ZWO F-HLDR フィルターホルダー|使い方・撮影設定の完全ガイド

ZWO F-HLDR フィルターホルダー|使い方・撮影設定の完全ガイド

ZWO F-HLDR は、ZWO 純正フィルタードロワー(Gen 2)用の「差し替え用ホルダー」です。撮影中にワンタッチでフィルターを入れ替える運用は、電動フィルターホイール(EFW)ほど設備投資をせずに広く天体撮影の効率を底上げしてくれます。本ガイドでは、対応ドロワーの世代(Gen 1/Gen 2)と物理仕様、装着手順、1.25 インチフィルターへの変換、バックフォーカスへの組み込み方、そして ASIAIR や NINA を使うときのフィルター名運用まで、ZWO 公式マニュアル・公式製品ページの一次情報に基づいて整理します。

① F-HLDR は何のためのアクセサリか

ZWO F-HLDR は、ZWO 純正フィルタードロワーに「差し込むホルダーの本体側パーツ」です。ドロワー本体(フィルターを保持する枠)は 1 個しか同梱されておらず、複数のフィルターを撮影中に素早く入れ替えたいときは、F-HLDR を追加購入して各ホルダーに 1 種類ずつフィルターをネジ止めしておき、装着済みホルダーごと差し替える運用になります。

これによって「暗闇で 2 インチのフィルターセルを緩めて交換する」というリスクの高い作業が不要になり、結露や指紋・落下トラブルを避けながら撮影中でも短時間でフィルターを切り替えられます。

出典: Astronomics — ZWO Extra 2" Filter Holder (Gen 2) 製品ページZWO Official — New 2″ Filter Drawer(F-HLDR は Gen 2 ドロワー用の差し替え式 2 インチフィルターホルダー)

② 適合ドロワーと非互換世代(購入前チェック)

F-HLDR は「Gen 2(第二世代)」の以下 4 種のドロワーに適合します。Gen 1(旧世代)とは物理的に互換性がなく、差し込むこと自体ができません。中古で入手した古いドロワーや、2022 年 12 月以前に発売されたロットには特に注意してください。

ドロワー 世代 F-HLDR 適合 主な用途
FD-M42-II(M42/M48 ドロワー) Gen 2 4/3〜APS-C の ASI 冷却 CMOS 用の定番
M54 ドロワー(Gen 2) Gen 2 フルサイズ機(ASI2600 Duo/ASI6200/ASI2400)用
Canon EOS 用ドロワー Gen 2 EOS レンズ + ASI 冷却機(バックフォーカス 17.5 mm)
Nikon 用ドロワー Gen 2 Nikon F レンズ + ASI 冷却機(バックフォーカス 17.5 mm)
FD-M42(初代)/M54(初代) Gen 1 × 物理形状が違うため Gen 2 の F-HLDR は差し込めない

世代の見分け方:Gen 2 は側面にロックネジが 1 本追加され、ホルダー本体が磁石で吸い付く構造に変わりました。「側面のツマミ/ネジがあり、ホルダーを差すとカチッと磁力で止まる」なら Gen 2、「シーソー式のバネのみ」で吸着感がないなら Gen 1 と判別できます。

出典: Astronomics — F-HLDR 適合表(M42/M48 Gen 2, M54 Gen 2, EOS, Nikon 用ドロワー適合)/Gen 1 とは非互換ZWO Astro USA — New 2″ Filter Drawer("Old and new filter holder designs are incompatible")ZWO Official — Double strong magnets / Lock screw on the side

③ フィルターサイズと物理仕様

F-HLDR に収まるのは 2 インチのマウント済みフィルターで、直径 50.8 mm・厚さ 7.5 mm 以内が上限です。フィルター側のネジは M48×0.75。市販の 2 インチフィルターはこの規格が標準で、そのままねじ込んで固定します。素材はアルミ合金にアルマイト仕上げで、光学系のたわみを防ぐ剛性を確保しています。

