ZWO T2 マウントアダプター 完全ガイド|Canon EF / Nikon F / Micro Four Thirds / Sony E(NEX) 4 マウント比較

ZWO T2 マウントアダプター 完全ガイド|Canon EF / Nikon F / Micro Four Thirds / Sony E(NEX) 4 マウント比較

ZWO の ASI 天体カメラに DSLR・ミラーレスのカメラレンズを取り付けたいときは、「ASI カメラ側の T2 ネジ」と「お手持ちのレンズマウント」をつなぐ専用の T2 アダプターが必要です。本記事では ZWO 公式の現行 4 製品「EOS-T2-Ⅱ(Canon EF 用)」「Nikon-T2-Ⅱ(Nikon F 用)」「T2 to M43(Micro Four Thirds 用)」「Sony Adapter(Sony NEX / E マウント用)」について、対応 ASI カメラ・絞り制御の可否・選び方の判断材料を、すべて ZWO 公式情報と各マウントの公式規格に基づいてまとめます。フルサイズ機(ASI6200 / ASI2400)には別系統の専用アダプターが必要な点にも触れます。

① T2 マウントとは何か(M42×0.75 / フランジバック 55mm)

「T マウント」もしくは「T2 マウント」と呼ばれる規格は、外径 42mm・ピッチ 0.75mm の金属ネジ規格です。表記としては M42×0.75 と書きます。古い「M42 スクリューマウント(ペンタックス系)」は M42×1.0(ピッチ 1.0mm)で、T2 とはピッチが異なるため互換性がありません。出典: Wikipedia "T-mount" / Specifications(M42×0.75 と M42×1.0 の区別)

T2 マウントの規定フランジバック距離(マウント面からセンサー / フィルム面までの距離)は 55mm です。望遠鏡やフラットナー、フィルターホイール、OAG など、天文光学機器の汎用接続規格として長年使われてきました。出典: Wikipedia "T-mount" / Flange focal distance 55 mm

T マウントの起源は 1957 年で、日本の Tamron / Taisei が最初の交換レンズに採用したものです。現在広く普及している M42×0.75 の T2 規格は 1962 年頃に標準化されました。出典: Wikipedia "T-mount" / History(Tamron / Taisei、1957 年、1962 年標準化)

② ZWO 公式 T2 アダプター 4 製品の早見表

ZWO が現行で販売している、ASI カメラ ←→ DSLR / ミラーレスレンズの T2 アダプターは次の 4 製品です。いずれも公式仕様で「対応 ASI カメラ」が明確に区切られているのが特徴です。

製品名 対応レンズマウント 同梱パーツ 対応 ASI カメラ フルサイズ機(ASI6200 / ASI2400)
ZWO EOS-T2-Ⅱ Canon EF(EOS マウント) EOS-T2 アダプター + 5mm T2 エクステンダー 17.5mm BF: Cooled 機 / ASI174 / ASI294 / ASI183 / ASI1600 / ASI533 / ASI2600
12.5mm BF(5mm エクステンダー併用時): ASI120 / ASI224 / ASI290 / ASI178 / ASI385 / ASI462
非対応
ZWO Nikon-T2-Ⅱ Nikon F 29mm Nikon-T2 アダプター + 5mm T2 エクステンダー Cooled: ASI533 / ASI183 / ASI294 / ASI1600 / ASI071 / ASI2600
非冷却 17.5mm BF: ASI1600 / ASI294 / ASI183 / ASI174
非冷却 12.5mm BF: ASI178 / ASI385 / ASI462 / ASI290 / ASI224 / ASI120
非対応
ZWO T2 to M43 Micro Four Thirds(M43 / MFT) 単体(公式仕様にパーツ構成の明記なし) ASI1600 / ASI294 / ASI183 / ASI174 シリーズ / ASI533MC-P (公式記載なし)
ZWO Sony Adapter Sony NEX(E マウント / マニュアルレンズのみ) 単体(公式仕様にパーツ構成の明記なし) ASI1600 / ASI294 / ASI183 / ASI174 / ASI432 / ASI585 (公式記載なし)

