セレストロン C8 を「電動ピント」+「オートガイド」で楽にする|ZWO EAF用 SCT アタッチメント(C8/C9.25 専用)+はじめてのオートガイド完全ガイド

セレストロン C8 を「電動ピント」+「オートガイド」で楽にする|ZWO EAF用 SCT アタッチメント(C8/C9.25 専用)+はじめてのオートガイド完全ガイド

セレストロン C8(口径 20cm・焦点距離 2032mm の SCT)を本格的に天体撮影へ使うとき、最初につまずくのが「ピント合わせ」と「星が流れる(追尾のズレ)」の 2 点です。結論から言うと、(1) ZWO EAF(電動オートフォーカサー)+ C8/C9.25 専用 SCT アタッチメントで純正フォーカスノブをそのまま電動化し、(2) ASIAIR + ガイドカメラ+ガイド鏡(またはオフアキシスガイダー)でオートガイドを足す、という 2 段構えで、初心者でも「手を触れずにピントが合い、星が点に写る」撮影に近づけます。この記事では、何が必要で・どう取り付け・どう設定するのかを、ZWO 公式マニュアルと Celestron 公式情報の一次情報だけに基づいて、順番に解説します。

① なぜ C8 は「手でピント合わせ」が難しいのか

セレストロン C8 は、口径 203mm(8 インチ)・焦点距離 2032mm・F10 のシュミットカセグレン式(SCT)望遠鏡です。出典: Celestron 公式 C8 OTA 製品ページ(口径・焦点距離・F 値・StarBright XLT コーティング)

SCT は、鏡筒の背面にあるフォーカスノブを回して、内部の主鏡を前後に動かすことでピントを合わせます。屈折鏡筒のように接眼部(ドローチューブ)を伸縮させるのではなく、主鏡そのものが動くのが SCT の特徴です。出典: Celestron 公式 C8 OTA 製品ページ(SCT の合焦機構。なお主鏡移動式の合焦は SCT の一般的な構造)

このしくみのため、手でノブを回す撮影では次の不便があります。焦点距離 2032mm は拡大率が高く、わずかな指の力でも画面の星像が大きく揺れ、ピントの山(ベストの位置)を狙いにくくなります。さらに、夜間に冷えていくと鏡筒が縮んでピント位置がじわじわ動く「温度ドリフト」も起きます。撮影中はノブに触れられないため、ピントを合わせ直すたびに振動がおさまるのを待つ必要があり、これが効率と歩留まりを下げます。

そこで登場するのが「電動オートフォーカサー(EAF)」です。フォーカスノブの代わりにモーターで主鏡を動かすので、鏡筒に触れずに・スマホや PC から・数ミクロン単位でピントを送れます。次の章で、C8 に EAF を載せる具体的な方法を見ていきます。

② 解決策その 1:ZWO EAF + SCT アタッチメントで「電動ピント」にする

SCT アタッチメントとは何か

ZWO EAF は本来、屈折鏡筒のラック&ピニオンやクレイフォード接眼部に取り付けることを想定した汎用オートフォーカサーで、付属の標準ブラケットは SkyWatcher・TS Optics・Astro Tech・FeatherTouch・SharpStar などの接眼部に対応します。SCT(C8/C9.25 など)はこの標準ブラケットの対象外で、別売の専用アダプタが必要です。出典: ZWO EAF Manual V2.4 §Installation(標準ブラケット対応リストと「他の望遠鏡用ブラケットは別途用意」の記載)

「ZWO EAF用 セレストロン SCT アタッチメント(C8/C9.25 専用・型番 ZWO-EAF-C8-C925)」は、この C8/C9.25 に EAF を載せるための専用ブラケットです。最大のポイントは、純正のフォーカスノブを取り外し、その位置に EAF モーターを直結する方式であること。従来 SCT を電動化するには純正フォーカサーを FeatherTouch などの社外マイクロフォーカサーに載せ替える必要がありましたが、このアタッチメントなら鏡筒側を加工せず・いつでも純正に戻せる(可逆)形で電動化できます。素材は航空機グレードのアルミ製で、取り付けに必要なハードウェアが一式付属します。出典: Astronomics(ZWO 正規販売店)ZWO EAF Bracket for Celestron C8/C9.25(フォーカスノブに装着・FeatherTouch を介さず電動化・可逆・無加工・航空機グレードアルミ・付属ハードウェア一式)

