(合焦付近の追い込み)で、それぞれ独立したロックねじで固定できます。ラック&ピニオン式のドローチューブ・フォーカサーではなく、レンズ全体を回転させて繰り出す「カメラレンズ的な」構造です。

出典: Agena Astro §Description「dual-speed focuser」、ScopeTrader 比較 §Focuser Type「dual helical focusing rings—one for rough focus and the other for precise micro-adjustments」

合焦の基本手順(マニュアル)

  1. カメラを M48 で後端に取り付け、微動リングと粗動リングのロックねじを緩めておく。
  2. まず 粗動リングで明るい恒星を大まかにピンにする(20m〜無限のスケール刻印を目安に)。
  3. 次に 微動リングで追い込む。ライブビュー/連続露出で星像が最小になるところを探す。
  4. 両方のロックねじを軽く締め、以後は撮影中の温度変化に応じて微動側だけで再合焦する。

ヘリコイド式ゆえの弱点と対処

Pedro Ré は Cons として「ヘリコイド式ゆえの微動精度はラック&ピニオンより落ちる」と明記しています。特にオートフォーカスの精度を追い込みたい場合、後述の Askar 純正 SQA55 AF Kit + 電動フォーカサーへの電動化がほぼ必須です。マニュアル運用でも、ロックを強く締めすぎるとリングが動きづらくなるため、締めすぎには注意してください。

出典: Pedro Ré レビュー §Cons「Helical Focuser Limitations: Less precise than dual-speed rack-and-pinion focusers, especially for autofocusing.」

④ 内蔵回転装置(ローテーター)の使い方

SQA55 の後端付近には、360° 回転する内蔵ローテーターが標準搭載されています。度数目盛が刻印されており、撮影対象ごとの構図角度を保存・再現できます。

回転装置は OTA 本体側の回転高精度ローテーター側の回転を独立したロックねじで別々に制御できる二重構造で、天体撮影では鏡筒を動かさずローテーター側だけを回して構図を追い込みます。日中の一般撮影では OTA 全体を回してもよい設計です。

出典: Astromaniac Magazine §Rotator Ring「integrated manual rotator with clear degree markings」「360° rotator with independent locking screws」、Agena Astro §Features

実際の操作

  1. カメラを装着した状態でロックねじを軽く緩める。
  2. 望みの構図角度にゆっくり回し、目盛を読み取ってメモしておく(次回同一構図を再現する際の記録用)。
  3. ロックねじを対角に少しずつ均等に締める(片側だけ強く締めると光軸に対しわずかに傾く可能性がある)。

Pedro Ré は Cons として「回転装置のロックねじが硬く扱いにくい。フラットハンドルねじに交換すると操作性が改善する」と述べています。ロックねじの締め感が個体で差がある場合は、置換ねじ(M4 系フラットハンドル)の入手も選択肢に入ります。

出典: Pedro Ré レビュー §Cons「The Camera Angle Adjuster (CAA) locking screw is hard to adjust; it can be replaced with a flat hand screw.」

⑤ Askar SQA55 AF Kit と ZWO EAF 系の組み合わせ|取付手順

SQA55 のフォーカサーはマニュアル・ヘリコイドなので、電動オートフォーカスを行うには Askar 純正の「SQA55 AF Kit」対応電動フォーカサーを別途組み合わせる必要があります。AF Kit はベルトドライブ方式で、微動リングにタイミングベルトを掛けて外部フォーカサーで回す構造です。

SQA55 AF Kit 同梱物

  • MXL タイミングベルト × 4 種(長さ違い)
  • MXL タイミングプーリー × 2
  • アダプターブラケット × 1
  • L 型中空プレート × 2(ネジ穴間隔調整で他社フォーカサーにも対応)
  • 六角レンチ 3 種
  • M4×10mm ネジ × 2、M3×10mm ネジ × 2、M4×12mm ネジ × 2
  • ベルト張力調整用テンショナー・プーリー

出典: SharpStar 公式 SQA55 AF Kit §Kit Contents

対応電動フォーカサー

SharpStar 公式ページで名指しされているのは ZWO EAF ProTouptek 電動フォーカサーの 2 系統で、そのうえで「ほぼすべてのブランドの電動フォーカサーに対応」と明記されています。L 型プレートが中空設計のため、ネジ穴ピッチの異なる他社フォーカサー(Pegasus Astro 等)でも取り付け位置を調整できます。

出典: SharpStar 公式 SQA55 AF Kit §Officially Compatible Focusers「can be used with most electronic focusers, regardless of brand restrictions」/ZWO EAF Pro・Touptek を名指し、HighPointScientific SQA55 AF Kit「compatibility with the latest EAFN and EAF-Pro models, as well as the previous-generation EAF-5V model」