項目 F-HLDR の仕様
対応フィルター 2 インチ・マウント済み/未マウント両対応(直径 50.8 mm・厚さ 7.5 mm 以内)
フィルター側ネジ M48 × 0.75(メス)
素材/仕上げ アルミ合金+アルマイト
世代 Gen 2(第二世代/Gen 1 とは非互換)

フィルターの厚さが「7.5 mm を超える」ケースは、汎用品ではあまり多くありません。ただし一部の光学的に分厚い干渉フィルター(保護マウントが厚いもの)や、独自セル入りの狭帯域フィルターは 7.5 mm を超える場合があります。購入前にメーカーのスペックシートでマウント込み厚さを必ず確認してください。

出典: Astronomics — F-HLDR 仕様(2-inch, 50.8mm × 7.5mm, M48×0.75, aluminum/anodized)

④ 装着手順(磁石+ロックネジで隙間ゼロに)

Gen 2 のドロワーは「差す/磁石で止まる/ロックネジで締める」の 3 ステップで完結します。夜間・撮影中の運用に耐える手順として、以下の順序を守ってください。

  1. フィルターを F-HLDR にねじ込む(明るいうちに):フィルターの M48 側を F-HLDR の中央のねじに軽く手回しで締結する。工具は使わない。裏表を間違えると干渉フィルター系の性能が出ないので、印字面を必ず「望遠鏡側(対物側)」に向けるのが基本です。
  2. ドロワー本体を光路に取り付ける:望遠鏡側は M48 または M54(機種による)で締結。カメラ側は M42 または M54 で結合。バックフォーカスの合計は 55 mm を目標にする(詳細は §⑥)。
  3. F-HLDR をドロワーに差し込む:ドロワーのスロットに F-HLDR を差し込むと、2 個の強力磁石が働いて「カチッ」と自吸します。手を離しても抜け落ちない位置で止まっていることを確認します。
  4. 側面のロックネジで固定する:Gen 2 では側面にロックネジが 1 本あります。指で軽く回して締め、ホルダーとドロワー本体の隙間をゼロに詰めます(このネジは迷光対策の主役でもあります。§⑦ 参照)。
  5. フィルター切替の運用:夜間に別のフィルターに交換するときは、ロックネジを緩めて F-HLDR を引き抜き、別のフィルター付き F-HLDR を差し込み、再びロックネジで締める。フィルターセルを緩めるのはこのフローでは発生しません。

出典: ZWO Official — Double strong magnets adopted for stronger adsorption / Lock screw on the side for you to adjust the tension of the holder to eliminate gap

⑤ 1.25 インチフィルターを載せる(T2-1.25 アダプタ)

手持ちのフィルター資産が 1.25 インチしかない場合でも、ZWO 純正の T2-1.25 アダプタ(別売)を使えば F-HLDR の M48 ねじに載せられます。アダプタ側は「外側 M42×0.75 オス/内側 M28.5×0.6 メス/厚さ 3 mm」の仕様で、F-HLDR 本体に付属する M48-M42 変換のねじ穴を経由して装着します(M48 ↔ M42 の橋渡しはドロワー同梱の M48-M42F アダプタで行うのが一般的です)。

ただし 1.25 インチフィルターは 2 インチ機のセンサー全域を覆えないため、APS-C 以上のセンサー面積では周辺にケラレ(口径絞り/黒潰れ)が出ます。1.25 インチ運用は、4/3 型センサー(ASI533 等)までを目安に、視野中央に絞って撮影する構成のときに限定するのが安全です。

出典: ZWO Official — T2-1.25″ Filter Adapter(M42×0.75 male / M28.5×0.6 female / 3mm)ZWO Official — APS-C は 2″ or 36mm フィルター推奨(ケラレ回避)

⑥ バックフォーカスに F-HLDR を組み込む(55 mm 光路の作り方)

ZWO の冷却 CMOS カメラは、レデューサーやフラットナーの補正性能を活かすために「センサー面 ↔ 光学素子後端」の距離=バックフォーカスを 55 mm に合わせるのが基本です。F-HLDR(=ドロワー本体)は光路の一部として物理厚みを持つので、光路長設計に必ず組み込みます。

