ZWO T2-M43 アダプター 入門|Micro Four Thirds レンズを ASI カメラに付けるための完全ガイド
ZWO T2-M43 アダプター 入門|Micro Four Thirds レンズを ASI カメラに付けるための完全ガイド
ZWO の T2 to M43 adapter(商品名そのまま)は、名前だけ見ると「T2 ネジと M43 ネジをつなぐ変換ねじ」に読めますが、実際には T2 ネジ(M42×0.75) と Micro Four Thirds(MFT / M4/3)バヨネットレンズマウント をつなぐアダプターです。Olympus・Panasonic・Voigtländer などの MFT レンズを、ASI294/ASI533/ASI1600/ASI183/ASI174 系のカメラに直接取り付けて、広い視野の星景・星野撮影に使うためのものです。本記事では、そもそも T2 と M43 が何なのか、なぜ 12.7mm の 1 枚のリングで無限遠にピントが合うのか、どのレンズが使えて何が落とし穴なのかを、ZWO 公式マニュアル・公式ストア情報と MFT 規格書ベースで一次情報から順に解説します。
① そもそも「T2」と「M43」とは何か
T2 = M42×0.75 の「T スレッド」(M42 Pentax とは別物)
T2(T-2、T スレッド、T-mount) は、42mm 径・ピッチ 0.75mm のねじ規格です。もともとは 1957 年に Taisei Kōgaku Kōgyō K.K.(後の Tamron)が発表したカメラ用アフターマーケット交換レンズ用マウントで、その後 M42×0.75 型の「T スレッド」が 1962 年ごろに定着し、天文機材でも標準的な結線ねじとして採用されました。
出典: Wikipedia「T-mount」History および Description(「a male 42×0.75 (42 mm diameter, 0.75 mm thread pitch) metric thread」「Tamron... released in 1957」)
ややこしいのが、同じ「42mm 径」でもピッチが異なる別規格「M42(Pentax マウント、M42×1.0)」が存在することです。ネジ径が同じなので少し回すと入ってしまいますが、ピッチが違うためすぐに固くなり、無理に締めるとネジ山が破損します。ZWO の T2 系ポートは すべて M42×0.75 で、Pentax の M42×1.0 レンズをそのまま取り付けることはできません。
出典: Wikipedia「T-mount」(「M42 lens mount which is also 42 mm diameter, but has a 1 mm thread pitch」)
M43 = Micro Four Thirds のバヨネットレンズマウント(M43 ネジではない)
ZWO の「T2 to M43 adapter」の「M43」は、Micro Four Thirds(MFT / M4/3) の略称です。43mm のネジ規格ではなく、Olympus Imaging Corporation と Panasonic が 2008 年に共同発表したミラーレスカメラのバヨネットマウント規格を指します。
出典: Wikipedia「Micro Four Thirds system」Introduction(「The Micro Four Thirds system (MFT or M4/3 or M43) is a standard released by Olympus Imaging Corporation and Panasonic in 2008」)
Micro Four Thirds の物理仕様は以下のとおりです。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| マウント形式 | 3 爪バヨネット |
| フランジバック(Flange focal distance) | 19.25 mm |
| 撮像領域 | 17.3 mm × 13.0 mm(対角 21.63 mm) |
| スロート径 | 約 38 mm |
| 電気接点 | 11 ピン |
出典: Wikipedia「Micro Four Thirds system」System specifications(「a bayonet type lens mount with a flange focal distance of 19.25 mm」「17.3 mm × 13.0 mm (21.63 mm diagonal)」「11-contact connector」「throat diameter is about 38 mm」)
ここで重要なのは、MFT アダプター経由で ASI カメラに取り付けたとき、レンズ側の電気接点はどこにも接続されないということです。オートフォーカス、絞り制御、手ぶれ補正といった電子連携はすべて機能しません。ピントも絞りも「レンズ本体のリングを手で回す」操作でのみ行える、というのが、これから何度も出てくる大前提です。
Four Thirds(旧 4/3)レンズは付かない
2003 年に先行して発表された旧「Four Thirds(4/3)」規格は、フランジバック 38.67mm の一眼レフ用マウントです。MFT はこれを 19.25mm まで短縮した別マウントであり、ZWO T2-M43 は Micro Four Thirds 専用で、旧 Four Thirds レンズには対応しません。
出典: Wikipedia「Micro Four Thirds system」(「Micro Four Thirds reduced the specified flange focal distance from 38.67mm to 19.25mm」)/ Teleskop-Express 商品説明(「Does not work with Four Thirds lenses」)
② 対応する ZWO ASI カメラ一覧
ZWO 公式ストアおよび公式代理店(First Light Optics、Teleskop-Express、365astronomy)が明記している対応機種は次のとおりです。