取付前の初期化:微動リング「0」/粗動リング「20m」

AF Kit を装着する前に、SQA55 のフォーカスリングを次の位置に合わせておくのが公式手順です。この初期化を怠るとベルトが張れる範囲外にリングが偏り、実際の撮影対象(無限遠付近)に届かなくなります。

  1. 微動リングをスケール「0」の位置に回す
  2. 粗動リングをスケール「20m」の位置に回す
  3. 両方のロックねじを軽く締める(AF Kit 取付中にリングが動かない程度)
  4. AF Kit の主ブラケットを SQA55 の Quick Release シューにはめ、3mm 六角レンチで後方セットねじを締めて拡張ロックさせる
  5. タイミングベルトを微動リングに掛け、テンショナー・プーリーでベルト張力を出す
  6. ZWO EAF Pro/EAFN/EAF-5V 等をアダプターブラケットに固定し、モーター軸にプーリーを取り付けてベルトと噛ませる

出典: HighPointScientific SQA55 AF Kit ページ §Installation「setting the fine focus ring to the "0" position and the coarse focus ring to the "20m" position」、SharpStar 公式 §Belt Tension Mechanism

ASIAIR + EAF での自動オートフォーカス

ZWO ASIAIR に SQA55 + AF Kit + EAF を組み合わせた撮影は、次の手順で ASIAIR の「Auto Focus」機能を使えるようになります。ステップ数・逆回転補正値の具体値はセンサー・気温・鏡筒温度で最適値が変わるため、ここでは「合焦付近を包む十分な移動量にすること」だけ押さえます。

  1. AF Kit を上記手順どおり装着し、微動リング「0」・粗動リング「20m」を出発点として ASIAIR 上で EAF のゼロ点校正を行う。
  2. ASIAIR の Auto Focus 設定で Step Size を、V カーブが取れる幅(合焦位置の左右にそれぞれ 5〜6 ステップぶん動かせる幅)に設定する。
  3. 解析用露出時間(Exposure)は 1〜3 秒を目安に、恒星が飽和しない値で設定する。
  4. Auto Focus 実行時、EAF が V カーブの底を求めて自動で最適位置に停止する。
  5. 温度差の大きい冬場・遠征開始直後は、露出セットの合間に「Refocus」を挟んで再合焦する(Petzval とはいえ鏡筒温度が下がれば焦点位置は移動する)。

出典: SharpStar 公式 SQA55 AF Kit(AF Kit の役割と ZWO EAF Pro 対応)/ Step Size の一般的な考え方は ZWO ASIAIR / EAF 一般知識(本記事はメーカー機能名の推測を含まない範囲で記述)

⑥ カメラ・センサーサイズ別 組み合わせ例(実測レビューから)

SQA55 は 44mm イメージサークルを持つので、実質的にフルフレームまで周辺までシャープな星像を得られます。海外の代表的なレビューが使ったカメラ・露出構成を以下に整理します。数値はすべてレビュー執筆者本人が実撮影に使った条件で、汎用の「推奨露出時間」ではありません。

レビュー カメラ センサー種別 実撮影条件
Astrobackyard ZWO ASI2600MC Air APS-C カラー Optolong L-eNhance / 3 分 × 60 枚(計 180 分)/北アメリカ星雲
Astromaniac ZWO ASI6200MC Pro + 7 ポジション FW フルフレーム カラー Vixen ハンドル + ガイドスコープ運用(構成が堅牢と評価)
Pedro Ré ZWO ASI533MC + ASI120MM Mini(ガイド) 1 型スクエア カラー Antlia Triband RGB Ultra / 5 分 × 17 枚(85 分)/Leo Triplet(M65/M66/NGC3628)
Pedro Ré Player One Poseidon-C Pro APS-C カラー Optolong L-eNhance / 5 分 × 90 枚(NGC7000)等、複数対象で運用

出典: Astrobackyard §Testing「ZWO ASI2600MC Air / Optolong L-eNhance / 60 sub-exposures at 3 minutes each」、Astromaniac §Camera Connection「tested it with a ZWO ASI6200MC Pro and a 7-position filter wheel: rock solid.」、Pedro Ré PDF §Figure 9, 10, 11

フルフレームでもコーナー星像は破綻しない

Astromaniac のレビューでは「フルフレームでも周辺までシャープ」「フィールドが驚くほど平坦」と評価されており、Pedro Ré は Aberration Inspector(PixInsight)で四隅を検査したうえで「Petzval ゆえコマ・像面湾曲・ケラレが最小」と結論しています。SharpStar 公式の RMS 半径公称値は中心 <2.5μm・周辺 <4μm、Pedro Ré の実測は中心 <1.7μm・周辺 <2.2μm と報告されています(レビュー個体・計測条件による差)。

出典: Astromaniac §Sensor Sizes TestedPedro Ré PDF §Optical Correction HighlightsSharpStar 公式 §Star Point Quality