出典: ZWO 公式 EOS-T2 製品ページ Description 欄 / Nikon-T2 製品ページ Description 欄 / T2 to M43 製品ページ / Sony Adapter 製品ページ

③ 各マウントのフランジバック距離(規格値)

カメラレンズと ASI カメラの組み合わせで合焦できるかどうかは、レンズ側のマウント規格フランジバック距離(FFD)と、アダプターが提供する光路長で決まります。本記事で扱う 4 つのマウントの公式 FFD は以下のとおりです。

マウント フランジバック距離(FFD) 補足
Canon EF 44mm EF / EF-S レンズは絞りが電子制御(機械的な絞りリングを持たない設計が一般的)
Nikon F 46.5mm スロート径 44mm。古い D 系列・MF 系列のレンズは絞りリングあり
Micro Four Thirds 19.25mm ミラーレス。フランジバックが短く、各社レンズの再アダプトが容易
Sony E(NEX) 18mm 内径 46.1mm。ミラーレスで最も普及している E マウントの母体
(参考)Nikon Z 16mm スロート 55mm。Z レンズ用の ZWO T2 アダプターは本記事執筆時点では公式ラインアップ未確認
(参考)T2 55mm M42×0.75 ネジ。望遠鏡・天文機材側の標準

出典: Wikipedia "Flange focal distance"(Canon EF 44mm) / Wikipedia "Nikon F-mount"(46.5mm / スロート 44mm) / Wikipedia "Micro Four Thirds system"(19.25mm) / Wikipedia "Sony E-mount"(18mm / 46.1mm) / Wikipedia "Nikon Z-mount"(16mm)

④ ZWO ASI カメラのバックフォーカス体系(17.5mm / 12.5mm)

ZWO の T2 アダプター仕様を読み解くには、ASI カメラ側のバックフォーカス(M42 メネジ面 ←→ センサー面の距離)が 2 系統に分かれていることを押さえる必要があります。

カメラ区分 バックフォーカス 該当機種(公式記載)
冷却 Pro 機 17.5mm ASI071MC Pro 等の冷却機(M42 メネジ面 ←→ センサー面 = 17.5mm)。フルサイズ機 ASI6200 / ASI2400 は同じ 17.5mm の母体ながら、対角 43mm のセンサーに対して T2-Ⅱ アダプターでは光路がケラレるため、別系統の専用アダプターが用意されている
非冷却・大型センサー機 17.5mm ASI174 / ASI294 / ASI183 / ASI1600 / ASI533 / ASI2600
非冷却・小型センサー機 12.5mm ASI120 / ASI224 / ASI290 / ASI178 / ASI385 / ASI462(5mm の差分は EOS-T2-Ⅱ / Nikon-T2-Ⅱ 同梱のエクステンダーで埋める)

出典: ZWO ASI071MC Pro Manual V1.5(M42 メネジ面からセンサー面までが 17.5mm) / Agena AstroProducts: ZWO Astronomy Cameras Buyer's Guide(冷却 Pro 機・大型/小型非冷却機のバックフォーカス区分) / ZWO 公式: ASI6200 55mm 接続ガイド(センサー対角 43mm / M48-M42 アダプターはセンサーを遮る)

EOS-T2-Ⅱ と Nikon-T2-Ⅱ は、いずれもこの 17.5mm の冷却・大型機を本体だけで、12.5mm の小型機を同梱の 5mm エクステンダー併用で、同時にカバーする設計になっています。出典: ZWO 公式 EOS-T2 製品ページ Description 欄("EOS-T2 adapter without T2-extender is suitable for 17.5mm backfocus distance ASI cameras" / "with the 5mm T2-extender, suitable for all 12.5mm backfocus ASI cameras")

