ZWO ASI585MM Pro 使い方・撮影設定 完全ガイド|Sony IMX585 モノクロを一次情報だけで解説

ZWO ASI585MM Pro 使い方・撮影設定 完全ガイド|Sony IMX585 モノクロを一次情報だけで解説

ZWO ASI585MM Pro は Sony IMX585 モノクロ版(STARVIS 2)を搭載した 1/1.2 型 8.29MP の冷却カメラです。本記事では、公式マニュアル・Sony 公式センサーフライヤーを一次情報として、電源・接続・保護窓・バックフォーカス・ソフトウェア・Gain / Offset / HCG モード・冷却温度・ピクセルスケール・校正フレームまで、初日から迷わずに撮影に入るための実務設定を通しで解説します。

① センサーと基本仕様|Sony IMX585 モノクロ版とは

ASI585MM Pro は Sony の Type 1/1.2(対角 12.84mm)モノクロ CMOS IMX585-AAMJ1 を搭載した冷却カメラです。有効画素は 3840×2160 の 8.29MP、単位画素は 2.9μm 角、センサーサイズは 11.136mm×6.264mm と定められています。

出典: ZWO ASI585MC/MM Pro Product Manual §3.2 Camera Specifications

出典: Sony IMX585-AAMJ1 Flyer / Description・Device Structure(「Monochrome Cameras」用の 12.84mm 型 CMOS、有効 3856×2180 のうち推奨記録画素 3840×2160)

Sony の STARVIS 2 テクノロジーは裏面照射型(BSI)画素技術で、旧 STARVIS 比で単一露光時に 8dB 以上広いダイナミックレンジ(AD 12bit 換算)を実現する設計です。Sony 公式リリースでは 88dB のダイナミックレンジ、従来モデル比で約 8 倍のダイナミックレンジを謳っています。

出典: Sony IMX585-AAMJ1 Flyer / STARVIS 2 脚注

出典: Sony Semiconductor Solutions News Release (2021-06-29)|1/1.2-type 4K CMOS Image Sensor for Security Cameras

基本仕様一覧

項目 ASI585MM Pro
センサー Sony-IMX585(モノクロ・裏面照射)
センサーサイズ / 対角 11.136 × 6.264 mm / 12.84 mm
解像度・画素ピッチ 3840×2160(8.29MP)・2.9μm 角
シャッター / 露光時間 ローリングシャッター / 32μs〜2000s
QE ピーク / 読出しノイズ 91% / 0.7〜6.4 e(3.8e @ 19.5dB Gain)
フルウェル容量 / ADC 38.7Ke / 12bit・10bit 切替
最大フレームレート 47fps @ 3840×2160(RAW8 高速モード)
DDR3 バッファ / 通信 512MB / USB 3.0 Type-B + USB 2.0 Hub
冷却 / Delta T 2 段 TEC / 30〜35°C(環境 30°C 時)
質量 / 外形 0.47kg / φ78 × 73.5mm

出典: ZWO ASI585MC/MM Pro Product Manual §3.2 Camera Specifications(表の全項目)

② 電源・接続・保護窓の基本

本機は外部電源が必須で、公式マニュアルは 12V DC アダプター(D5.5×2.1mm、センターピン+)、3〜5A または 11〜14V のリチウムバッテリー、あるいは ASIAIR からの給電を推奨しています。冷却時の最大消費電力は 22.6W、非冷却時は 2.5W です。指定電圧を外れた電源は「取り返しのつかない損傷につながる恐れがある」と明記されています。

出典: ZWO ASI585MC/MM Pro Product Manual §2 Notice for Use / §3.7 Power Consumption

データ側は USB 3.0 Type-B、さらに本体に USB 2.0 Hub を内蔵しています。この Hub 経由で EFW(フィルターホイール)ガイドカメラEAF(電動フォーカサー)を数珠つなぎでき、母機 (PC / ASIAIR) 側のポートを 1 本に集約できます。付属ケーブルは 2m の USB 3.0 が 1 本、0.5m の USB 2.0 が 2 本。0.5m ケーブルは ASIAIR と Hub の接続用として設計されています。

出典: ZWO ASI585MC/MM Pro Product Manual §3.8 High Transmission Speed / §4 What's in the Box

センサー前には直径 21mm・厚さ 1.1mm の AR コート反射防止フィルターを保護窓として装備。近紫外〜近赤外域の透過率を高めつつセンサーを外傷から守る設計です(外形図側では「D32×2mm AR」表記もありますが仕様表の値は前者)。この保護窓の存在によって、UV / IR カットフィルターや UV / IR パスフィルターの効果はそのまま活かせます。