⑦ フィルターの付け方(M67 前ネジ vs M48 後ネジ vs 2" ドロワー)

SQA55 は 3 通りのフィルター搭載位置を持ちます。用途に応じて使い分けてください。

位置 ねじ規格 主な用途
前面(フード先端) M67 日中撮影の PL / ND、または前面装着型光害カットフィルター
後端 M48 アダプター直接 M48×0.75 2 インチ光害・ナローバンドフィルターを 1 枚だけ入れっぱなしにする運用
2" フィルタードロワー(付属) 2" フィルター(ドロワー式) 複数フィルターを差し替える運用(カメラを外さずスライドで交換)

出典: SharpStar 公式 §Filter Thread / Rear-End AdapterAll-Star Telescope §What's Included「M48 adapter with the internal 2″ filter drawer」、Astromaniac §Filter Specs「At the back of the rotator you can screw in your 2" filters.」

フィルター運用でのバックフォーカス微調整

ガラス製フィルターを光路に入れると、そのぶん焦点面がわずかに後方(=カメラ側)にシフトします(一般的な目安として、フィルター厚 2mm あたり光学厚さ約 0.66mm ぶん)。SQA55 は 55mm ± 5mm のバックフォーカス許容幅があるため、通常 1 枚追加の運用ではリカバーせず撮影可能ですが、フィルタを 2 枚以上差し替える運用ではスペーサーで距離を微調整します。

出典: フィルタ厚と焦点シフトは光学ガラス一般の性質(本記事は SharpStar 公式マニュアルに明記のある「50-60mm 範囲」で運用する前提のみを推奨)。SharpStar 公式 §Rear-End Connection Distance

⑧ 可変絞り f/4.8〜f/22 と天体撮影での使い方

SQA55 は 14 枚羽の可変絞り機構を内蔵しており、絞りリングを f/4.8 → f/22 まで無段階に絞れます。この機構はカメラレンズとしての昼間撮影(ボケ・被写界深度コントロール、5m の最短撮影)に有効です。

ただし 天体撮影では絞りリングを f/4.8(開放)で運用するのが原則です。絞ると 14 枚羽が作る回折パターンが恒星に「回折スパイク(星像から放射状に伸びる光条)」を発生させるためで、Astrobackyard のレビューもこの点を明記しています。系外星雲・惑星状星雲・散開星団など、露出時間で光量を稼げる対象は開放で使い、絞りは事実上「昼間モード」と考えて差し支えありません。

出典: Astrobackyard §Aperture Ring Operation「set to F/4.8 to avoid star patterns」、SharpStar 公式 §Aperture Blades / Aperture Range「14 pieces / f/4.8 - f/22」

⑨ 赤道儀・ガイド構成|軽量ゆえの選択肢

SQA55 は OTA 単体で 1.84kg、ハンドル・アリガタ・カメラ・ガイドスコープを載せても運用重量は 3〜4kg 台に収まる軽量鏡筒です。この重量帯は Sky-Watcher Star Adventurer GTi、ZWO AM3 クラスのポータブル赤道儀の搭載可能重量範囲に収まり、遠征・海外持ち出しでの選択肢が広いのが特徴です。

出典: SharpStar 公式 §Physical Dimensions(OTA 1.84kg / 合計 2.18kg)、Astrobackyard レビュー(Star Adventurer GTi + ASI2600MC Air 運用例)

ガイドスコープの取り付け位置

SQA55 上部の多機能ハンドルには Vixen 溝が刻まれており、ガイドスコープ用アリミゾをそのまま乗せられます。ただし Pedro Ré は「ハンドル上ガイドは剛性次第でわずかにたわむ可能性があり、ガイド精度に影響する場合がある。しっかり固定すること」と Cons に挙げています。ガイド星が定まらない・RMS が悪化する場合は、ハンドル位置ではなくトップに独立のガイドマウントを増設する構成に組み替えるのも一つの手です。

出典: Pedro Ré §Cons「Mounting a guide scope on the top handle may introduce flex, affect guiding accuracy unless carefully secure.」

⑩ 関連商品・関連記事|商品ページ・公式 LINE のご案内

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最終更新: 2026-07-14/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は SharpStar Optics 公式製品ページ・Agena Astro/Dark Clear Skies/All-Star Telescope Canada 各正規取扱店の仕様表・Astrobackyard/Astromaniac Magazine/Pedro Ré 各実測レビューに基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。

⑪ よくある質問(FAQ)

Q1. Askar SQA55 にフラットナー/レデューサーは必要ですか?

不要です。SQA55 は 5 枚玉 Petzval 型で、既に内部にフィールドフラットナー相当の補正レンズが組み込まれており、44mm イメージサークル内はフルフレームでも周辺までシャープです。追加の外付けフラットナーはメーカー公式でも「不要」と明示されています。

出典: Astromaniac §Flat Frame Requirements「no additional flattener is needed」、Pedro Ré §Optical Correction Highlights

Q2. バックフォーカスは何 mm ですか? ミリ単位で合わせる必要はありますか?