⑤ ZWO EOS-T2-Ⅱ|Canon EF レンズと ASI カメラを繋ぐ

ZWO 公式の現行 EOS-T2-Ⅱ アダプターは、メイン本体の EOS-T2 アダプターと、5mm の T2 エクステンダーの 2 部品で構成されます。新型は「unadjustable(無調整型)」と公式に明記されており、光路長が固定です。出典: ZWO 公式 EOS-T2 製品ページ Description 欄("This new ZWO-EOS-T2-Ⅱ adapter has two parts" / "This new type is unadjustable")

対応 ASI カメラと組み立て手順は次のとおりです。

  • 冷却機・非冷却大型機(17.5mm バックフォーカス)に使う場合: 5mm エクステンダーを使わず、EOS-T2 アダプター本体だけを ASI カメラの T2 メネジに直接ねじ込みます。対応機種は ZWO 公式記載で Cooled 機・ASI174 / ASI294 / ASI183 / ASI1600 / ASI533 / ASI2600(ASI6200・ASI2400 を除く)。
  • 非冷却小型機(12.5mm バックフォーカス)に使う場合: 5mm T2 エクステンダーを EOS-T2 アダプターと ASI カメラの間に挟みます。対応機種は ZWO 公式記載で ASI120 / ASI224 / ASI290 / ASI178 / ASI385 / ASI462。
  • IR-CUT フィルター: 2 インチ IR-CUT フィルターを併用できます。
  • フルサイズ機(ASI6200 / ASI2400): 公式記載で除外。これらの機種では別系統の専用アダプター(2 インチ EFW 経由など、55mm バックフォーカス用の構成)が必要です。

出典: ZWO 公式 EOS-T2 製品ページ Description 欄 / ZWO 公式: ASI6200 55mm 接続ガイド(フルサイズ機での 55mm バックフォーカス接続パターン)

EF レンズの絞り制御に関する注意

Canon EOS EF / EF-S レンズは、絞りがカメラ本体からの電気信号で制御される完全電子制御方式です。新しいレンズの大半は機械的な絞りリングを持たないため、T2 アダプター経由で ASI カメラに装着しただけでは絞りを変えることができず、開放絞りに固定されてしまうのが一般的です。出典: Bob Atkins: Canon EOS lens Adapters - Using Manual focus lenses on Canon EOS bodies(EF レンズの完全電子絞り)

絞り込みたい場合は、Canon の DSLR ボディでレンズを装着し、希望の絞り値に設定 → 絞り込みボタン(プレビュー)押下 → カメラの電源を切らずにレンズを外す、という「強制 stop-down」の手順を踏むことで、その絞り値を保持したまま T2 アダプター側に移し替えるテクニックが知られています。出典: Bob Atkins: Canon EOS lens Adapters - Using Manual focus lenses on Canon EOS bodies(強制 stop-down 手順)

⑥ ZWO Nikon-T2-Ⅱ|Nikon F レンズと ASI カメラを繋ぐ

ZWO 公式の Nikon-T2-Ⅱ アダプターは、29mm の Nikon-T2 アダプター本体と、5mm の T2 エクステンダーの 2 部品で構成されます。ZWO が独自に開発した製品であることが公式に明記されています。出典: ZWO 公式 Nikon-T2 製品ページ Description 欄("independently developed by ZWO" / "composed of a 29mm new Nikon-T2 adapter and a 5mm T2 extender")

適合 ASI カメラは 3 階層で記述されています。出典: ZWO 公式 Nikon-T2 製品ページ Description 欄("Connection method")

  • ASI 冷却機: ASI533 / ASI183 / ASI294 / ASI1600 / ASI071 / ASI2600
  • 非冷却(17.5mm バックフォーカス): ASI1600 / ASI294 / ASI183 / ASI174
  • 非冷却(12.5mm バックフォーカス): ASI178 / ASI385 / ASI462 / ASI290 / ASI224 / ASI120
  • 除外: フルサイズ機 ASI6200 / ASI2400 は非対応(公式に明記)
  • IR-CUT フィルター: 2 インチ IR-CUT フィルターを併用可能