| 対応 ASI カメラシリーズ | 主なセンサー形式 |
|---|---|
| ASI174 シリーズ | グローバルシャッター系(1/1.2″) |
| ASI183 シリーズ | 1″(IMX183) |
| ASI294 シリーズ | 4/3″(IMX294 / IMX492) |
| ASI1600 シリーズ | 4/3″(IMX183 系サイズ相当) |
| ASI533MC-P | 1″ 正方(IMX533) |
出典: First Light Optics 商品ページ(「ASI-1600 ASI-294 ASI-183 ASI-174 & ASI-533MC-P series cameras」)/ 365astronomy 商品説明 / Teleskop-Express
共通しているのは、いずれもカメラフロントに M42×0.75(T2)ねじを持ち、素の back focus が 6.5mm、11mm の T2 エクステンダーリング装着時に 17.5mm になるファミリだという点です。ASI294/ASI533 Pro の公式マニュアルには次のように明記されています。
| 機種 | Adapter 表記 | Back focus |
|---|---|---|
| ASI294 Pro | M42*0.75 | 6.5mm(11mm T2 エクステンダーを外した状態) |
| ASI533MC/MM Pro | 2″ / M42 x 0.75 | 17.5mm / 6.5mm |
出典: ZWO ASI294 Manual V2.2 §3「Camera technical specifications」および §5.5「Back focus distance」(「When 11mm T2 Extender is removed from camera, back focus length is reduced to 6.5mm」)/ ZWO ASI533MC/MM Pro Manual §3.2「Camera Specifications」および §3.1「External View」(「T2 extender ring: Internal M42 thread, 11mm thick, removable」)
③ なぜ「12.7mm 1 枚のアダプター」で無限遠が合うのか
これが本アダプター最大の設計ポイントです。「MFT レンズは 19.25mm 先に像を結ぶ」「ASI カメラの素の面から sensor までは 6.5mm」――この 2 つの数値の差である 約 12.7mm を、アダプター 1 枚で埋める設計になっています。
ZWO の T2 to M43 adapter は、代理店 3 社(First Light Optics / 365astronomy / Teleskop-Express)が揃って以下の寸法を掲載しています。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| カメラ側インターフェース | T2 メスねじ(M42×0.75) |
| レンズ側インターフェース | Micro Four Thirds(M4/3)バヨネット |
| 光路長(厚み) | 約 12.7 mm |
| 外径 | 約 54.8 mm |
| 重量 | 約 0.15 kg |
出典: First Light Optics 商品仕様(「Diameter: Approximately 54.8mm」「Light path distance: Approximately 12.7mm」「Camera side: Female T-thread (M42x0.75)」)/ 365astronomy Specifications(Weight 0.15kg)
フランジバックの合計は次のように積み上がります。
差分 0.05mm は加工公差の範囲内で、実運用では無視して問題ありません。MFT レンズの無限遠マーク付近でピントが合う、というのがこのアダプターが 1 枚だけで済む理由です。
④ 冷却版でも「T2 エクステンダーリング(11mm)を外す」のが正解
ここで一番間違えやすいのが、ASI Pro 系(冷却版)に工場出荷時から取り付いている 「T2 extender ring」 の扱いです。ZWO の ASI294 Pro / ASI533 Pro のマニュアルは、カメラフロントに 11mm 厚の T2 エクステンダーリング(内側 M42 ねじ)が装着された状態で出荷されると明記しています。
もし T2 エクステンダーを付けたまま T2-M43 アダプターを重ねると、合計フランジバックは 11 + 6.5 + 12.7 = 約 30.2mm となり、MFT 規格 19.25mm を 11mm 近くオーバー します。この状態では、レンズを無限遠位置にしても像は結ばず(遠景を狙っても近距離にしかピントが来ない)、月・星雲・星像はどう回してもボケたままになります。
出典: 上記マニュアル §3.1・§5.5 で「T2 extender ring」の厚みが 11mm と明記されていること、および First Light Optics で「Light path distance: Approximately 12.7mm」と明記されていることから計算で導出。
取り外しは、カメラ本体を片手で保持し、T2 エクステンダーリングを反時計回りに緩めるだけで外れます。フィルターホイールやオフアクシスガイダーを間に挟まないシンプルな「レンズ直付け」用途では、この 11mm リングは邪魔になる、という理解でよいです。
⑤ 使える MFT レンズ・使えない MFT レンズ
絶対条件:マニュアルフォーカスリングがあること
ZWO 公式および代理店 3 社が共通で強く警告している唯一の使用制限が、「レンズにマニュアルフォーカスリングが付いていること」です。First Light Optics は次のように書いています。
The lens must have a manual focus ring. Do not use with a lens that does not have a manual focus ring.