出典: ZWO ASI585MC/MM Pro Product Manual §3.4 Protective Window / §3.1 External View

③ 光学系のつなぎ方|バックフォーカスと M42

カメラ本体側は M42×0.75(T2)スレッド。バックフォーカス(センサー面〜取付端)は、11mm リング装着時で 17.5mm、リングを外すと 6.5mm です。付属スペーサーは 0.1mm×1・0.2mm×2・0.5mm×1 の 4 枚で、望遠鏡側の指定バックフォーカスに合わせて数十マイクロ〜1mm 単位で追い込めます。

出典: ZWO ASI585MC/MM Pro Product Manual §3.2 Camera Specifications / §4 What's in the Box

屈折鏡・フラットナー / レデューサー系の多くは、指定バックフォーカスが 55mm に統一されつつあります。マニュアルには「55mm ベストバックフォーカスのためのソリューション」章が用意されており、11mm リング + T2 延長 + フィルタードロワー(光学長 21mm)を組合わせて 55mm を作る設計です。ZWO 純正 M42 フィルタードロワー FD-M42 はカメラ側 M42×0.75 外ネジ、望遠鏡側 M48×0.75 内ネジで、そのまま 55mm 光学系に組込めます。

出典: ZWO ASI585MC/MM Pro Product Manual §6.1〜6.3 Connection Methods

接続系スケルトン(55mm 標準系の例)

部位 光学長 補足
ASI585MM Pro(11mm リング付) 17.5mm M42×0.75 外ネジ
ZWO M42 フィルタードロワー FD-M42 21mm M42×0.75 / M48×0.75
16.5mm M42-M48 延長 16.5mm Manual §6.1 での標準構成部品
合計 55.0mm 付属スペーサーで微調整

出典: ZWO ASI585MC/MM Pro Product Manual §6.1 Connecting to Nikon/Canon Lens / §6.2 Solutions for 55mm back focus(本表の光学長・部品はいずれも Manual §6 記載の構成要素から作成)

④ ソフトウェア環境|ASIStudio・ASIAIR・ASCOM

ASI585MM Pro は Windows・Linux・macOS X で動作します。ZWO 公式の ASIStudio は Windows(x86/x64)・macOS・Linux 版が用意され、2026-07-01 時点で V1.21 が配布されています。ASIStudio に含まれるモジュールは以下の 3 つが公式ブログで明示されています。

モジュール 用途
ASICap 惑星・太陽・月面撮影(Lucky Imaging 系の動画キャプチャ)
ASIImg DSO 撮影(長時間露光、スケジュールタスク対応)
ASILive ライブスタック(リアルタイムでスタック・ストレッチ・ノイズ低減)

出典: ZWO Software Center(ASIStudio V1.21 / 2026-07-01 リリース、Windows・macOS・Linux 各版)

出典: ZWO 公式ブログ「What is ASIStudio」(ASICap / ASIImg / ASILive の役割)

スマホ / タブレットのみでの運用は、ZWO の Wi-Fi コントロールボックス ASIAIR(Plus / Mini など)で対応できます。Windows/Mac 側では ASCOM DriverCamera Driver が別配布されており、これを経由することで NINA・SharpCap・APT などのサードパーティ天体撮影ソフトからも制御できます(DirectShow Driver は SharpCap の DirectShow 経由接続や動画配信系ソフトで利用)。

出典: ZWO Software Center(Mobile Apps: ASIAIR / Desktop: ASIStudio・Camera Driver・ASCOM Driver・DirectShow Driver)

⑤ Gain・Offset・HCG モードの使い分け

本機の Gain 特性は「HCG(High Conversion Gain)モード」の存在で理解しやすくなります。公式マニュアル §3.3 では「Gain 252 以上で HCG モードが自動オンになり、ダイナミックレンジは約 11 stops、読出しノイズは 0.7e 以下に下がる」と記載。公式製品ページの「Low read noise, High dynamic range」節では「Gain 200 で HCG モードが自動オンになる」と表記されており、HCG のトリガー Gain 値はマニュアルは 252、製品ページは 200と両論あります。実運用では ZWO ASIStudio / ASIAIR の Gain スライダー上で HCG マーカー(点線)が表示されるので、そのマーカー位置を跨ぐ Gain を選ぶのが安全です。

出典: ZWO ASI585MC/MM Pro Product Manual §3.3 Read Noise(「At gain 252 and above, the HCG mode is automatically turned on」)