対応するのは 2000 年代中期以降の現行設計の Celestron SCT(C8/C9.25、EDGE-HD を含む)です。それ以前の旧型フラットバック構造の SCT や、C5・C6 など 6 インチ以下の機種は対象外です。古い機種をお使いの場合は、購入前にフォーカスノブ径を実測して確認することが推奨されています。出典: Astronomics(中期 2000 年代以降の SCT に対応)/ZWO 公式 EAFN/EAF Pro 専用アクセサリ(古い機種はフォーカスノブ径の事前計測を推奨)

まず用意するもの(電動ピント編)

必要なもの 役割 補足
ZWO EAF 本体 主鏡を動かすモーター部分 旧 EAF/NEW EAF(EAFN)/EAF Pro のいずれか(次の表で選び方を解説)
SCT アタッチメント(C8/C9.25 専用) EAF を C8 のフォーカスノブ部に固定する金具+カプラ 本記事の主役。4mm/5mm の 2 種カプラ同梱
ASIAIR または PC EAF を操作する頭脳(フォーカス操作・撮影・ガイドを統合) EAF は ASIAIR v1.1 以降でネイティブ対応/PC は ASCOM・INDI 対応ソフト
電源・USB ケーブル EAF の駆動と通信 旧 EAF は 12V DC(推奨 12V@0.5A)+ USB/EAFN・EAF Pro は USB Type-C

出典: ZWO EAF Manual V2.4(旧 EAF の電源 11〜15V/DC 12V@0.5A 推奨・USB2.0・ASIAIR v1.1 以降ネイティブ対応)/ZWO 公式 EAFN/EAF Pro 専用アクセサリ(カプラ 4mm/5mm 同梱)

どの EAF を選べばいい?(旧 EAF/EAFN/EAF Pro)

EAF には世代の違う 3 モデルがあります。C8/C9.25 専用 SCT アタッチメントは 4mm と 5mm の 2 種類のカプラ(モーター軸とフォーカス軸をつなぐ継手)が同梱され、4mm は NEW EAF(EAFN)/EAF Pro 用、5mm は旧 EAF 用です。つまり、どの世代の EAF でも基本的に取り付けられます。出典: ZWO 公式 EAFN/EAF Pro 専用アクセサリ(C8/C9.25 ブラケットは内径 4mm と 5mm の 2 カプラを同梱。4mm=EAFN/EAF Pro、5mm=旧 EAF)

モデル カプラ径 接続・電源 こんな人に
旧 EAF(EAF-5V) 5mm USB + 12V DC(機種・構成により外部 12V を使用) すでに旧 EAF を持っている/旧モデルで揃えたい
NEW EAF(EAFN) 4mm USB Type-C 一本(給電+通信) 配線をすっきりさせたい・これから新規に揃える初心者
EAF Pro 4mm USB Type-C + 内蔵バッテリー・Bluetooth ケーブルをさらに減らしたい・遠征で身軽にしたい

出典: カプラ径と対応関係=ZWO 公式 EAFN/EAF Pro 専用アクセサリ。旧 EAF の電源・USB は ZWO EAF Manual V2.4。EAFN(USB-C)/EAF Pro(USB-C・内蔵バッテリー・Bluetooth)の接続方式は ZWO 製品情報および弊社製品ページに基づく。