(訳: レンズにはマニュアルフォーカスリングが必須。フォーカスリングを持たないレンズと組み合わせて使用しないでください。)
出典: First Light Optics 商品ページ Critical Warning / Teleskop-Express 商品説明 / 365astronomy 商品説明(「lenses need to have a manual focusing ring」)
これはアダプター経由での接続では MFT レンズ側の 11 ピン電気接点が ASI カメラと通信しないためです。オートフォーカスのみ・電子絞りのみのプロレンズ(AF 専用でリングを持たないもの)は、無限遠にピントを追い込むことができず、実質的に使い物になりません。
「絞り」の扱い
MFT のバヨネットマウントには絞り情報も含めた 11 ピン電子接点が本来含まれています。ZWO T2-M43 アダプター経由ではこの接点が接続されないため、電子絞りしか持たないレンズは絞り開放固定で使うことになります。絞りリングを物理的に持つマニュアル系レンズ(Voigtländer・Laowa・7Artisans・Samyang などのサードパーティ M4/3 レンズや、マウントアダプタ経由の Leica M / Olympus OM 系レンズ)を選ぶと、絞り値を任意に選べます。
出典: Wikipedia「Micro Four Thirds system」(「MFT uses an 11-contact connector between lens and camera」/「the shallow but wide MFT lens mount also allows the use of existing lenses including Leica M, Leica R, and Olympus OM system lenses, via Panasonic and Olympus adapters」)
「Four Thirds(旧 4/3)」レンズは付かない
先述のとおり、旧 Four Thirds 規格のレンズはフランジバック 38.67mm・別マウントで、Micro Four Thirds バヨネットには物理的にはまりません。ZWO T2-M43 アダプターの M43 側は Micro Four Thirds 専用です。
出典: Teleskop-Express「Does not work with Four Thirds lenses」
⑥ センサーサイズとの相性(4/3 と 1 インチ)
MFT レンズはもともと 17.3mm×13.0mm(対角 21.63mm)の Four Thirds イメージサークルをカバーするよう設計されています。ZWO の対応機種はこれと同じか、より小さいセンサーです。
| カメラ | センサー寸法 | 対角 | MFT イメージサークル対比 |
|---|---|---|---|
| ASI294 Pro(4/3″) | 19.2 × 13 mm | 23.2 mm | MFT 対角 21.63mm より広い。周辺が MFT イメージサークル外になる場合あり |
| ASI533 Pro(1″ 正方) | 11.31 × 11.31 mm | 16 mm | MFT の中央をトリミングした形。周辺減光は出にくい |
出典: ZWO ASI294 Manual §3(「Diagonal 23.2mm」「Image area 19.2mm*13mm」)/ ZWO ASI533MC/MM Pro Manual §3.2(「Diagonal 16mm」「Sensor size 11.31mm*11.31mm」)/ Wikipedia MFT(「17.3 mm × 13.0 mm (21.63 mm diagonal)」)
ASI294 の対角 23.2mm は Micro Four Thirds イメージサークル対角 21.63mm を 1.57mm 上回っています。MFT レンズによっては四隅がイメージサークル外に出て、周辺減光や像流れが目立つ場合があります。とくに広角側や絞り開放では顕著に出やすい傾向です。ASI533 は 1 インチ正方センサーで対角 16mm と余裕があるため、MFT レンズの中央部だけを使う形になり、周辺減光は基本的に問題になりません。
⑦ 取り付け手順(ステップバイステップ)
- ASI カメラ電源を切る。冷却電源(12V DC)と USB を抜いておく(クーラーファンが動いている状態でリングを外そうとすると滑って落下事故のもとになるため)。ZWO は冷却電源として 12V / 3A(5.5×2.1mm、センターピン+)を推奨しています。
- T2 エクステンダーリング(11mm)を反時計回りに緩めて外す。ASI294/ASI533 Pro は工場出荷時から装着済み。取り外すとカメラのフロントに、より短い M42×0.75 のねじ面が現れます。