要素 光路長への寄与 備考
M42 フィルタードロワー本体 21 mm 同梱の M48-M42F アダプタを使うと T2 延長リング分の距離も兼ねられる
M54 フィルタードロワー本体 20 mm M54 版はフルサイズ機で使う。同梱は M54-M48F-2mm アダプタ
Nikon 用ドロワー(FD-Nikon) 29 mm ASI カメラ側 BF 17.5 mm と組合せて Nikon F マウント BF を作る
Canon EOS 用ドロワー(FD-EOS) 26.5 mm 同上(EOS フランジ 44 mm 系)
2 インチ EFW(参考) 20 mm EFW と迷ったときの厚さ比較用(§⑧)
フィルター実厚の 1/3 + 実厚 ÷ 3 例:厚さ 2 mm フィルター → 約 +0.67 mm を光路長に加算(ZWO 公式ルール)

M42 ドロワー基本スタック例:望遠鏡(フラットナー後端)→ M42 リング → M42-M48 変換 → M48 延長 → ドロワー本体 21 mm → M48-M42 変換 → カメラ側 T2(合計 55 mm 目安)。

M54 ドロワー基本スタック例:望遠鏡側 M54 → M54 延長 → ドロワー本体 20 mm → M54-M48 変換 → フルサイズ機(合計 55 mm 目安)。M42 ドロワーをフルサイズ機に流用したい場合は、別売の M54 アダプタで M42 ドロワーの M42 側を M54 に置き換えられます(同梱 2 mm 六角レンチで交換)。

フィルター厚み補正のポイント:フィルターは光路中で「見かけの光学距離」を短くする効果があり、ZWO 公式は「実厚の約 1/3 を光路長に加算」する経験則を採用しています。厚み 2〜3 mm のフィルターならスペーサー計算はさほど神経質にならなくても済みますが、7 mm 級の分厚いセルを載せた瞬間に「実厚の 1/3」だけで 2 mm 以上動くので、星像が甘くなったら真っ先に疑うべきポイントです。

出典: ZWO Official — 55mm Back Focus Guide(55mm BF・2″ EFW/M54 drawer 20mm・M42 drawer 21mm・filter 1/3 rule)ZWO Official — FD-Nikon 29mm / FD-EOS 26.5mmZWO Official — M54 adapter for M42 filter drawer

⑦ 迷光対策と側面ロックネジの使い方

Gen 2 のドロワー本体には「anti-light-leaking design」が明記されています。設計上のポイントは 3 つです。

  1. 強力磁石によるホルダー吸着:F-HLDR がドロワーの奥までしっかり吸い付くと、上下方向の隙間が最小化されます。差し込みが浅いと磁石は握らないので、必ず「カチッ」の感触を確認します。
  2. 側面ロックネジによる張力調整:Gen 2 の側面ロックネジは「tension of the holder to eliminate gap(隙間を詰めるためのテンション調整)」用です。単なる抜け止めではなく、公差ぶんの微小な浮きを潰して迷光の進入路を塞ぎます。
  3. 順序が重要:磁石で吸着 →(浮きゼロを目視確認)→ ロックネジで締結、の順を守ること。ネジを先に締めるとホルダーが正しい奥位置まで到達せず、隙間が残ります。

撮影中に淡い星雲を長時間露光する用途では、この隙間による迷光が「センサー面での薄いカブリ」となって画像処理を難しくします。ロックネジを触ったことがない場合は、次の遠征前に一度指締めで動作確認しておくと安心です。

出典: ZWO Official — anti-light-leaking design / Double strong magnets / Lock screw for gap elimination

⑧ 撮影ソフト側の設定:ASIAIR / NINA / APT でフィルター名をどう扱うか

F-HLDR は手動フィルタードロワーの一部品なので、電動フィルターホイール(EFW)と違って撮影ソフトから「今どのフィルターが入っているか」を電気的に検知することはできません。この前提を踏まえて、代表 3 ソフトでの現実的な運用を整理します。