初心者の方への注意:商品名は「旧 EAF 用」と表記されていますが、現行ロットは上記のとおり 4mm/5mm 両方のカプラを同梱しており、NEW EAF・EAF Pro でも使えます。ただしお届けするロットによって同梱カプラの構成が異なる場合があるため、新型 EAFN/EAF Pro と組み合わせる場合は、ご注文前に同梱カプラ径を確認しておくと安心です。判断に迷うときは公式 LINE でお気軽にご確認ください。出典: 弊社製品ページ「ZWO EAF用 セレストロン SCT アタッチメント C8 C9.25専用」記載の対応 EAF・同梱カプラ・ロット差の注記に基づく

取り付け手順(ZWO 公式マニュアル準拠)

EAF の基本的な取り付けは、ZWO 公式マニュアルに次の流れで示されています。SCT アタッチメントを使う場合も、考え方は同じ(純正フォーカスノブを外し、その軸にカプラ経由でモーターを直結する)です。出典: ZWO EAF Manual V2.4 §Installation/§Additional Installation Information

  1. 純正のフォーカスノブ(粗動ノブ)を外す:適切なサイズのレンチで取り外します。
  2. フレキシブルカプラをフォーカス軸に取り付ける:軸にカプラを差し込み、ロックねじを締めます(C8 では SCT アタッチメント付属の 4mm または 5mm カプラを使用)。
  3. EAF 本体をカプラに接続:モーター軸をカプラに差し込み、ロックねじを締めます。
  4. EAF 本体をブラケットに、ブラケットを既存のネジ穴に固定:付属ねじで、フォーカサー部の対応するネジ穴に SCT アタッチメントを留めます。
  5. すべての固定を確認し、電源と USB を接続:旧 EAF は 12V DC + USB、EAFN/EAF Pro は USB Type-C を ASIAIR または PC に接続します。
  6. 必要に応じてドライバをインストール:ASIAIR はネイティブ対応。PC は ZWO サイトから ASCOM ドライバを導入します。

出典: ZWO EAF Manual V2.4(粗動ノブ取り外し→カプラ装着→本体接続→ブラケット固定→12V+USB→ドライバ導入の手順、ASCOM/INDI 対応)

最初に必ずやること:0 位置と最大ステップ数の設定。EAF のステッピングモーターはトルク(回す力)が強いため、設定を怠るとフォーカサーを限界まで押し込み・引き出して破損させるおそれがあります。マニュアルでは、0 位置を「フォーカサーを完全に引き込んだ位置」に、最大ステップ数を「フルストローク以下の安全な位置」に設定することが推奨されています。出典: ZWO EAF Manual V2.4 §Additional Installation Information(強いトルクによる焦点部破損防止のため 0 位置=全引込・最大ステップ≤フルストロークを推奨)

初回は昼間に、遠くの建物などにピントを合わせておおよその位置とステップ数を控えておくと、暗い夜空でもピント出しが楽になります。出典: ZWO EAF Manual V2.4 §Manual Focus Control(昼間に遠方の目標で初期調整しステップ数を記録)

電動ピントのメリット

  • 触れずに合わせられる:鏡筒に手を触れないので、振動でピントの山を見失わない。
  • ミクロン級の精密送り:35mm ステッピングモーター・5760 ステップで細かく送れる。耐荷重は 5kg。
  • 遠隔・自動化:ASIAIR や PC からスマホ/タブレットで操作でき、対応ソフトでは V 字カーブ(星の鋭さ= HFR を測りながらピークを自動探索)によるオートフォーカスも可能。
  • 温度ドリフトに追従:別売の温度センサーを使えば、気温変化に合わせたピント補正がしやすい。

出典: ZWO EAF Manual V2.4(35mm ステッピング・5760 ステップ・耐荷重 5kg・温度センサー対応・V 字カーブオートフォーカスを SGP/FocusMax 等で実施)/ZWO ASIAIR PRO User Manual(フォーカス調整モードを内蔵)

