ZWO ファインダーシュー FS-II を ASIAIR PRO で使う|取り付け方・ガイド鏡の載せ方・撮影設定完全ガイド

ZWO ファインダーシュー FS-II を ASIAIR PRO で使う|取り付け方・ガイド鏡の載せ方・撮影設定完全ガイド

ZWO 純正の FS-II(ファインダーシュー)は、ASIAIR PRO・ASIAIR Plus や ZWO ASI 冷却カメラ用ホルダーリングに、Vixen 規格のアリ溝式ファインダー/ガイド鏡を取り付けるための小型ブラケットです。付属の M4×8mm ネジ 2 本だけで ASIAIR 本体の背面/側面/底面に自由に取り付けでき、その上に ZWO 30F4 Mini Guide Scope のような Vixen 互換ガイド鏡をスライドさせて固定するだけで、そのままオートガイド撮影の光学系が完成します。本記事では、FS-II の仕様と取り付け方向、ASIAIR PRO 側でのガイドカメラ/マウント設定、Plate Solving を使った極軸合わせ、ガイド星選定と露出時間、キャリブレーション設定まで、ZWO 公式マニュアルと公式製品ページの一次情報のみに基づいて段階的に解説します。ASIAIR PRO は生産終了となっており、公式後継機は ASIAIR Plus ですが、FS-II の使い方はどちらも同じ流れで通用します。

① FS-II とは|製品概要と何が取り付けられるか

FS-II は、ZWO が販売する「ファインダーシュー(Finder Shoe)」の名称そのままの小型ブラケットです。ZWO 公式サイトでは「FS-Ⅱ」(ローマ数字 II)と表記され、日本正規代理店(スターベース)では「ZWO ファインダー・シュー(ASIAIR/ASI 冷却カメラ用新型三脚アダプター用)」の名称で流通しています。メーカー品番は ZWO-FS-II、GS1 バーコードは 6977641320603 です。

出典: ZWO 公式グローバルストア FS-Ⅱ 製品ページスターベース FS-II 商品ページMile High Astronomy FS-II 商品ページ(SKU/バーコード)

公式説明を要約すると、FS-II は「finder scope と guide scope を ASIAIR PRO/PLUS または ZWO holder ring(ASI カメラ用ホルダーリング)に取り付けるための finder shoe」で、パッケージには 本体 1 個 + M4×8mm ネジ 2 本のみが含まれます。

出典: ZWO 公式製品ページ Description「Finder shoe from ZWO for your finder scope and guide scope that can match your ASIAIR PRO/PLUS and ZWO holder ring」/Package Contents「Finder shoe *1, M4x8mm screws *2」

ファインダー・ガイド鏡側は「Vixen 規格アリ溝式ファインダー互換」の細身のドブテイル溝を受ける形状で、日本代理店ページでは「30F4 等のガイド鏡の取り付けが可能」と明記されています。

出典: スターベース商品説明「ビクセン規格アリ溝式ファインダー互換で、30F4等のガイド鏡の取り付けが可能」

② 付属品と互換性の全体像

「箱の中身」と「何に取り付けられるか」を一次情報どおりに整理すると、次のとおりです。

項目 内容
パッケージ内容 FS-II 本体 ×1/M4×8mm ネジ ×2
下側(本体取付先) ASIAIR PRO の背面 or 側面/ASIAIR Plus のインストレーションホール/ZWO ASI カメラ用ホルダーリング
上側(載せられる鏡筒) Vixen 規格アリ溝式ファインダー互換のフット/ZWO 30F4 Mini Guide Scope 等
締め付け FS-II 本体側面のロングネジ(手回し)でファインダー/ガイド鏡フットを押さえる
下側の追加取付形状 Dovetail Groove(ドブテイル溝)

出典: ZWO 公式製品ページZWO 米国公式ストア Description・Package Contentsスターベース商品説明(互換規格・対応機種)

公式ページには FS-II 単体の材質・寸法・重量の記載はありません。本記事ではこれらの数値は書きません(表面カラーや厚みは撮影角度で見え方が変わる目安値であり、正確な値は ZWO 公式が公開していないため)。