出典: ZWO 公式製品ページ ASI585MC/MM Pro「Low read noise, High dynamic range」節(「When the gain reaches 200, the HCG mode will be automatically turned on」)

用途別 Gain の使い分け(初期値の目安)

用途 Gain の目安 意図
LRGB ブロードバンド(L/R/G/B 単色) 100 前後(HCG 未満) 明部の飽和を避けフルウェル 38.7Ke を活かす
ナローバンド(Hα / OIII / SII) 252 以上(HCG 有効) 読出しノイズ 0.7e 以下・11 stops DR を得る
惑星・月面(Lucky Imaging) 短時間露光で明部が飛ばない値 1〜数十 ms 単位での高 fps キャプチャ

出典(LRGB=100 / ナローバンド=252 の運用値): AstroBackyard「ZWO ASI585MM Pro Review」Sensor Specs and Performance(ブロードバンドは Gain 100、ナローバンドは Gain 252 を推奨。「Gain 252 では明部が飽和」)

出典(HCG の read noise 下降): ZWO Manual §3.3 Read Noise

Offset は「バイアス側で 0 に張り付かせないための持ち上げ」であり、ダーク・フラットの整合性を保つため撮影セッション中は固定してください。Offset 値そのものはマニュアル・公式ページに具体的な推奨数値の記載がないため、本記事では「Gain と一緒に固定する」原則のみ記載します(Offset の初期値は ASIStudio / ASIAIR の UI 側デフォルトを起点に、ヒストグラム最左が完全に 0 に潰れない範囲で 1 段ずつ探るのが基本手順です)。

⑥ 冷却温度とダーク電流の管理

2 段 TEC 冷却により、環境温度から Delta T 30〜35°C のセンサー冷却が可能です(環境 30°C 時実測)。マニュアル §3.6 には「長時間動作時に Delta T が下がる」「環境温度が下がると Delta T も減少する」という重要な注記があり、真夏に環境 30°C で Delta T 35°C を安定して維持するのは前提条件付きの数値です。

出典: ZWO ASI585MC/MM Pro Product Manual §3.2 Camera Specifications / §3.6 Two-stage TEC Cooling

実運用の目安として、センサー設定温度 −10°C を初期値に選ぶと、日本の一般的な夜間気温(10〜25°C)で TEC 使用率に余裕を残せます。設定温度を安定させる意義は 2 つ:ダーク電流を一定に保ってダークライブラリーの再利用性を確保すること、スタック時のノイズ分散を均質化することです。

出典(環境 20°C 時に -10°C を維持できたという記載): BBC Sky at Night Magazine「ZWO ASI585MM Pro」Active cooling

「Zero Amp Glow(アンプグロー無し)」設計は本機の大きな強みで、公式マニュアルは「露光時間や Gain 値によらず、極めてクリーンなダークフレームが得られる」と記載しています。これは長秒露光時のダーク補正が単純化される(アンプグロー除去のための特殊補正が不要)ことを意味します。ただしダーク電流そのものはゼロにはならないため、ダーク減算は依然として必要です。

出典: ZWO ASI585MC/MM Pro Product Manual §1「No Amp Glow」 および ZWO 公式製品ページ「Zero Amp Glow」節

結露対策(アンチデュー)

冷却時は前面保護窓に結露が発生する場合があります。ZWO は保護窓外側に貼付する Anti-Dew Heater Strip を専用アクセサリとして提供しており、TEC の電源系と Y ケーブルで並列接続する設計です。ダーク・湿度・気温条件によって必要性が変わるため、「結露が観測されたら装着」の運用で問題ありません。

出典: ZWO ASI585MC/MM Pro Product Manual §2 Notice for Use(動作環境 -5〜50°C・湿度 20〜80%)(結露は動作環境外での使用に相当)

⑦ 焦点距離とピクセルスケール

2.9μm という比較的小さな画素は、短焦点屈折との相性がよく決まります。ピクセルスケール(arcsec/pixel)は次の一般式で求まります。

ピクセルスケール [arcsec/pixel] = 206.265 × 画素サイズ [μm] ÷ 焦点距離 [mm]

出典: 一般的光学公式(三角法によるラジアン → 秒角変換の恒等式・ZWO 公式マニュアルには非掲載。本記事は光学工学の一般常識として記載)

焦点距離別ピクセルスケール(2.9μm 画素)