③ 解決策その 2:はじめてのオートガイド

なぜ C8 ではオートガイドが必要なのか

C8 の焦点距離 2032mm は、星を大きく拡大して写せる反面、赤道儀のわずかな追尾誤差まで拡大してしまうため、長時間露光では星が線状に流れやすくなります。赤道儀は完璧に星を追い続けられるわけではなく、ギアの周期的な誤差(ピリオディックエラー)や極軸の微小なズレが残ります。オートガイドは、ガイド用のカメラで基準星を見張り、星がずれた分だけ赤道儀へ小さな修正信号を送り続けることで、この流れを抑える仕組みです。出典: Celestron 公式 C8 OTA(焦点距離 2032mm)/ZWO ASIAIR PRO User Manual §Guiding(キャリブレーションでガイドパルスを送り、ガイド星の動きから補正する仕組み)

2 つの方法:ガイド鏡 と オフアキシスガイダー(OAG)

オートガイドには大きく 2 つの方式があります。

方式 しくみ 長所 短所
ガイド鏡+ガイドカメラ 小さな別鏡筒(ガイド鏡)にガイドカメラを付け、撮影鏡筒と並べて基準星を監視 設置・基準星の導入が簡単。初心者向き 撮影鏡筒とガイド鏡のたわみ差(差動たわみ)が長焦点では出やすい
オフアキシスガイダー(OAG) 撮影鏡筒の焦点面の端をプリズムで少しだけ取り出し、その光でガイド星を監視 撮影カメラと「同じ光路」を見るため、たわみ差が原理的に出ない。長焦点の本命 基準星を見つけにくく、撮影カメラとガイドカメラの両方でピントを出す手間がある

出典: Celestron 公式 Off-Axis Guider(OAG はプリズムで撮影鏡筒の焦点面の一部を取り出し、撮影カメラと同じ動きを見るため追尾誤差に加え光学機械的なたわみも補正できる/長焦点鏡で別ガイド鏡を使うと生じる差動たわみを排除できる)

差動たわみ(differential flexure)とは、撮影鏡筒とガイド鏡が別々の部材で支えられているために、向きが変わると重力でそれぞれ別の量だけわずかにたわみ、その「差」がガイドのズレとなって星が流れる現象です。C8 のように焦点距離が長い(=拡大率が高い)ほど、この小さな差が画像に現れやすくなります。OAG は撮影鏡筒そのものの光を使うため、この問題が原理的に起きません。出典: Celestron 公式 Off-Axis Guider(長焦点鏡では OAG により差動たわみを排除)

C8 での現実的な進め方

正攻法を言えば、2032mm の C8 は長焦点なので OAG が理想です。ただし OAG は基準星の導入とピント出しに慣れが要るため、初心者はまず「f/6.3 レデューサーで焦点距離を約 1280mm に短くし、ガイド鏡+ガイドカメラ」から始めるのが取り組みやすい現実解です(レデューサーは次章)。撮影に慣れてきたら、たわみゼロの OAG にステップアップする、という順序がおすすめです。判断に迷う構成は公式 LINE でご相談ください。

用意するもの(オートガイド編)

必要なもの 役割
ASIAIR(Mini / Plus など) オートガイドの司令塔。キャリブレーションと補正を自動で行う
ガイドカメラ(例:ASI120MM Mini) 基準星をリアルタイムに監視するモノクロ CMOS カメラ
ガイド鏡(例:ZWO 30F5)
または OAG
ガイドカメラに星を導く小鏡筒/撮影光路から星を取り出す装置
ガイドケーブル ASIAIR から赤道儀へ補正信号を送る(または ASIAIR がマウントを直接制御)

出典: ZWO ASIAIR PRO User Manual §Guiding(ガイドカメラを接続しオートガイドを行う構成)

ガイド機材のスペック(一次情報)

機材 主な仕様
ZWO 30F5 ミニガイドスコープ 口径 30mm/焦点距離 150mm/F5/ED トリプレット APO/約 348g。ガイド対象は焦点距離 750mm 程度までが目安
ZWO ASI120MM Mini(ガイドカメラ) AR0130CS 1/3 型センサー/1280×960/画素 3.75µm/12bit/QE ピーク約 80%/USB 2.0 Type-C・ST4 端子付き

