ZWO Nikon T2 Ⅱ|使い方・撮影設定完全ガイド
ZWO Nikon T2 Ⅱ|使い方・撮影設定完全ガイド
ZWO Nikon T2 Ⅱ は、手持ちの Nikon F マウントレンズを ZWO ASI シリーズ天体カメラに直接装着するためのマウントアダプターです。第 2 世代となる本モデルは 29mm 本体+5mm エクステンダー の 2 部品構成で、17.5mm/12.5mm 両方のバックフォーカスの ASI カメラに正確な 46.5mm フランジ距離 を確保できるよう設計されています。本ガイドでは製品仕様・装着手順・レンズタイプ別の運用・光路計算・撮影設定・トラブルシュートまでを、ZWO 公式資料と Nikon 公式仕様をもとに整理しました。
① 製品概要・第 1 世代からの改良点
何ができるアダプターか
ZWO New Nikon-T2-Ⅱ は、Nikon F マウントレンズを ZWO ASI カメラの T2 メスネジ側に取り付けるためのマウントアダプターです。ASI カメラ側は M42×0.75(T2)の共通ネジを持つため、本アダプターを経由すると F マウントの Nikkor/サードパーティ製 F マウントレンズをそのまま天体カメラのレンズとして使用できます。用途としては広視野の星野写真、天の川、流星群、彗星、微光度の広範囲対象などレンズ天体写真領域が中心です。
出典: ZWO 公式 New Nikon-T2 Adapter 製品ページ(「suitable for all ASI cameras except full frame cameras like ASI6200 and ASI2400」)
第 2 世代(Ⅱ)の構成
Ⅱ 世代は 29mm の本体(Nikon-T2 アダプター) と 5mm の T2 エクステンダー の 2 部品で構成されます。カメラ側のバックフォーカスに応じて 5mm エクステンダーの装着可否を切り替えることで、単一のパッケージで 17.5mm クラス/12.5mm クラス両方のバックフォーカス機種に対応する設計です。オールメタル・黒アルマイト仕上げで、内側に 2 インチ(M48)フィルターねじを備えます。
出典: Bintel ZWO Nikon-T2-Ⅱ Adapter 商品仕様(29mm body + 5mm extension ring、2-inch internal filter capable)
② 対応カメラ・対応レンズ
対応 ASI カメラ一覧
ZWO 公式サポート対象は下記の通りです。フルフレーム機(ASI6200/ASI2400)は光学レイアウトの関係で 非対応 です。
| 分類 | 主な機種 | カメラ側バックフォーカス | 5mm エクステンダー |
|---|---|---|---|
| 冷却 ASI(Pro 系) | ASI533/ASI294/ASI183/ASI1600/ASI071/ASI2600 | 17.5mm | 使わない(本体のみ) |
| 非冷却 ASI(大判) | ASI1600/ASI294/ASI183/ASI174 | 17.5mm | 使わない(本体のみ) |
| 非冷却 ASI(小型) | ASI178/ASI385/ASI462/ASI290/ASI224/ASI120 | 12.5mm | 使う(29mm+5mm) |
| フルフレーム | ASI6200/ASI2400 | — | 非対応 |
出典: ZWO 公式製品ページ(冷却カメラ ASI533/183/294/1600/071/2600、非冷却 17.5mm 機 ASI1600/294/183/174、12.5mm 機 ASI178/385/462/290/224/120、非対応 ASI6200/ASI2400 を明記)
対応する Nikon F レンズ/使えないレンズ
Nikon F マウントを持つレンズはほぼすべて機械的に装着可能ですが、電気接点を持たない本アダプターでは マニュアルで絞りが制御できないタイプ は開放固定でしか使えません。以下が実運用の目安です。
| レンズ世代 | 絞り制御 | 本アダプターでの使い勝手 |
|---|---|---|
| AI/AI-S/マニュアル Nikkor | 機械式絞りリング | ◎ ベストマッチ。任意 F 値に固定できる。 |
| AF/AF-D | 機械式絞りリングあり | ◎ 絞りリングで F 値固定可能。MF 運用。 |
| AF-S G タイプ | 絞りリングなし(ボディからのみ制御) | △ そのままだと最小絞りで固定になり、光学的に暗すぎる。絞りレバー付きアダプターとの併用が別途必要。 |
| E タイプ(電磁絞り) | 電磁式・要電源 | × 本アダプターだけでは絞り制御不可。 |
| AF-P タイプ | MF もカメラ本体電源必須 | × ASI カメラ経由では動作しない。 |
| サードパーティ(Samyang/Rokinon 等)マニュアル F レンズ | 機械式絞りリング | ◎ 星野写真で人気の組み合わせ。 |
出典: Nikon F-mount 技術仕様(G タイプは絞りリング非搭載でボディからのみ制御、E タイプは電磁絞り)/AF-P レンズ解説(AF-P は MF 時にもカメラ本体電源が必須)。