ASIAIR の場合

ASIAIR には EFW 用の Filters Settings 画面がありますが、これは電子接続された EFW を検出したときだけ有効になります。手動ドロワー運用時は、FITS ヘッダの FILTER フィールドが空欄のまま保存されるのが正常な挙動です。

推奨運用:撮影計画(Plan)を「フィルターごとに Autorun をいったん停止 → フィルター差替 → 別 Plan を実行」で分割し、フォルダ名や撮影ノートに手動でフィルター名を書き込みます。ASIAIR は撮影日時ごとにフォルダを掘るので、日付+フィルター名の対応表を DAILY.md 等に残しておくと後工程で困りません。

NINA の場合

NINA には「Manual Filter Wheel」というダミーの Filter Wheel プロファイルを設定できます。フィルター名(L / R / G / B / Ha / OIII / SII 等)をリスト登録し、シーケンス上で「フィルター切替」ステップに達するとダイアログでポップアップし、fujii がドロワーで物理的に差し替えたあと「OK」を押すと FITS ヘッダに手動フィルター名が書き込まれるという運用が可能です。1 晩に L・R・G・B と切り替える LRGB 撮影では特に強力です。

APT の場合

APT の Plans Editor は各行ごとに Filter 列を持ちますが、これは自動フィルターホイールを想定した機能です。手動ドロワーで運用するときは、Plans を「L の連続」「R の連続」…とフィルター単位で分けておき、行間で fujii が物理的に差し替える運用が現実的です。FITS ヘッダに書き込まれる FILTER フィールドは、その Plan の Filter 列の名前と一致します。

出典: ZWO Astro USA — EFW は ASIAIR / ASIStudio / ASCOM / ZWO SDK 対応(=手動ドロワーは電子検出対象外)(NINA の Manual Filter Wheel および APT の Plans Editor 動作は、実機 UI の設計として一般に確立された運用手順)

⑨ EFW(電動)と F-HLDR(手動)はどう使い分けるか

ZWO ラインナップには電動フィルターホイールの EFW と、手動のフィルタードロワー(+ F-HLDR)の 2 系統があります。同じ「フィルター切替」でも、光路長・電力・ソフトウェア連携が変わります。

項目 EFW(電動) フィルタードロワー + F-HLDR(手動)
切替方式 モーター回転/ソフト制御 手動で F-HLDR ごと差し替え
有効厚さ 全機種 20 mm(50 mm 角のみ 16 mm) M42 = 21 mm / M54 = 20 mm
電源/通信 USB-C 1 本(5 V / 120 mA) 電源不要
ソフト連携 ASIAIR / ASIStudio / ASCOM / ZWO SDK 対応(撮影シーケンスで自動切替) 電気的検出はできない(§⑧ の手動運用)
遠隔運用 可能 不可(現地で差替が必要)
初期コスト 中〜高(フィルター 5〜8 枚同時装填) 低(ドロワー本体+F-HLDR を増設)

選び方の目安:一晩で 4 種類以上のフィルターを自動で切り替えたい/リモート撮影が中心なら EFW。手動でも構わず、まずは光害カットとナローバンド 2 種類くらいから始めたい/観測地までフィルターを持って回りたいなら、フィルタードロワー+ F-HLDR の複数所持が身軽です。

出典: ZWO Astro USA — EFW 有効厚 20mm / 50mm 角 16mm / USB-C / 5V 120mA / ASIAIR・ASIStudio・ASCOM・SDK 対応ZWO Official — フィルタードロワー厚さ M42 21mm / M54 20mm

⑩ よくある運用トラブルと予防|商品ページ・公式 LINE のご案内

F-HLDR は単純なメカ部品ですが、遠征現場では「差し替え後にピント位置が微妙にずれた」「フィルターの向きを間違えて感度が落ちた」「差し込みが浅く迷光が入った」といった細かなトラブルがつきものです。以下 3 点を撮影前に必ずチェックしてください。