③ ASIAIR PRO と ASIAIR Plus のどちらでも同じ使い方でよい

本記事の主題である ASIAIR PRO は、ZWO 公式・日本代理店ともに「生産終了」であることが明記されています。公式の後継機は ASIAIR Plus(2021 年 9 月発表)で、寸法 100×70×26.5mm・CNC 削り出し航空アルミの筐体を持ち、底面と側面に M4 と 1/4 インチネジ穴を装備し、付属のドブテイルプレートで鏡筒に取り付けます。

出典: スターベース商品説明「ASIAIR PRO(生産終了)」/ZWO 公式ブログ「ASIAIR Plus - Is it a worthy successor to ASIAIR PRO?」/ASIAIR Plus User Manual V1.2 §Features「M4 and 1/4-inch threads in the bottom and sides, combined with the supplied dovetail plate」

FS-II は ASIAIR PRO 用に設計され、公式サイトでも「PRO/PLUS」両方に取り付け可能と明記されているため、既に使っている ASIAIR PRO をそのまま活かしつつ FS-II でガイド鏡を載せる運用でも、あるいは ASIAIR Plus 系へ移行してもワークフローは同じです。

出典: ZWO 公式製品ページ Description「Finder shoe from ZWO for your finder scope and guide scope that can match your ASIAIR PRO/PLUS」

④ FS-II の取り付け方向|背面・側面・ホルダーリングのどれを選ぶか

FS-II の取り付け方は 3 系統あります。すべて付属の M4×8mm ネジ 2 本で完結します。

取付パターン A|ASIAIR PRO の背面(Back)に取り付ける

症状/狙い:ガイド鏡と ASIAIR 本体を一体化して縦にまとめたい/横幅を短くしたい。
手順:ASIAIR PRO 本体の背面(電源ボタン側の広い面)にある M4 タップ穴に FS-II を M4×8mm ネジ 2 本で固定。ASIAIR PRO の側面はドブテイルで鏡筒に貼り付き、その頭側に FS-II + ガイド鏡が積み上がる形になる。

出典: ZWO 公式製品ページ「you can either attach the finder shoe to the back or the sides of ASIAIR PRO」

取付パターン B|ASIAIR PRO の側面(Sides)に取り付ける

症状/狙い:鏡筒とほぼ平行にガイド鏡を並べたい/背が高くならないよう横に広げたい。
手順:ASIAIR PRO 本体の側面(USB/電源ポート側と反対の側面)にある M4 タップ穴に FS-II を M4×8mm ネジ 2 本で固定。ASIAIR PRO 本体をそのまま鏡筒下面にドブテイルで取り付け、その真横に FS-II + ガイド鏡が並ぶ形になる。

出典: ZWO 公式製品ページ「the back or the sides of ASIAIR PRO」

取付パターン C|ZWO ASI カメラ用ホルダーリングに取り付ける

症状/狙い:ASIAIR 本体は別の場所に付いているが、冷却カメラ側のホルダーリングにガイド鏡を載せたい。
手順:ASI カメラを保持している ZWO 純正ホルダーリングの上面 M4 タップ穴に、FS-II を付属 M4×8mm ネジ 2 本で固定。

出典: ZWO 公式製品ページ「you can use the two M4x8mm screws in the package to connect the finder shoe to the holder ring for ASI cameras」

締め付け時の注意

ZWO は ASIAIR Plus マニュアルで「ドブテイル固定用ボルトを過度な力で締めないこと(破損の可能性がある)」と明記しています。FS-II は本体側面のロングネジでファインダーフットを押さえる構造で、こちらも指締めで十分止まります。工具で強く締め上げると、ネジ山やロングネジのローレット部を傷める可能性があります。

出典: ASIAIR Plus User Manual V1.2 §Preparation「Do not use excessive force when tightening the dovetail bolts as these may become damaged」/ZWO 公式製品ページ「adjust the tightness via the long screws on the side」

⑤ ガイド鏡(30F4 等)を FS-II に載せる手順

手順 1|ガイド鏡のフットが Vixen 規格か確認する

要点:FS-II の受け側は「Vixen 規格アリ溝式ファインダー互換」。ZWO 30F4 Mini Guide Scope など、ZWO 純正・国内代理店取扱いのミニガイド鏡はこの規格のフットを持っている。