③ 光路設計・バックフォーカス計算
Nikon F の 46.5mm と T2 の 55mm
Nikon F マウントの フランジフォーカル距離は 46.5mm(レンズ後端フランジからセンサー面まで)です。一方、T2(T マウント)は ネジ規格 M42×0.75、標準バックフォーカス 55mm で、天体撮影機器の共通規格として広く普及しています。ZWO Nikon T2 Ⅱ アダプターはこの 2 つを橋渡しし、Nikon F レンズの後方 46.5mm のちょうどセンサー位置に ASI カメラのセンサー面が来るようにするためのスペーサーです。
出典: Nikon F-mount(flange to focal plane distance 46.5 mm)/T-mount(M42×0.75、55mm 標準)/Agena Astro T-Ring 一次解説。
29mm+5mm 構成でどう成立するか
ZWO Nikon T2 Ⅱ 本体は 29mm 長、追加の T2 エクステンダーは 5mm 長 です。ASI カメラのバックフォーカス(本体前面 T2 ネジからセンサー面まで)を X mm とすると、Nikon F レンズが要求する 46.5mm を満たす条件は次のようになります。
| カメラ側 X | 構成 | 計算 |
|---|---|---|
| 17.5mm(冷却 ASI/大判非冷却) | 本体 29mm のみ | 29 + 17.5 = 46.5mm ✓ |
| 12.5mm(小型非冷却) | 本体 29mm + エクステンダー 5mm | 29 + 5 + 12.5 = 46.5mm ✓ |
ASI2600MC Pro のようなメインストリーム冷却機はメスフランジからセンサーまで 17.5mm、ASI178MM 等の小型機はセンサーまでの Focus Distance が 12.5mm であることが ZWO 公式マニュアル/製品仕様に明記されています。
出典: ASI2600MC Pro Product Manual(Back Focus Distance 17.5mm)/ASI178MM-Cool 製品仕様(Back Focus 17.5mm、Focus Distance to Sensor 12.5mm)。
④ 装着手順
Step 1: カメラ側の構成を決める
撮影に使う ASI カメラのバックフォーカスに応じて、以下のどちらかを組み立てます。この時点で「本体のみ 29mm」か「本体+エクステンダー 34mm」かを確定させます。
- 17.5mm クラス(冷却 Pro 系全機・非冷却大判)→ 本体のみ 29mm を ASI カメラの T2 ネジに直接ねじ込む。
- 12.5mm クラス(非冷却小型)→ 本体 29mm と 5mm エクステンダーを結合し、エクステンダー側を ASI カメラの T2 ネジにねじ込む。
Step 2: フィルター(任意)を内蔵ねじにセット
ZWO Nikon T2 Ⅱ 本体の内側には 2 インチ(M48)フィルターねじが切ってあります。カラー撮影で UV/IR カットや光害カットを入れたい場合、この時点でアダプター内側にねじ込みます。1.25 インチフィルターは装着不可なので、必要に応じ M48→31.7mm アダプターを追加してください。
出典: Bintel 商品仕様(2″ IR-CUT filter 対応・内蔵 M48)。
Step 3: Nikon F レンズを装着
アダプター Nikon F 側の指標(赤ドット)とレンズマウント側の指標を合わせ、通常の Nikon カメラと同じ方向(レンズ後方から見て反時計回り)に「カチッ」と音がするまで回します。装着方向を間違えると爪を痛めますので、必ず指標を目視で合わせてから回してください。取り外しはアダプター側のリリースレバーを押しながら逆方向に回します。
Step 4: 天体撮影ソフトで確認
ASIStudio/ASIAIR/N.I.N.A./SharpCap 等の撮影ソフトを起動し、遠方の点光源(星でも、日中なら遠くの建物でも可)にレンズフォーカスリングを合わせ、無限遠付近でピントが合うことを確認します。合焦しない場合は光路長がずれている可能性があります(後述のトラブルシュート ⑧ 参照)。
⑤ 絞りリング付きレンズ vs G/E タイプの運用
AI/AI-S/AF/AF-D 系(絞りリングあり)
これらのレンズは鏡胴後端に機械式の絞りリングを備えており、Nikon ボディなしでも任意の F 値に開閉できます。ZWO Nikon T2 Ⅱ に装着した場合、絞りリングを目的の F 値まで回すだけで確定します。星野写真では開放から 1〜2 段絞る(例:f/1.4 → f/2〜2.8、f/1.8 → f/2.8〜4)のが定石で、この操作をボディ非依存で完結できるのが本アダプターの最大の強みです。
G タイプ(絞りリングなし)