焦点距離 ピクセルスケール 視野(水平) 典型的な用途
250 mm 2.39 arcsec/px 約 2.55° 広域星雲・アンドロメダ M31 全景
400 mm 1.49 arcsec/px 約 1.59° 大型星雲(M42・M8・北アメリカ)
500 mm 1.20 arcsec/px 約 1.28° 中型星雲・散開星団
800 mm 0.75 arcsec/px 約 0.80° 系外銀河・惑星状星雲(オーバーサンプリング寄り)

出典: 上式に本機の画素 2.9μm と各焦点距離を代入した計算値。画素サイズは ZWO Manual §3.2。視野は 3840 画素 × ピクセルスケール ÷ 3600 で換算した目安値。

本機は 250〜500mm の短焦点屈折との相性が特に良く決まります。800mm を超えると 2.9μm × 8.29MP でオーバーサンプリング寄りになるため、天候由来のシーイング FWHM を下回るスケールになりがちです。長焦点系ではフルウェル 38.7Ke を活かす低 Gain・長露光と、必要に応じた 2×2 binning(ADC 出力側での再サンプリング)で対応します。

出典(短焦点向きの記述): AstroBackyard「Which Telescope to Pair the ASI585MM Pro With」節(250〜400mm が最適、400〜500mm も心地よい画像スケール)

⑧ 校正フレーム(Dark / Flat / Dark-Flat)

本機の設計上、Zero Amp Glow・冷却温度セット可能・低読出しノイズという条件が揃うため、CMOS カメラ標準の校正フローがそのまま使えます。

各校正フレームの役割

校正フレーム 目的 撮影条件を揃える項目
Dark(ダーク) 熱雑音・ホットピクセルの除去 露光時間・Gain・Offset・センサー温度
Flat(フラット) 周辺減光・センサーゴミ影の除去 光学系(フィルターまで)・Gain・Offset
Dark-Flat Flat 撮影時のバイアス / 熱雑音の除去 Flat と同じ露光時間・Gain・Offset・温度

出典(表の 3 種の役割は CMOS 校正の一般原則。Zero Amp Glow の記述より本機はダーク補正が単純化される): ZWO Manual §1「No Amp Glow」(記事本文の校正手順自体は光学工学の一般原則として記載)

冷却温度をセットして運用する本機では、ダークライブラリを露光時間・Gain・温度の組合わせで作り置きできます。運用手順の骨格は次の通りです。

  1. ライト撮影で使う「露光時間・Gain・Offset・センサー温度」の組合わせを事前に決める。
  2. その組合わせで 30〜50 枚のダークを撮り、median スタックしてマスターダークを作る(露光時間の 15〜25 倍程度が目安)。
  3. Flat は薄明フラット・スカイフラット・LED パネル等で撮影し、フィルターごとにセットを作る(Gain・Offset・センサー温度もライトと一致させる)。
  4. Flat と同じ露光・Gain・Offset・温度で Dark-Flat を 30 枚以上撮る。
  5. スタッキングソフト(PixInsight / DeepSkyStacker / Siril / ASIStudio ASIImg など)でライト × ダーク × フラット × ダークフラットを掛け合わせる。

⑨ 関連商品

本機と組合わせる周辺機材は「M42×0.75 / 55mm バックフォーカス」を軸に選ぶと迷いません。以下は天体ショップ取扱の主要商品です。

  • ZWO ASI585MM Pro — 本記事の主対象。Sony IMX585 モノクロ版・冷却・USB 3.0。
  • ZWO ASI585MC Pro — 同一センサーのカラー(OSC)版。ワンショットカラーで手早く撮りたい方向け。
  • ZWO ASIAIR Mini — Wi-Fi コントロールボックス。USB 3.0 カメラと Mini カメラの制御に対応。
  • ZWO EAFN(New EAF) — USB Type-C の電動フォーカサー。ASIAIR / ASIStudio でオートフォーカスが可能。

⑩ 導入前のご相談|商品ページ・公式 LINE のご案内

本記事で扱った商品ページはこちら

ZWO ASI585MM Pro を商品ページで見る →

どこよりも安く買うなら公式 LINE

最安値はご相談ください。ご購入前に公式 LINE で最新価格と在庫状況を個別にご案内しています。「ASI585MM Pro」とメッセージをお送りください。

  • ASI585MM Pro と組合わせる望遠鏡・フラットナー・レデューサーの相性を個別にご案内
  • ASIAIR Mini / Plus・EFW・EAFN・フィルタードロワーの構成パッケージ相談
  • LINE 登録で特別クーポン配布中

LINE で価格・在庫を確認する →

初めてのお客様へ

LINE 登録が難しい方向けに、メールで対応いたします。support@tenbundo.com までお気軽にご連絡ください。

最終更新: 2026-07-08/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は ZWO 公式マニュアル・Sony 公式センサーフライヤー・ZWO 公式製品ページに基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。

よくある質問(FAQ)

Q1. HCG モードは Gain 200 と 252 のどちらで自動オンになりますか?