出典: スターベース商品説明「ビクセン規格アリ溝式ファインダー互換」/ZWO 公式 ASI Guide Camera Selection Guide(ZWO 30F4 Mini Guide Scope の位置付け)

手順 2|FS-II 側面のロングネジを緩める

要点:FS-II 側面のロングネジを反時計回りで緩めて、ガイド鏡のフットが差し込める幅にする。

出典: ZWO 公式製品ページ「adjust the tightness via the long screws on the side」

手順 3|ガイド鏡を FS-II にスライド挿入する

要点:アリ溝の方向に対してまっすぐスライドさせ、無理な角度で押し込まない。ZWO 米国公式ストアの手順にも「Connecting to finder scope: adjust the tightness via the long screws on the side」と、必ずロングネジを緩めた状態で挿入することが示唆されている。

出典: ZWO 米国公式ストア Description「After you are done connecting the finder shoe to ASIAIR PRO, you can directly attach your finder scope to it, and adjust the tightness via the long screws on the side」

手順 4|ロングネジを軽く締め、光軸を鏡筒と平行に合わせる

要点:まずロングネジを指で締めて「動かない程度」で止め、鏡筒とガイド鏡が概ね平行になるように前後位置とチルトを整えてから本締めする。ガイド鏡は視野中央に基準星を入れる必要はなく、主鏡と大きくずれていない程度で構わない(後述の Plate Solving と選星機能が吸収する)。

出典: ASIAIR User Manual v1.1 §4.8 Guiding「Select a star point with the right brightness and click the calibration button」(基準星は自動 or 手動選択でよい仕様)

手順 5|ケーブル取り回しを整える

要点:ガイドカメラの USB ケーブルは ASIAIR の USB 2.0 ポートに接続する(メインカメラは USB 3.0 側)。マウント回転時に絡まないよう、余長は ASIAIR 本体のスキ間に沿わせる。

出典: ASIAIR Plus User Manual V1.2 §Data Cable Connections「Connect guide camera and telescope mount to USB 2.0 port」/同 §Cable Routing「Pay attention to cable management to avoid entanglement when the equatorial mount rotates」

⑥ ASIAIR PRO 側の初期設定|ガイドカメラと焦点距離を登録する

FS-II にガイド鏡を載せて配線したら、ASIAIR アプリ側でガイドカメラを認識・設定します。ASIAIR は 5GHz WiFi ホットスポットとして起動し、電源投入後およそ 15 秒待ってから接続します。

出典: ASIAIR User Manual v1.1 §3.3 First Use「ASIAIR defaults to 5G WiFi hotspot」/ZWO ASIAIR Quick Guide「After you power-on the ASIAIR, wait approximately 15seconds before connecting via the ASAIR application」

設定 1|メイン/ガイドカメラを選ぶ

手順:アプリの設定エリアからメインカメラ・ガイドカメラ・赤道儀・フィルターホイールを選択する。ガイドカメラは ASI USB3.0 / Mini シリーズが公式対応。

出典: ASIAIR User Manual v1.1 §4.2「Enter the device selection/main interface to select the main camera, guiding camera, equatorial mount and filter wheel」/§3「Currently supports all ASI USB3.0 and ASI Mini-series cameras」

設定 2|ガイド鏡の焦点距離を必ず手入力する

手順:ガイド鏡の焦点距離は自動計算されないため、Guide Camera Settings で必ず数値入力する(例:ZWO 30F4 Mini Guide Scope なら 120mm)。焦点距離が不正確だと、ガイド星のエラー値表示が実態からずれる。

出典: ASIAIR User Manual v1.1 §4.2「Make sure that you enter the accurate focal length of your telescope and guide telescope」/§4.8 Guiding「Telescope focal length: Inaccurate focal length will result in incorrect display of the guide star error」/ASIAIR Plus User Manual V1.2 §Guide Camera Settings「Select and connect the guide camera. Be sure to fill in the focal length of the guidescope」

設定 3|赤道儀を選ぶ(INDI 経由)

手順:ASIAIR は INDI 経由でマウントを制御し、iOptron/Celestron/Losmandy/Sky-Watcher(SynScan / EQMod)などがマニュアル記載の対応マウントとして挙げられている。マウント側のプロトコルに応じてケーブル(USB 直結 / USB-RS232 変換 / EQDir)を選ぶ。