Nikon F レンズの絞り制御に関する注意

Nikon F マウントの新しい G タイプ(G 系列・2000 年以降の AF-S / AF レンズの多く)は、レンズ側に絞りリングを持たず、カメラボディ側で絞りを制御する設計です。ZWO 公式の Nikon-T2-Ⅱ アダプターは ZWO 側の電子接点を持たない純機械的なアダプターであるため、G タイプレンズと組み合わせた場合に絞り値を変える機構を持ちません(このことは、公式製品ページに掲載されたユーザーレビューでも詳しく報告されています)。出典: ZWO 公式 Nikon-T2 製品ページ ユーザーレビュー欄("Not recommended for G-series lenses (2000 and newer) without aperture ring")

絞りリングを持つ古い MF Nikkor / Ai / Ai-S / D 系列のレンズ、あるいはサードパーティの完全マニュアルレンズ(Samyang / Rokinon 等)であれば、レンズ側で絞りを操作できるため Nikon-T2-Ⅱ との相性は良好です。出典: ZWO 公式 Nikon-T2 製品ページ ユーザーレビュー欄("It has absolutely rock-solid lock up to my lenses, both Nikkor and third-party" / "manual Korean lenses or old Nikkor D-series lenses, this is an absolute game changer")

⑦ ZWO T2 to M43|Micro Four Thirds マウント

ZWO の T2 to M43 アダプターは、Micro Four Thirds(M43 / MFT)規格のレンズを ASI カメラの T2 ネジに接続するためのアダプターです。公式仕様で対応カメラが明示されています。出典: ZWO 公式 T2 to M43 製品ページ Description 欄

  • 対応 ASI カメラ: ASI1600 / ASI294 / ASI183 / ASI174 シリーズ / ASI533MC-P(公式記載)
  • マウント規格: Micro Four Thirds(M43 / MFT)。フランジバック 19.25mm の薄型ミラーレス規格。
  • 注意: フルサイズ機 ASI6200 / ASI2400 への適合は ZWO 公式仕様には明記されていません。本記事ではフルサイズ機での使用は推奨対象外として扱います。
  • 対応レンズ: M43 は電子接点を介して絞り・AF を制御する規格であり、機械的アダプターでは絞り操作・AF はできないため、絞りリング付きの古い MF レンズなど手動制御可能なレンズが現実的な組み合わせになります。

出典: Wikipedia "Micro Four Thirds system"(規格 / フランジバック 19.25mm) / ZWO 公式 T2 to M43 製品ページ(対応カメラ)

⑧ ZWO Sony Adapter|Sony NEX / E マウント(マニュアルレンズ専用)

ZWO の Sony Adapter for ASI Cameras は、Sony NEX(E マウント)のマニュアルレンズを ASI カメラに接続するためのアダプターです。公式仕様で「マニュアルレンズのみ対応、AF レンズには非対応」と明記されている点が、4 製品の中で最も特徴的です。出典: ZWO 公式 Sony Adapter 製品ページ Description 欄("Only support manual lenses supported, not compatible with automatic lenses")

  • 対応 ASI カメラ: ASI1600 / ASI294 / ASI183 / ASI174 / ASI432 / ASI585(公式記載)
  • 対応レンズ: マニュアル(手動)絞り・手動フォーカスのレンズのみ。AF レンズは非対応。
  • レンズ条件: ZWO 公式は「バックフォーカス 18.5mm の E マウントレンズに対応」と記載(マニュアルレンズに限定)。
  • フルサイズ機(ASI6200 / ASI2400): 公式仕様には明記なし。本記事ではフルサイズ機での使用は推奨対象外として扱います。

出典: ZWO 公式 Sony Adapter 製品ページ Description 欄(対応カメラ / 18.5mm BF / マニュアルレンズ限定)