公式マニュアル §3.3 は「Gain 252 以上で自動オン」、公式製品ページの「Low read noise, High dynamic range」節は「Gain 200 で自動オン」と表記が分かれています。実運用では、ASIStudio / ASIAIR の Gain スライダー上に HCG マーカーが表示されるので、そのマーカーを跨ぐ Gain(多くの場合 250〜260 台)を選べば読出しノイズ 0.7e 以下・11 stops の DR を確保できます。

Q2. カラー版の ASI585MC Pro とどう使い分けますか?

センサー物理仕様(サイズ・画素・QE・冷却・USB)は共通です。モノクロ版(MM)は L / R / G / B / Hα / OIII / SII のフィルターをフィルターホイールで交換する運用が前提で、フィルター選択によって圧倒的な感度と自由度が得られます。カラー版(MC)はワンショットで色情報が撮れる代わりに、ベイヤーマスク分の感度損失があります。運用の手数と機材構成が全く異なるため、フィルター一式と EFW を含む総額で判断してください。

Q3. バックフォーカス 55mm 系にどう合わせますか?

11mm リング装着状態の 17.5mm に、ZWO M42 フィルタードロワー(21mm)と 16.5mm M42-M48 延長を加えると合計 55.0mm になります。付属の 0.1 / 0.2 / 0.2 / 0.5mm スペーサーで、望遠鏡側の指定値との差分を追い込めます。

Q4. どのくらいの冷却温度を目安にすればよいですか?

2 段 TEC の Delta T は環境温度 30°C 時に 30〜35°C という仕様のため、日本の一般的な夜間気温(10〜25°C)では −10°C を初期値にするとダーク電流を安定させつつ TEC 使用率に余裕を残せます。真夏の熱帯夜は 0°C や +5°C まで持ち上げて Delta T の余裕を保つ運用も現実的です。ダーク電流を毎回一定にできる温度をあらかじめ決めておくと、ダークライブラリの使い回しができます。

Q5. 惑星撮影にも使えますか?

使えます。USB 3.0 で 3840×2160・47fps(RAW8)、640×480 なら 192.9fps、320×240 なら 347.3fps が公式に規定されており、Lucky Imaging に十分なフレームレートです。惑星撮影では ASICap(ASIStudio 内)で ROI と高速モードを併用し、狭い画角で高 fps 動画を稼ぐのが基本手順です。

Q6. 動作環境の温度・湿度はどこまで大丈夫ですか?

公式マニュアル §2 が動作温度 −5°C〜50°C、動作湿度 20〜80%、保存温度 −20°C〜60°C、保存湿度 20〜95% と規定しています。動作環境を外れた使用はカメラ損傷のリスクがあるため、真冬の氷点下運用や高湿度環境では結露対策・断熱対策と併用してください。

Q7. 保証はどうなっていますか?

天体ショップ(株式会社天文堂)では、弊社独自の「初期不良 60 日 + 3 年保証」を全 ZWO 製品にお付けしています。ZWO 社側は製品保証を製品受取翌日から起算して 2 年間提供する規定です。詳しくは商品ページ末尾の保証記載をご参照ください。

参考にした一次情報

本記事で扱った商品ページはこちら

ZWO ASI585MM Pro を商品ページで見る →

どこよりも安く買うなら公式 LINE

最安値はご相談ください。ご購入前に公式 LINE で最新価格と在庫状況を個別にご案内しています。「ASI585MM Pro」とメッセージをお送りください。

  • ASI585MM Pro と組合わせる望遠鏡・フラットナー・レデューサーの相性を個別にご案内
  • ASIAIR Mini / Plus・EFW・EAFN・フィルタードロワーの構成パッケージ相談
  • LINE 登録で特別クーポン配布中

LINE で価格・在庫を確認する →

初めてのお客様へ

LINE 登録が難しい方向けに、メールで対応いたします。support@tenbundo.com までお気軽にご連絡ください。

最終更新: 2026-07-08/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は ZWO 公式マニュアル・Sony 公式センサーフライヤー・ZWO 公式製品ページに基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。