出典: ASIAIR User Manual v1.1 §3「ASIAIR controls the mount through INDI. Compatible mounts include iOptron, Celestron, Losmandy, Sky-Watcher (SyncScan and EqMod)」/ASIAIR Plus User Manual V1.2 §Mount Connection via Cables「you can also use the included RS232-USB adapter to connect to your mount」

⑦ 極軸合わせ(Polar Alignment)|Plate Solving で仕上げる

FS-II は「主鏡と一緒に極軸合わせした後」の運用が前提です。ASIAIR PRO/Plus では Plate Solving を使った独自のポーラーアライメント機能を持ち、Polaris が見えない環境でも合わせられます。

ステップ 1|メインカメラでプレビューを取り、ピントを合わせる

手順:Focus モードで Start を押し、リアルタイム更新される画像を見ながら HFD(Half Flux Diameter)値が小さくなる方向に合わせる(BIN1 推奨)。

出典: ASIAIR Plus User Manual V1.2 §Focusing「Switch to "Focus" mode, touch the "Start" button, view the real-time refreshed image and adjust the focus until the star is roughly in focus. With BIN1 selected, better focus is attained with a SMALLER HFD value」

ステップ 2|Plate Solve が動くことを確認する

手順:Preview モードで短時間露出を撮り、Plate Solve ボタンで現在中央座標が判別できることを確認する。ZWO 公式マニュアルに「Plate solving also provides the basis for the Polar Alignment feature」と明記されており、Plate Solving が回らない状態では Polar Alignment に進めない。

出典: ASIAIR Plus User Manual V1.2 §Plate Solve「Press the Plate Solve button to analyze the current displayed image to determine the center coordinates」「Plate solving also provides the basis for the Polar Alignment feature」

ステップ 3|Polar Alignment モードに切り替える

手順:Polar Alignment モードに入り、画面プロンプトに従ってマウントの回転と再撮影を行う。ZWO 公式マニュアルは「誤差 2 arc minutes(2 分角)以下が good accuracy」と目標値を明示している。

出典: ASIAIR Plus User Manual V1.2 §Polar Alignment「Switch to Polar Alignment mode and complete the calibration using the onscreen prompts. An error of 2 arc minutes or better is a good accuracy to aim for」

ステップ 4|GoTo とプレビュー

手順:極軸合わせが済んだら Preview モードに戻り、天体ライブラリからターゲットを選び GoTo する。GoTo は既定で「短時間露出+ Plate Solve」で自動センタリングを行う。

出典: ASIAIR Plus User Manual V1.2 §GoTo and Preview「The default setting in GoTo will automatically center the image using a short alignment exposure and plate solve」

⑧ ガイド撮影の設定|露出・ゲイン・キャリブレーション

設定 A|ガイドカメラの露出は 1〜4 秒

手順/根拠:ASIAIR Plus マニュアルの Guiding 節に「露出時間は 1〜4 秒推奨」と明示されている。短焦点ガイド鏡+高感度センサーでは 1〜2 秒、シーイングが荒い夜や長焦点では 3〜4 秒に伸ばす。

出典: ASIAIR Plus User Manual V1.2 §Guiding「After setting the EXP exposure time, touch this button to start refreshing the image captured by the guide camera in real time. It is generally recommended to set the exposure time to 1-4s」

設定 B|ゲインは Medium(中ゲイン)を基準にする

手順/根拠:ASIAIR 初代マニュアルは「ガイドカメラは中ゲイン推奨」と明記している。読み出しノイズと SN の折衷点として無難な出発点。

出典: ASIAIR User Manual v1.1 §4.8 Guiding「Gain setting: We recommend using "medium gain" for the guiding camera」

設定 C|ガイド星の選び方は「一番明るい星を避け HFD 3〜6」

手順/根拠:ASIAIR Plus マニュアルは「一番明るい星は選ばず、画像内の中程度の明るさで HFD 3〜6 の星を選ぶ」と明示。自動選星(Auto)でも同じ基準で選ばれる。

出典: ASIAIR Plus User Manual V1.2 §Guiding「Start calibration. Before tapping calibration, you can also manually select a star. Note, do not select the brightest star, generally choose the medium brightness on the image with a HFD of 3-6」