出典: ZWO 公式 30F5 Mini Guide Scope(30mm/150mm/F5/ED トリプレット/約 348g/〜750mm 目安)/ZWO 公式 Mini Cameras(ASI120MM Mini の AR0130CS・1280×960・3.75µm・12bit・QE 約 80%・USB2.0 Type-C+ST4)

なお 30F5 の「〜750mm が目安」という数値からも分かるとおり、素の C8(2032mm)を小型ガイド鏡でガイドするのは目安を大きく超えます。だからこそ、レデューサーで焦点距離を縮める(次章)か、長焦点では OAG を選ぶ、という判断が効いてきます。上位のガイドカメラとして ASI220MM Mini もあります。出典: ZWO 公式 30F5(適合焦点距離の目安)。C8 の焦点距離は Celestron 公式

ASIAIR でのオートガイド手順(概要)

ASIAIR はオートガイドだけでなく、極軸合わせ・プレートソルブによる自動導入(GoTo)・ライブスタック・フォーカス調整までを 1 台で束ねるコントローラーです。オートガイドのおおまかな流れは次のとおりです。出典: ZWO ASIAIR PRO User Manual(フォーカス調整・極軸合わせ・ライブスタック・オートガイド・マウントコントロールパネルによる GoTo/プレートソルブ自動導入)

  1. ガイドカメラを ASIAIR に接続し、ガイド設定画面を開く。
  2. 露出時間を 1〜4 秒程度に設定し、画面に星が見える状態にする。
  3. キャリブレーションを実行。ASIAIR が赤道儀をわずかに動かしてガイド星の動き方(赤経・赤緯の応答)を測定する。基準星は手動でも、ASIAIR に自動で選ばせることもできる。
  4. キャリブレーションが完了するとガイドが自動で有効化され、ガイドグラフで誤差をモニターしながら撮影できる。

出典: ZWO ASIAIR PRO User Manual §Guiding(露出 1〜4 秒推奨・キャリブレーションで赤経/赤緯のガイドレートを測定・適切な星を自動選択・完了後にガイド有効化・ガイドグラフ表示)

④ C8 を扱いやすくする:f/6.3 レデューサー

C8 をそのまま使うと焦点距離 2032mm・F10 ですが、セレストロン f/6.3 レデューサー(×0.63)を付けると、焦点距離は約 1280mm・F6.3 になります(2032 × 0.63 ≒ 1280)。焦点距離が短くなると、(1) 同じ対象がより明るく短時間で写り、(2) 写る範囲(写野)が広がり、(3) 拡大率が下がるぶんオートガイドの難易度も下がる、という三拍子のメリットがあります。さらにレデューサーは像面湾曲を補正し、四隅の星像も整えます。出典: C8 の素の焦点距離 2032mm/F10 は Celestron 公式。×0.63 による短焦点化は算術(2032×0.63≒1280)。

初心者がまず系外銀河や星雲を撮るなら、「EAF で電動ピント」+「f/6.3 レデューサーで約 1280mm」+「ガイド鏡+ガイドカメラ+ASIAIR」という組み合わせが、扱いやすさと写りのバランスに優れます。

1 点だけ注意:Celestron の 0.7x レデューサー(EDGE-HD 用)を併用する構成では、機種・個体によって SCT アタッチメントの端部とレデューサーが干渉する事例が報告されています。レデューサー併用を予定している場合は、事前に干渉の有無を確認してください。出典: Astronomicsおよび弊社製品ページの注記(0.7x レデューサー併用時にブラケット端と干渉する事例あり・個体差・要事前確認)

⑤ 初心者のおすすめステップ(まとめ)

  1. ステップ 1:電動ピント化。EAF(EAFN がおすすめ)+ C8/C9.25 専用 SCT アタッチメント+ ASIAIR で、まず「触れずにピントが合う」を体験する。
  2. ステップ 2:短焦点化。f/6.3 レデューサーで約 1280mm にして、写りとガイドのしやすさを底上げする。
  3. ステップ 3:オートガイド導入。ASIAIR + ガイドカメラ(ASI120MM Mini など)+ ガイド鏡(30F5 など)でガイドを開始。星が点に写る撮影へ。
  4. ステップ 4:精度を上げる。長焦点での歩留まりを突き詰めるなら、たわみゼロの OAG にステップアップ。