- T2-M43 アダプターのカメラ側(T2 メス)をカメラフロントに時計回りにねじ込む。手締めで最後まで回りきればしっかり固定されます。
- MFT レンズを T2-M43 アダプターのバヨネット側に装着する。MFT カメラ本体に付けるときと同じく、赤ドット(もしくは白ドット)を合わせて時計回りに回してカチッと止める。バヨネットロックがかかっているか軽く引いて確認。
- USB3.0 データ線と 12V 冷却電源を接続し、撮影ソフト(ASIStudio / N.I.N.A. / SharpCap 等)を起動。ライブビューで恒星を狙い、レンズのフォーカスリングを回して星像が最も小さい点になる位置を探す(必要に応じてバーティノフマスクを併用)。
出典: 手順 1・2 は ZWO ASI294 Manual §5.2 Power consumption(「12V@5A DC adapter (5.5×2.1mm, center pole positive)」)/ ASI533MC/MM Pro Manual §3.6 Power Consumption(「12V@3A~5A DC adapter (D5.5x2.1mm, center pole positive)」)
⑧ よくあるトラブルと対処
症状 A|レンズを取り付けても無限遠にピントが合わない
症状:フォーカスリングを無限遠マーク付近に回しても遠景がボケる。
原因:ASI Pro 系の T2 エクステンダーリング(11mm)を外し忘れていることが多い。合計 back focus が 30mm 近くになり、MFT 規格 19.25mm を大幅にオーバーしている。
対処:本記事 §④ の手順に従って T2 エクステンダーリングを取り外し、T2-M43 アダプターがカメラフロントの短いねじに直接ねじ込まれている状態を作る。
出典: ZWO ASI294 Manual §5.5(「When 11mm T2 Extender is removed from camera, back focus length is reduced to 6.5mm」)
症状 B|レンズがカメラにねじ込めない・途中で固くなる
症状:「T2」だと思って買った古い M42 レンズ(Pentax M42x1.0)が数回転で固くなる。
原因:M42 Pentax(M42×1.0)と T2(M42×0.75)はピッチが違うため互換性がない。無理に締めるとねじ山が破損する。
対処:無理をやめて、M42×1.0 → T2 の変換アダプター(M42-T2 リング)を別途用意する。あるいは Micro Four Thirds レンズを使う。
出典: Wikipedia「T-mount」(「M42 lens mount which is also 42 mm diameter, but has a 1 mm thread pitch」)
症状 C|MFT レンズを装着したのに絞りが変えられない
症状:PL や G シリーズなど電子絞りしか持たない Panasonic レンズを付けたが、絞り値が固定のまま。
原因:ZWO T2-M43 アダプター経由では MFT の 11 ピン電気接点が接続されない。電子絞りは制御不能で、多くのレンズは開放固定になる。
対処:絞り値を選びたい場合は、絞りリングを物理的に持つマニュアル系レンズ(Voigtländer、Laowa、7Artisans、Samyang などのサードパーティ M4/3 レンズ)を選ぶ。あるいは Micro Four Thirds のマウントアダプタ経由で使う旧 OM / Leica M / Leica R などの機械絞りリング付きレンズを組み合わせる。
出典: Wikipedia「Micro Four Thirds system」(「11-contact connector between lens and camera」/「the shallow but wide MFT lens mount also allows the use of existing lenses including Leica M, Leica R, and Olympus OM system lenses, via Panasonic and Olympus adapters」)
症状 D|ASI294 で撮った画像の四隅が暗い・流れる
症状:ASI294 系に MFT レンズを組み合わせたとき、画像の四隅が暗くなる/星像が流れる。
原因:ASI294 のセンサー対角は 23.2mm、MFT イメージサークル対角は 21.63mm。ASI294 のほうが 1.57mm 広く、レンズによっては四隅がイメージサークル外にはみ出る。
対処:絞りを 1 段程度絞る、対角 16mm の ASI533 に切り替える、あるいはトリミング前提で使う。フォーサーズネイティブに対応した「イメージサークル 22mm 以上」を明示した MFT 対応周辺光量重視レンズを選ぶ。