設定 D|キャリブレーション(Calibration duration)

手順/根拠:Calibration duration は「RA/DEC 1 回のキャリブレーション動作の最大時間」。ガイド星が所定量動かない場合はこの値を増やす。逆にガイドグラフが振動する場合は値を減らす。

出典: ASIAIR User Manual v1.1 §4.8「Calibration duration: The maximum duration of the RA and DEC single calibration actions. If the guide star is not in place, try increasing this value. If the guide curve is too oscillating, try reducing this value」

設定 E|ガイドグラフの荒れは RA Aggr / DEC Aggr で微調整

手順/根拠:キャリブレーション完了後、ガイドグラフが荒れる場合は右側の詳細設定を開き、「RA Aggr」「DEC Aggr」の値を少しずつ変えて平坦化する。ZWO は「10〜20 フレーム待ってから clear を押して再評価する」と手順を示している。

出典: ASIAIR Plus User Manual V1.2 §Guiding「slightly adjust the value of "DEC Aggr" and "RA Aggr" to help flatten the guiding graph. When you complete the calibration work and get the ready for guiding, please first wait for 10-20 frames and then tap the clear button」

設定 F|Guiding rate デフォルトは 0.5X

手順/根拠:Guiding rate(ガイドレート)は既定で 0.5X。基準星が画面中央に来ない場合は少し上げる。

出典: ASIAIR User Manual v1.1 §4.8「Guiding rate: The default setting is 0.5X. If the target star is not centered, you can try to increase the guiding speed」

FS-II 単体では取り付け先の ASIAIR 本体もガイド鏡も別売です。ZWO 純正で組み合わせる場合、次の 3 点が定番の構成になります。

ガイドカメラの選び方は、ZWO 公式の「ASI Guide Camera Selection Guide」で「ASI120MM Mini(3.75μm)、ASI290MM Mini(2.9μm)、ASI174MM Mini(大センサー)」の 3 モデルが用途別に整理されています。

出典: ZWO 公式 ASI Guide Camera Selection Guide

⑪ FS-II を含む撮影構成のご相談|商品ページ・公式 LINE のご案内

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最終更新: 2026-07-19/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は ZWO 公式マニュアル(ASIAIR User Manual v1.1・ASIAIR Plus User Manual V1.2・ASIAIR Quick Guide)と ZWO 公式製品ページ・日本正規代理店(スターベース)製品ページに基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。保証は弊社独自の初期不良60日 + 3年保証です。

⑫ FAQ|FS-II + ASIAIR PRO でよくある疑問

Q1. FS-II は ASIAIR Mini にも取り付けられますか?

A. ZWO 公式製品ページ(グローバル/米国)と日本正規代理店ページのいずれも、FS-II の対応機種として明記されているのは「ASIAIR PRO/ASIAIR Plus/ASI 冷却カメラ用新型三脚アダプター」です。ASIAIR Mini は公式説明の対応表に記載がないため、本記事では「Mini でも使える」とは断定しません。実際の取付可否は Mini 本体のネジ穴配置と FS-II のネジ配列の一致次第です。ご検討中の方は、公式 LINE で「Mini との組み合わせを確認したい」とお伝えいただければ、現物のネジピッチをスタッフが個別に確認してご案内します。

出典: ZWO 公式製品ページスターベース商品説明

Q2. FS-II の材質や重量はどれくらいですか?

A. ZWO の公式製品ページと日本正規代理店ページには材質・寸法・重量の記載がありません。本記事では推測値は書いていません。天文堂で在庫している個体の実測値をお答えできますので、公式 LINE で「FS-II 実測データ希望」とお伝えください。

出典: ZWO 公式製品ページZWO 米国公式ストア(材質・寸法欄なし)

Q3. ASIAIR PRO は生産終了と聞きました。FS-II はまだ使えますか?