G タイプ AF-S Nikkor は絞りリングを廃止しており、ボディからのみ絞り制御を受ける前提です。本アダプター単体では絞りが最小絞りで固定される(=暗く写る)ため、天体撮影実用度は低くなります。どうしても G タイプを使いたい場合は、絞りレバーを機械的に押し込むリング(サードパーティ製 Nikon G 用マニュアル絞りアダプター)との併用が必要ですが、光路長・イメージクオリティの検証が別途必要です。
E タイプ(電磁絞り)・AF-P タイプ
E タイプは絞り駆動に電気信号が必要で、AF-P タイプはマニュアルフォーカスを含む一切の動作にカメラ本体からの電源供給が必要です。ZWO Nikon T2 Ⅱ は電気接点を持たないため、いずれも 本アダプター経由での撮影は事実上できません。E/P タイプしか手持ちがない場合は、レンズを買い替えるより先に、絞りリング付きの中古 AI-S/AF-D レンズ(安価に多数流通)を天体撮影用に導入するのが現実的です。
出典: Nikon F-mount 技術仕様/Thom Hogan「Understanding the AF-P Lenses」。
⑥ 撮影設定(ゲイン・オフセット・露出・冷却)
ゲイン・オフセットの初期値
ゲインとオフセットの最適値は使用センサーによって異なりますが、ZWO ASI 系ではメーカー推奨として Unity Gain 付近 を第一候補にして構いません。ASI2600MC Pro なら Gain 100、ASI533MC Pro なら Gain 100 前後が Unity Gain 相当の始点です。オフセットは 10〜30 の範囲でヒストグラム左端が 0 に張り付かない値に調整します。カメラ個別の最適値は各機種のマニュアル記載を優先してください。
露出時間の目安
ディープスカイの広視野レンズ天体写真では、赤道儀の追尾精度・鏡筒/レンズ焦点距離・空の明るさ・F 値によって最適露出が変わります。目安として 焦点距離 50〜135mm クラスの Nikkor+f/2.8〜f/4+赤道儀追尾 の場合、1 コマ 60〜180 秒を 30〜60 コマ、総露出 30〜120 分でスタート、ヒストグラムを確認しながら調整するのが安全です。固定撮影(追尾なし)の場合は「500 ルール(500÷焦点距離 mm ≒ 露出秒)」で星が線にならない範囲に留めます。
冷却温度の目安
冷却モデル(Pro 系)を使う場合、外気温より Delta-T 25〜30℃ 程度の冷却で結露を防ぎつつダーク再現性を確保するのが実用的です。夏場外気 25℃ → 目標 −5℃、冬場外気 5℃ → 目標 −20℃ のようにセッションごとに固定温度を決め、キャリブレーションダークもその温度で取得しておきます。ZWO ASI2600MC Pro は 2 段 TEC で Delta-T 30〜35℃ の冷却能力を持ち、−10℃ 前後の常用ターゲットに十分に到達します。
出典: ASI2600MC Pro Product Manual(2-stage TEC、Delta-T 30〜35℃)。
⑦ EFW/OAG/フィルタドロワーを組み合わせた光路構成
光路長の基本ルール
Nikon F レンズを使う場合、レンズ側からセンサー面までの合計光路長は 常に 46.5mm にしなければなりません。したがって、レンズと ASI カメラの間に EFW(電動フィルターホイール)や OAG(オフアクシスガイダー)を挟むと、その厚み分だけ手前側のスペーサーを短くする必要があります。本アダプターの 29mm 本体自体を短くはできないため、実質的には EFW/OAG を挟んで運用するのは天体望遠鏡側の T2/M48 系構成 が中心で、Nikon F レンズ運用時にはあまり組み合わせません。それでも組みたい場合は、以下を参考にしてください。
EFW mini(20mm)と組む場合
ZWO EFW mini は厚み 20mm。本アダプター(29mm)+ EFW mini(20mm)= 49mm となり、Nikon F の 46.5mm を 2.5mm オーバー します。この構成では無限遠に届かないため、Nikon F レンズ運用時に EFW mini を挟むのは非推奨です。冷却カメラ内部のセンサー前スペースにフィルタホルダーを組む方法、または EFW を挟まない代わりに本アダプター内側の 2 インチフィルター枠を活用する方法を優先してください。
OAG(16.5mm)と組む場合
ZWO OAG は本体厚み 16.5mm。本アダプター(29mm)+ OAG(16.5mm)= 45.5mm で、こちらも Nikon F の 46.5mm には 1mm 不足 します。Nikon F 系レンズは焦点距離が短くガイド星が視野に入りにくいため、そもそも OAG よりも ガイド鏡+ガイドカメラ(ASI120MM Mini 等)を別途搭載 する方が現実的です。参考として、望遠鏡側で OAG を組む場合の 55mm バックフォーカス達成例は「17.5mm(ASI071)+ 21mm 延長筒 + 16.5mm OAG = 55mm」の計算式が ZWO 公式ガイドで示されています。
出典: Astronomics ZWO OAG 仕様(body thickness 16.5mm)/ZWO 公式 55mm Back Focus Solution。