「自分の C8・赤道儀・撮影カメラに対して、どの EAF とカプラ径か」「ガイド鏡と OAG のどちらが合うか」は構成によって変わります。迷ったら、お手持ちの機材を教えていただければ最適な組み合わせをご提案します。

本記事で扱った C8 電動化+オートガイドの主な機材です。在庫・最新価格は各商品ページ、または公式 LINE でご確認いただけます。

⑥ 機材選び・接続の相談|商品ページ・公式 LINE のご案内

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最終更新: 2026-05-30/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は ZWO 公式マニュアル(EAF・ASIAIR)・ZWO 公式製品情報・Celestron 公式・ZWO 正規販売店の公表情報に基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は記載していません。

よくある質問(FAQ)

Q. EAF を付けたら、もう手でピントは回せなくなりますか?

純正のフォーカスノブを外してモーターを直結する方式ですが、ASIAIR や PC、別売のハンドコントローラーから手動でも IN/OUT 方向にピントを送れます。EAF Pro は本体側面の手動ボタンでも操作できます。出典: ZWO EAF Manual V2.4 §Manual Focus Control(ハンドコントローラー/ソフトからの手動操作)

Q. SCT アタッチメントは「旧 EAF 用」と書いてありますが、新しい EAFN でも使えますか?

使えます。現行ロットは 4mm(EAFN/EAF Pro 用)と 5mm(旧 EAF 用)の 2 種類のカプラを同梱しています。ただしお届けロットによって同梱状況が異なる場合があるため、新型でお使いの際はご注文前にカプラ径の確認をおすすめします。出典: ZWO 公式 EAFN/EAF Pro 専用アクセサリ(4mm/5mm 2 カプラ同梱)/弊社製品ページのロット差注記

Q. オートガイドは「ガイド鏡」と「OAG」のどちらを買えばいいですか?

はじめやすいのはガイド鏡+ガイドカメラです。ただし C8 は焦点距離が長く、別鏡筒のたわみ差(差動たわみ)が出やすいため、突き詰めると OAG が有利です。初心者はまず f/6.3 レデューサーで約 1280mm に短縮し、ガイド鏡で始めるのが現実的です。出典: Celestron 公式 Off-Axis Guider(長焦点での OAG の優位=差動たわみの排除)

Q. ガイド鏡 30F5 は C8 のガイドに使えますか?

30F5 の適合の目安は焦点距離 750mm 程度までです。素の C8(2032mm)はこれを大きく超えるため、f/6.3 レデューサー併用(約 1280mm)や、長焦点では OAG の検討をおすすめします。具体的な相性は構成により変わるので公式 LINE でご相談ください。出典: ZWO 公式 30F5(適合焦点距離の目安)

Q. EAF の設定で最初に必ずやることは何ですか?

0 位置(フォーカサーを完全に引き込んだ位置)と、最大ステップ数(フルストローク以下の安全な位置)の設定です。モーターのトルクが強いため、これを怠るとフォーカサーを破損するおそれがあります。出典: ZWO EAF Manual V2.4 §Additional Installation Information

Q. ASIAIR がなくても EAF やオートガイドはできますか?

できます。EAF は ASCOM/INDI に対応し、PC 上の N.I.N.A.・SharpCap・SGP などからも制御できます。オートガイドも PHD2 などの PC ソフトで可能です。ASIAIR はこれらをスマホ/タブレット 1 台にまとめられる点が利点です。出典: ZWO EAF Manual V2.4(ASCOM/INDI 対応・各種天文ソフト対応)

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最終更新: 2026-05-30/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は ZWO 公式マニュアル(EAF・ASIAIR)・ZWO 公式製品情報・Celestron 公式・ZWO 正規販売店の公表情報に基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は記載していません。