  • フィルターの向き:干渉フィルター系(Ha, OIII, デュアルバンド)は印字面/コーティング面を光源側(望遠鏡側)に向けるのが基本。逆に付けると帯域外の光が抜けて S/N が落ちます。
  • 差し込みの深さ:Gen 2 は磁石で「カチッ」と自吸してから、側面ロックネジで締結。順序を逆にすると隙間が残ります。
  • ピント再取り:フィルターごとに厚みが違えば焦点位置も動きます。フィルターを切り替えたら必ずオートフォーカスを実行してください(EFW と併用する場合はフィルターオフセットの登録で自動化できますが、手動運用でも「差し替え → AF 」の 2 手を癖にすると失敗が減ります)。

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最終更新: 2026-08-24/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は ZWO 公式製品ページおよび公式ガイド(55mm Back Focus Guide 等)に基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。

FAQ

Q1. F-HLDR は Gen 1(旧)ドロワーにも使えますか?

使えません。ZWO 公式および Astronomics の説明どおり、Gen 2 の F-HLDR は Gen 1 の M42/M54 ドロワーとは互換性がありません。Gen 1 用の予備ホルダーは別型番(FL-HLDR-M42 等)が用意されています。

Q2. 7.5 mm を超える厚さのフィルターは載せられますか?

載せられません。F-HLDR 側の受け寸法が 7.5 mm 上限(マウント込み)のため、これを超えるフィルターは物理的に閉じられなくなります。EFW 側にも同様の物理上限があるので、フィルター選定時にはマウント込みの実厚を必ず確認してください。

Q3. F-HLDR を追加するとバックフォーカスは変わりますか?

変わりません。F-HLDR はドロワー本体のスロットに差し込むパーツで、光路長を追加するのは「ドロワー本体」の方です。ドロワー本体の 20(M54)〜 21 mm(M42)ぶんは 55 mm 光路の中に組み込む必要がありますが、差し替え用の F-HLDR を何個持っていてもバックフォーカスは変わりません。

Q4. フィルターごとに焦点位置がずれるのはなぜですか?

フィルター自身の屈折によって「見かけの光路長」が短くなるためです。ZWO 公式は「フィルター実厚の約 1/3 を光路長に加算」する経験則を推奨しています。フィルターを切り替えたら、ソフト側のフィルターオフセット機能を使うか、都度オートフォーカスを実行してください。

Q5. ASIAIR で撮った FITS ファイルの FILTER フィールドが空になります。故障ですか?

故障ではありません。ASIAIR は電動 EFW を検出したときだけ FILTER フィールドを自動で書き込みます。手動ドロワーの場合、電気的にどのフィルターが刺さっているか検出できないため、フィールドは空欄のまま保存されます。撮影計画をフィルターごとに分けてフォルダ名で管理するか、NINA の Manual Filter Wheel など手動確認プロンプトを持つソフトを使うのが実用的です。

Q6. 1.25 インチのフィルターしか手元にないのですが、F-HLDR で使えますか?

ZWO 純正の T2-1.25 アダプタを併用すれば装着できます。ただし APS-C 以上のセンサーではケラレが出るので、4/3 型センサー以下(ASI533 等)での運用を目安にしてください。

Q7. M42 ドロワーで買ってしまいましたが、フルサイズ機に流用できますか?

ZWO 純正の M54 アダプタ(別売・2 mm 六角レンチ同梱)で M42 ドロワーのカメラ側を M54 に置き換えられます。この構成でフルサイズ機(ASI2600 Duo/ASI6200/ASI2400 系)にも使えるようになります。ただしフィルターは 2 インチ(= 48 mm 有効径)が下限なので、周辺光量とケラレを許容できるかは事前に画角シミュレーションしてください。

Q8. F-HLDR を複数枚持つときの管理コツはありますか?

フィルターごとに 1 個ずつ F-HLDR を割り当て、側面に養生テープでフィルター名(L/R/G/B/Ha/OIII 等)を貼っておく運用が最もシンプルです。夜間の暗闇でも触感で識別でき、差し替え順を間違えにくくなります。フィルターを外して別のドロワーに移し替える運用は、指紋や落下のリスクが上がるので避けたほうが無難です。

参考にした一次情報

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