A. ASIAIR PRO 本体は日本正規代理店・ZWO 公式ともに「生産終了」と案内されていますが、既にお持ちの ASIAIR PRO に対して FS-II を取り付けることは、公式製品ページに「PRO/PLUS」と両対応が明記されているとおり可能です。将来的な機材更新で ASIAIR Plus に移行した場合も、FS-II はそのまま使えます。

出典: スターベース商品説明「ASIAIR PRO(生産終了)」/ZWO 公式製品ページ「ASIAIR PRO/PLUS」/ZWO 公式ブログ「ASIAIR Plus - Is it a worthy successor to ASIAIR PRO?」

Q4. Vixen 規格アリ溝の finder shoe なら他社製ガイド鏡も載せられますか?

A. 日本正規代理店(スターベース)ページに「ビクセン規格アリ溝式ファインダー互換」と明記されているため、Vixen 規格の細身タイプ(Vixen finder shoe 互換)の脚を持つガイド鏡・ファインダーであれば物理的には受け入れられます。ただし、望遠鏡アリガタ(アリミゾ)用の太いタイプ(41〜44mm 系)は別規格のため入りません。手元の鏡筒フットがどちらか分からない場合は、公式 LINE で寸法・写真をお送りください。

出典: スターベース商品説明「ビクセン規格アリ溝式ファインダー互換」

Q5. ガイド鏡の焦点距離が分からないと何が起きますか?

A. ZWO 公式マニュアルは「ガイド鏡焦点距離が不正確だとガイド星のエラー値表示が実態からずれる」と明記しています。ガイド星の追尾精度そのものは動きますが、画面上に表示される「ずれの量(例:0.5")」の絶対値が信用できなくなるため、記録データや PHD2 との比較が難しくなります。正確な値を入力してください。

出典: ASIAIR User Manual v1.1 §4.8 Guiding「Telescope focal length: Inaccurate focal length will result in incorrect display of the guide star error」

Q6. 極軸合わせの誤差はどこまで詰めるべきですか?

A. ASIAIR Plus マニュアルの Polar Alignment 節に「誤差 2 arc minutes(2 分角)以下が good accuracy」と明記されています。長焦点・長時間露光で赤経ドリフトが気になる場合はさらに詰めますが、まずは 2 分角以下を目標にすると迷いなく撮影に入れます。

出典: ASIAIR Plus User Manual V1.2 §Polar Alignment「An error of 2 arc minutes or better is a good accuracy to aim for」

Q7. ガイドカメラの露出時間はどう決めますか?

A. ZWO 公式マニュアルは「1〜4 秒推奨」と幅で示しています。短焦点ガイド鏡+高感度センサーなら 1〜2 秒でも星を十分に捕捉でき、シーイングの荒れをある程度均せます。長焦点・シーイング悪化時は 3〜4 秒側に振ります。

出典: ASIAIR Plus User Manual V1.2 §Guiding「set the exposure time to 1-4s」

Q8. ガイド星の自動選択で「一番明るい星」を選んでほしくないのはなぜですか?

A. 明るすぎる星は飽和(サチュレーション)していると輝度重心が正確に取れず、キャリブレーションのずれ量が誤検出になるためです。ZWO 公式マニュアルも「一番明るい星は避けて中程度の明るさで HFD 3〜6 の星を選ぶ」と明示しています。

出典: ASIAIR Plus User Manual V1.2 §Guiding「do not select the brightest star, generally choose the medium brightness on the image with a HFD of 3-6」

Q9. FS-II 側面のロングネジはどれくらいの強さで締めていいですか?

A. ZWO はドブテイル固定ボルト全般について「過度な力で締めるとネジが破損する可能性がある」と警告しています。FS-II のロングネジは指締めで固定できる設計です。工具でトルクをかける必要はありません。

出典: ASIAIR Plus User Manual V1.2 §Preparation「Do not use excessive force when tightening the dovetail bolts as these may become damaged」

Q10. 保証や初期不良の対応はどうなっていますか?

A. 天文堂(telescopeshop.net)でご購入いただいた場合、弊社独自の初期不良 60 日 + 3 年保証が付きます。ZWO 社の製品保証と、弊社保証を組み合わせた形でご案内しています。

⑬ 参考にした一次情報

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最終更新: 2026-07-19/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は ZWO 公式マニュアル(ASIAIR User Manual v1.1・ASIAIR Plus User Manual V1.2・ASIAIR Quick Guide)と ZWO 公式製品ページ・日本正規代理店(スターベース)製品ページに基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。保証は弊社独自の初期不良60日 + 3年保証です。