Sony E マウントは規格としては電子接点で絞り・AF を制御する設計(フランジバック 18mm、内径 46.1mm)ですが、ZWO の機械的アダプターでは電子接点を介した制御ができないため、絞りリング付きのマニュアルレンズ(Samyang / Rokinon / オールドレンズアダプター経由など)が事実上の組み合わせ対象になります。出典: Wikipedia "Sony E-mount"(フランジバック 18mm / 内径 46.1mm / 電子接点による制御)

⑨ どのアダプターを選ぶか|決定の流れ

4 製品の選択は、(A) お手持ちのレンズマウント、(B) ASI カメラの型番、(C) 絞りを変えたいかどうか、の 3 点で決まります。

  1. まず ASI カメラがフルサイズ機(ASI6200 / ASI2400)かを確認: そうであれば本記事の 4 製品はいずれも非対応。フルサイズ機専用の 55mm バックフォーカス接続(2 インチ EFW 経由 / M54 フィルタードロワー / OAG-L + 2 インチ EFW など)を採用してください。出典: ZWO 公式: ASI6200 55mm 接続ガイド(5 通りの接続方法)
  2. 次にレンズマウントで 4 製品から候補を 1 本に絞る: Canon EF → EOS-T2-Ⅱ。Nikon F → Nikon-T2-Ⅱ。Micro Four Thirds → T2 to M43。Sony NEX(E) → Sony Adapter。
  3. 絞り操作の要否を確認: 天体撮影でも絞りを変える運用(例: 開放収差を避けるため F4 まで絞る)が必要であれば、レンズ側に絞りリングがある個体(古い MF Nikkor / Samyang / Rokinon など)を選ぶか、Canon EF の場合は「強制 stop-down」手順を運用に組み込みます。
  4. ASI カメラのバックフォーカス(17.5mm or 12.5mm)を確認して、5mm エクステンダー使用の要否を判断: EOS / Nikon の場合のみ、本体に同梱。

下記 4 製品はすべて当店で取り扱いがあり、ZWO 公式仕様に基づく組み合わせ確認を行ったうえで発送します。価格・在庫・組み合わせの確認は商品ページ、または公式 LINE で個別にご相談ください。

すべての商品は弊社独自の初期不良 60 日 + 3 年保証の対象です。ZWO 社の製品保証(販売店経由でのメーカー対応)と合わせて、長期にお使いいただける運用体制を整えています。

⑪ 商品ページ・公式 LINE のご案内

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最終更新: 2026-05-20/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は ZWO 公式製品ページ・ZWO 公式マニュアル PDF・各マウント規格の公開仕様に基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。

⑫ よくあるご質問(FAQ)

Q1. EOS-T2-Ⅱ で Canon EF レンズの絞りを変えたいのですが、可能ですか?

A. ZWO の EOS-T2-Ⅱ は機械的なアダプターで、Canon DSLR のような電子的な絞り制御機能を持ちません。Canon EF レンズの大半は機械的な絞りリングを持たない設計のため、装着しただけでは開放絞りに固定されます。絞りを変えたい場合は、Canon DSLR ボディで絞り値を設定 → 絞り込みボタン(プレビュー)を押下 → カメラの電源を切らずにレンズを外す、という「強制 stop-down」の手順でレンズ単体の絞り値を保持する方法が知られています。出典: Bob Atkins: Canon EOS lens Adapters

Q2. Nikon-T2-Ⅱ で AF-S / AF-P / G タイプの新しい Nikon レンズは使えますか?

A. ZWO 公式製品ページのユーザーレビューで「絞りリングを持たない G 系列(2000 年以降のレンズ)には推奨しない」と明示されています。AF-P 系列は電源供給がないとフォーカスリングが回らない設計のものがあり、ZWO の機械的アダプターでは制御できません。絞りリングを持つ古い MF Nikkor / Ai / Ai-S / D 系列のレンズ、または完全マニュアル設計の Samyang / Rokinon との組み合わせが現実的です。出典: ZWO 公式 Nikon-T2 製品ページ ユーザーレビュー欄

Q3. ASI6200MM Pro / ASI2400MC Pro でカメラレンズを使いたい場合は?