内蔵 2 インチフィルター枠を活用
本アダプター内側の M48 ねじに UV/IR カット・光害カット・Duo-Band などの 2 インチフィルターを直接装着すれば、光路長を増やさずにフィルタリング効果を得られます。カラー撮影で街灯下の広視野を狙う場合、この方式が最もシンプルで再現性が高い構成です。フィルター交換は撮影中には行えないため、セッション開始前に対象・空条件に合わせて 1 枚選定します。
⑧ トラブルシュート
無限遠に届かない
無限遠付近でレンズフォーカスリングを目一杯回してもピントが合わない場合、原因の大半は 光路長のずれ です。まず、カメラのバックフォーカス(17.5mm 機種か 12.5mm 機種か)に対して 5mm エクステンダーの装着有無が正しいかを確認します。無限遠を通り過ぎてしまう(レンズの ∞ マークより手前でピークが来る)場合は光路が短い=エクステンダーの追加や 5mm 分の追加スペーサーを、逆に ∞ マークまで回しても像が大きくなり続ける場合は光路が長い=エクステンダーを外す方向で調整します。
4 隅がにじむ・コマ収差が目立つ
Nikon F の明るい単焦点(f/1.4〜f/2.0 クラス)は 4 隅にコマ収差が出やすい光学特性を持ちます。対策は 1〜2 段絞る こと。f/1.4 → f/2〜f/2.8、f/1.8 → f/2.8〜f/4、f/2.8 → f/4〜f/5.6 の範囲でコマは大幅に減衰し、f/5.6 以下ではほぼ気にならなくなるのが Astropix 等の一次評価に共通する結論です。中心像だけを求めるならクロップ運用も選択肢に入ります。
出典: Astropix「Nikon F lenses for astrophotography」(Jerry Lodriguss)。
周辺ケラレが出る
本アダプター自体は APS-C センサークラスまでの ASI カメラを想定した内径設計です。DX(APS-C 用)レンズを APS-C 相当のセンサー(ASI2600MC 系)に組み合わせる分にはケラレは通常発生しません。周辺が急激に暗くなる場合は、内側の 2 インチフィルターねじ位置に装着したフィルターの内径が小さすぎる(1.25 インチ変換で使っている、樹脂リングが飛び出ている等)ケースが多く、その場合は素通しか、口径の大きい 2 インチ枠フィルターに切り替えます。
G/E レンズが絞れない・AF-P が反応しない
G タイプ AF-S Nikkor はボディ非装着時に絞りが最小固定になり、E タイプは電磁絞りで駆動信号がなければ動きません。AF-P は MF リング操作にも本体電源が要求されるため、ASI カメラに直結する本アダプターの構成では いずれも実用にはなりません。対策は「絞りリング付きの Nikkor(AI-S/AF-D)に切り替える」「絞りレバーを機械的に押すサードパーティ製 Nikon G 用アダプターを間に挟む」のいずれかです。後者は光路長が変わることがあるため、ピントリングでの無限遠再確認が必要です。
⑨ 関連商品と保証について
本記事で扱ったピラー商品
本アダプター本体の商品ページはこちらです。仕様表・在庫・弊社価格・保証内容を最新でご確認いただけます。
保証・サポートの前提
ZWO 社は本アダプターに製品保証を付けています(保証条件はメーカー公式ページをご参照ください)。天体ショップでご購入いただいた場合は、これに加えて 弊社独自の初期不良 60 日対応+独自 3 年保証 をお付けしています。国内での動作確認や交換・修理対応の窓口も弊社側で受け付けますので、ご購入後の疑問点は公式 LINE またはメールでご相談ください。
出典: ZWO 公式ページ(保証情報)/天体ショップ 商品ページ(弊社独自保証)。
⑩ ZWO Nikon T2 Ⅱ|商品ページ・公式 LINE のご案内
本記事で扱った商品ページはこちら
どこよりも安く買うなら公式 LINE
最安値をご案内します。ご購入前に公式 LINE で最新価格と在庫状況をご確認ください。「ZWO Nikon T2 Ⅱ」とメッセージをお送りいただくだけで、すぐに個別でご案内します。
- お持ちの Nikon F レンズ資産(AI-S/AF-D/Samyang 等)を天体撮影に活かす相談
- ASI カメラ側のバックフォーカス(17.5mm/12.5mm)に応じた最適構成のご提案
- 2 インチ UV/IR カット・光害カットフィルターの組み合わせ相談
- LINE 登録で特別クーポン配布中
初めてのお客様へ
LINE 登録が難しい方向けに、メールで対応いたします。support@tenbundo.com までお気軽にご連絡ください。
最終更新: 2026-08-24/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は ZWO 公式サイト・製品ページおよび Nikon 公式仕様・T2 マウント規格の一次情報に基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。
FAQ|よくあるご質問
Q1. ZWO Nikon T2 Ⅱ と第 1 世代の違いは何ですか?