出典: ZWO ASI294 Manual §3(「Diagonal 23.2mm」)/ Wikipedia MFT(「17.3 mm × 13.0 mm (21.63 mm diagonal)」)
症状 E|「T2 to M43」と書いてある別のアダプターを買ってしまった
症状:ネット通販で「T2 to M43」と書かれた別メーカー品を購入したが、対応表に ASI が入っていない、あるいは厚みが違う。
原因:「T2-M43」という表記が Rokinon などの一般的な MFT カメラ側 T マウント変換にも使われている。厚みや対応機種はメーカーごとに異なる。
対処:ZWO 純正の「T2 to M43 adapter」を選ぶ。ZWO 公式は ASI1600 / ASI294 / ASI183 / ASI174 / ASI533MC-P の対応機種を明示している。
出典: ZWO 公式ストア「T2 to M43 adapter」(「suitable for ASI1600 ASI294 ASI183 ASI174 series and ASI533MC-P cameras」)
症状 F|画像に光条・ゴーストが増えた
症状:アダプターとレンズを装着後、明るい星の周囲に不規則な光条や、内部反射のゴーストが目立つ。
原因:アダプター内側の反射防止が撮影対象に対して不十分、または MFT レンズ側の後玉と ASI 保護窓(AR コート D32×2mm)の間で内部反射が起きている。
対処:明るい光源が画角に入る場合はフラッグ/フードで直達光を切る、絞りを 1 段絞る、アダプター内側の遮光状態を確認する。ASI294 の保護窓は AR コート済みだが、光路の途中で反射が発生している可能性を検討する。
出典: ZWO ASI294 Manual §5.1(「Protect and sealed window / AR coated D32*2mm」)
⑨ 関連する内部リンク
ZWO の T2 系マウントアダプターは Canon EF / Nikon F / Micro Four Thirds / Sony E(NEX) の 4 種類が用意されています。それぞれの選び分けと、T2 系での星像傾き補正(Tilter)については、姉妹記事に整理してあります。
- ZWO T2 マウントアダプター 完全ガイド|Canon EF / Nikon F / Micro Four Thirds / Sony E(NEX) 4 マウント比較
- ZWO Tilter 完全ガイド|T2-Tilter-II / M54-Tilter で星像の傾きを修正
- ZWO EFW DSLR 連動アダプタ完全ガイド|EFW-EOS / EFW-Nikon / EFW2-EOS / EFW2-Nikon の選び分け
⑩ 対応 ASI カメラで広い星野を狙うなら|商品ページ・公式 LINE のご案内
本記事で扱った商品ページはこちら
どこよりも安く買うなら公式 LINE
最安値はご相談ください。ご購入前に公式 LINE で最新価格と在庫状況をご案内します。「T2-M43 アダプター」とメッセージをお送りいただくだけで、すぐに個別でご案内します。
- お手持ちの ASI カメラ(ASI294/ASI533/ASI1600/ASI183/ASI174 系)と MFT レンズの組み合わせに合うか、フランジバックの目安まで含めて回答します
- T2 エクステンダーリングの取り外し方や、55mm 系フィルターホイール併用時の別ルート(EOS-T2 / Nikon-T2 / T2-M48 など)についてもご相談ください
- LINE 登録で特別クーポン配布中
初めてのお客様へ
LINE 登録が難しい方向けに、メールで対応いたします。support@tenbundo.com までお気軽にご連絡ください。
最終更新: 2026-07-19/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は ZWO 公式マニュアル(ASI294 / ASI533 Pro)、ZWO 公式ストア「T2 to M43 adapter」商品ページ、および Micro Four Thirds / T-mount の公開規格情報に基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。
⑪ よくある質問(FAQ)
Q1. ZWO T2-M43 アダプターは「M42 レンズ」に使えますか?
A. 旧 Pentax の M42 レンズ(M42×1.0)は使えません。ZWO T2-M43 のカメラ側は T2 メスねじ(M42×0.75)で、レンズ側は Micro Four Thirds バヨネットマウントです。M42×1.0 のオールドレンズを ASI に付けたい場合は、別途「M42(×1.0) → T2」変換アダプターが必要です。
Q2. Micro Four Thirds のオートフォーカスレンズを付けたら AF できますか?