推奨 55mm、対応範囲 50〜60mm です。Petzval 設計のため、他社 3 枚玉 APO のような「55.0mm ちょうどにミリ単位で追い込む」作業は原則不要です。カメラ側アダプター+短いリング数枚で 55mm ± 5mm に入れば、鏡筒側のフォーカス動作で合焦します。

出典: SharpStar 公式 §Rear-End Connection Distance

Q3. 電動オートフォーカスにはどの ZWO EAF が使えますか?

SharpStar 公式 SQA55 AF Kit ページで名指しされているのは ZWO EAF Pro と Touptek 電動フォーカサーで、そのうえで「ほぼ全ブランドの電動フォーカサーに対応」と明記されています。EAFN・EAF-5V(旧型)も装着可能な構造で、L 型プレートが中空設計のため他社フォーカサーにも取付ネジ間隔を合わせられます。

出典: SharpStar 公式 SQA55 AF KitHighPointScientific SQA55 AF Kit

Q4. AF Kit を付ける前にフォーカスリングはどの位置に合わせておくべきですか?

公式インストール手順では、微動リングを「0」、粗動リングを「20m」に合わせてから AF Kit のブラケットを装着します。この初期化を怠るとベルトを掛けた後の可動範囲が偏り、無限遠に届かなくなることがあります。

出典: HighPointScientific §Installation Steps

Q5. フルフレームカメラ(ASI6200 / ASI2400 系)で使えますか?

使えます。SQA55 は 44mm イメージサークル対応で、フルフレームでも周辺までシャープに写ります。Astromaniac のレビューでは ZWO ASI6200MC Pro + 7 ポジションフィルターホイールを組んで「rock solid(きわめて安定)」と評価されています。

出典: Astromaniac §Camera ConnectionSharpStar 公式 §Image Circle

Q6. 天体撮影で絞り f/8, f/11 に絞ると星像が良くなりますか?

おすすめしません。SQA55 の可変絞りは 14 枚羽で、絞ると星像から放射状に伸びる回折スパイクが目立ちます。天体撮影では f/4.8 開放で使い、絞り機構は「昼間撮影モード」と割り切ってください。

出典: Astrobackyard §Aperture Ring Operation

Q7. 2 インチナローバンドフィルターはどこに入れられますか?

3 通りあります。(1) 付属の M48 アダプターに内蔵された 2 インチフィルタードロワーに差し込む、(2) M48×0.75 の後端ネジに 2 インチフィルターを直接ねじ込む、(3) M67 の前面ねじに前面装着型フィルターを付ける、のいずれかを選べます。差し替えが多いならドロワー方式が便利です。

出典: All-Star Telescope §What's IncludedAstromaniac §Filter Specs

Q8. Star Adventurer GTi や ZWO AM3 に載せて大丈夫ですか?

SQA55 は OTA 単体 1.84kg・完成状態でも 2〜3kg 台に収まる軽量鏡筒です。Astrobackyard は Star Adventurer GTi + ASI2600MC Air の運用例を紹介しており、AM3 クラスの小型赤道儀の搭載可能重量範囲に収まります。実際に必要な追尾精度は撮影焦点距離(264mm)と用いるガイドカメラ・ソフトの精度に依存しますが、機材重量の観点では相性は良好です。

出典: Astrobackyard レビュー(Star Adventurer GTi + ASI2600MC Air 運用)、SharpStar 公式 §Physical Dimensions

Q9. RedCat 51 と迷っています。SQA55 との違いは?

焦点距離は 264mm(SQA55)と 250mm(RedCat 51)でほぼ同等ですが、SQA55 は 44mm 完全補正イメージサークル・可変絞り(f/4.8-f/22)・二速ヘリコイド(粗+微)・ツールフリー装着といった差別化要素があります。フルフレームで撮る場合、RedCat 51 は周辺の像流れ・ケラレが指摘されており、SQA55 のほうが対応しやすい設計です。

出典: ScopeTrader SQA55 vs RedCat 51 比較

Q10. 保証はどうなっていますか?

天体ショップでご購入いただいた SQA55 には、弊社独自の初期不良 60 日+3 年保証をお付けしています。輸入元・海外通販での購入品は本保証の対象外となりますのでご注意ください。

出典: 弊社標準保証条件(天体ショップ)

⑫ 参考にした一次情報

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最終更新: 2026-07-14/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は SharpStar Optics 公式製品ページ・Agena Astro/Dark Clear Skies/All-Star Telescope Canada 各正規取扱店の仕様表・Astrobackyard/Astromaniac Magazine/Pedro Ré 各実測レビューに基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。