A. EOS-T2-Ⅱ と Nikon-T2-Ⅱ はいずれも公式仕様で「ASI6200 / ASI2400 を除く」と記載されており、フルサイズ機には適合しません。フルサイズ機では 55mm バックフォーカスを確保した接続が必要で、ZWO 公式は 5 通りの接続パターン(アダプタのみ / 2 インチ EFW / M54 フィルタードロワー / M68 OAG + M54 フィルタードロワー / OAG-L + 2 インチ EFW)を提示しています。なかでも OAG-L と 2 インチ EFW を組み合わせる方法を最も推奨しています。出典: ZWO 公式: ASI6200 55mm 接続ガイド

Q4. T2 マウントと旧 M42 マウント(ペンタックス系)は同じネジですか?

A. いいえ、別物です。T2 は M42×0.75(ピッチ 0.75mm)、旧 M42 マウントは M42×1.0(ピッチ 1.0mm)です。外径こそ同じ 42mm ですがピッチが異なるため、無理にねじ込むとネジ山を破損します。出典: Wikipedia "T-mount"

Q5. T2 to M43 アダプターでフルサイズ機(ASI6200)を M43 レンズで使えますか?

A. ZWO 公式の T2 to M43 製品ページには ASI6200 / ASI2400 の記載がありません。さらに M43 は規格としてイメージサークルが 4/3 型センサー向けに最適化されており、フルサイズ機の対角 43mm のセンサーをカバーする想定で設計されたレンズはほぼ存在しません。本記事ではフルサイズ機への M43 レンズ流用は推奨対象外として扱います。出典: ZWO 公式 T2 to M43 製品ページ / Wikipedia "Micro Four Thirds system"

Q6. Sony Adapter で AF レンズ(FE 24-105mm F4 など)は使えますか?

A. ZWO 公式は「マニュアルレンズのみ対応、AF レンズには非対応」と明示しています。Sony E マウントは電子接点で絞りや AF を制御する規格ですが、ZWO の Sony Adapter には電子接点がないため、絞りを変える機構そのものを持ちません。Samyang / Rokinon の絞りリング付き完全マニュアルレンズ、または絞りリング付きオールドレンズを E マウント側で受けるアダプター経由の運用が現実的です。出典: ZWO 公式 Sony Adapter 製品ページ Description 欄

Q7. Nikon Z マウント用の ZWO T2 アダプターはありますか?

A. 本記事執筆時点(2026 年 5 月)では、Nikon Z マウント用の ZWO T2 アダプターは公式ラインアップで確認できていません。Z マウントはフランジバック 16mm と非常に短く、F マウントの 46.5mm との差を利用して F-Z 純正アダプター(FTZ / FTZ II)等で F レンズを使う運用が一般的なため、ZWO 側としては既存の Nikon-T2-Ⅱ + 純正 F レンズ運用がカバーする領域だと考えられます。出典: Wikipedia "Nikon Z-mount"

Q8. 2 インチ IR-CUT フィルターを併用したいのですが、どのアダプターに付けられますか?

A. ZWO 公式が「2 インチ IR-CUT フィルター併用可」と明示しているのは EOS-T2-Ⅱ と Nikon-T2-Ⅱ の 2 製品です。T2 to M43 と Sony Adapter については公式仕様にフィルター併用の記載がないため、確実な運用情報は公式 LINE またはメールで個別にお問い合わせください。出典: ZWO 公式 EOS-T2 製品ページ / ZWO 公式 Nikon-T2 製品ページ

参考にした一次情報

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最終更新: 2026-05-20/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は ZWO 公式製品ページ・ZWO 公式マニュアル PDF・各マウント規格の公開仕様に基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。