A. できません。アダプター経由では MFT の 11 ピン電気接点は接続されないため、オートフォーカスも電子絞りも動きません。フォーカスリングを物理的に持ち、手で無限遠までまわせるレンズを選ぶ必要があります。
Q3. ASI2600MC Pro / ASI6200MM Pro のような APS-C・フルサイズ機で使えますか?
A. ZWO 公式および代理店の対応表には ASI2600 / ASI6200 系は含まれていません。それらは 17.5mm back focus 系のマウント設計や、より大きなイメージサークルを要求するため、Micro Four Thirds のイメージサークル(対角 21.63mm)ではセンサー面をカバーしきれず、大きな周辺減光や像面外の暗黒が発生します。ZWO 公式が明示している対応は ASI1600 / ASI294 / ASI183 / ASI174 系と ASI533MC-P です。
Q4. T2 エクステンダーリング(11mm)は外したら失くしそうで不安です。付けたままで使う方法はありませんか?
A. MFT レンズを付ける用途では、T2 エクステンダーを付けたままだと合計 back focus が MFT フランジバック 19.25mm を大幅に超えて無限遠が出ません。エクステンダーは、55mm back focus 系のフィルターホイールや反射鏡と組み合わせる場面で使うためのパーツです。取り外したリングは元箱や小袋に入れて別途保管してください。
Q5. Panasonic の Leica DG レンズや Voigtländer Nokton の絞りは使えますか?
A. 絞りリングを物理的に持つマニュアル系レンズ(Voigtländer Nokton、Laowa、7Artisans、TTArtisan など)は、絞りリングを手で回して絞り値を選べます。一方、Panasonic G / GX 系や Leica DG など絞りリングを持たない電子絞りのみのレンズは、アダプター経由では絞りを変えられず開放固定です。
Q6. フランジバックが 0.05mm 違いますが、実運用で大丈夫ですか?
A. 6.5mm + 12.7mm = 19.2mm、MFT 規格 19.25mm との差 0.05mm は加工公差の範囲内で、実用的な影響はほとんどありません。無限遠マークで完全に合わない場合は、レンズ側のフォーカスリングを回して微調整してください。ライブビューで恒星を最も点像に見えるところに追い込むのが確実です。
Q7. アダプター本体の重量 150g は、鏡筒のバランスに影響しますか?
A. 150g は星野撮影用の軽量鏡筒(Askar FMA180 系、SharpStar 系ミニ鏡筒)や三脚直付けの構成では、バランス調整が必要になる可能性があります。オートガイダー付きの標準的な赤道儀運用ではほぼ無視できるレベルです。
参考にした一次情報
- ZWO 公式ストア「T2 to M43 adapter」商品ページ
- ZWO ASI294 Manual Rev 2.2(PDF)
- ZWO ASI533MC/MM Pro Product Manual(PDF)
- ZWO 公式「ASI Camera 55mm Back Focus Solution-2025 Updated Version」
- First Light Optics「ZWO T2 to Micro Four Thirds Adaptor」商品ページ
- Teleskop-Express「ZWO T2 to Micro 4/3 Adapter for ASI Cameras」商品ページ
- 365astronomy「ZWO T2 to M4/3 Micro Four Thirds Lens Adapter」商品ページ
- Wikipedia「Micro Four Thirds system」
- Wikipedia「T-mount」
本記事で扱った商品ページはこちら
どこよりも安く買うなら公式 LINE
最安値はご相談ください。ご購入前に公式 LINE で最新価格と在庫状況をご案内します。「T2-M43 アダプター」とメッセージをお送りいただくだけで、すぐに個別でご案内します。
- お手持ちの ASI カメラ(ASI294/ASI533/ASI1600/ASI183/ASI174 系)と MFT レンズの組み合わせに合うか、フランジバックの目安まで含めて回答します
- T2 エクステンダーリングの取り外し方や、55mm 系フィルターホイール併用時の別ルート(EOS-T2 / Nikon-T2 / T2-M48 など)についてもご相談ください
- LINE 登録で特別クーポン配布中
初めてのお客様へ
LINE 登録が難しい方向けに、メールで対応いたします。support@tenbundo.com までお気軽にご連絡ください。
最終更新: 2026-07-19/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は ZWO 公式マニュアル(ASI294 / ASI533 Pro)、ZWO 公式ストア「T2 to M43 adapter」商品ページ、および Micro Four Thirds / T-mount の公開規格情報に基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。