A. 第 2 世代(Ⅱ)は 29mm 本体+5mm エクステンダーの 2 部品構成 となり、17.5mm バックフォーカス機と 12.5mm バックフォーカス機の両方に、1 パッケージで正確な 46.5mm フランジ距離を取れる設計に整理されています。本体内側に 2 インチ(M48)フィルターねじも備えます。
Q2. どの ASI カメラで使えますか?
A. ZWO 公式のサポート対象は、冷却モデルの ASI533/183/294/1600/071/2600 系、および非冷却モデルの ASI1600/294/183/174/178/385/462/290/224/120 です。フルフレーム機(ASI6200/ASI2400)は非対応 です。
Q3. Nikon の AF-S G レンズしか持っていません。使えますか?
A. G タイプはボディからの電気信号でしか絞りを開けられないため、本アダプター単体では最小絞りで固定され、光量が極端に不足します。天体撮影の実用度は低いです。中古で豊富に流通している AI-S/AF-D の絞りリング付き Nikkor に切り替えるか、G タイプ用の絞りレバー付きサードパーティ製アダプターを追加する方法があります。
Q4. AF-P レンズは使えますか?
A. AF-P は MF リング操作を含めカメラ本体からの電源供給が必須です。ASI カメラは Nikon ボディのような給電機構を持たないため、本アダプター経由では動作しません。
Q5. EFW や OAG と組み合わせられますか?
A. Nikon F レンズの 46.5mm 光路長制約があるため、EFW mini(20mm)や OAG(16.5mm)を挟むと光路がオーバーします。フィルタリングは 本アダプター内側の 2 インチ(M48)フィルター枠を使う のが最も現実的です。EFW/OAG は望遠鏡側の T2/M48 系構成で活用してください。
Q6. 4 隅の星が滲みます。どうすればよいですか?
A. Nikon F の明るい単焦点はコマ収差が出やすい光学特性です。開放から 1〜2 段絞る(例:f/1.4 → f/2.8、f/1.8 → f/4)ことで大幅に改善します。f/5.6 以下ではほぼ気にならないレベルになります。
Q7. 無限遠が出ません。原因と対処は?
A. 使用中の ASI カメラのバックフォーカスに対して、5mm エクステンダーの装着有無が逆になっているケースが最も多いです。17.5mm 機(冷却 Pro 全機、大判非冷却)は本体のみ、12.5mm 機(小型非冷却)は本体+エクステンダーが正解です。
Q8. アダプター内側のフィルターは 1.25 インチも使えますか?
A. 本アダプター内側のネジは 2 インチ(M48×0.75)です。1.25 インチフィルターを使う場合は、別途 M48→31.7mm 変換アダプターを介して装着します。ただし内径が絞られるためケラレのリスクが高まる点にご注意ください。
参考にした一次情報
- ZWO 公式:New Nikon-T2 Adapter suitable for all ASI cameras
- Bintel:ZWO-Nikon T2-Ⅱ Adapter 仕様
- Wikipedia:Nikon F-mount(フランジ 46.5mm・レンズタイプ)
- Wikipedia:T-mount(M42×0.75・55mm)
- Agena Astro:A Primer on T-Rings and T-Adapters
- ZWO 公式:ASI Camera 55mm Back Focus Solution
- ZWO ASI2600MC Pro Product Manual
- ZWO ASI178MM-Cool 製品仕様
- Astropix:Nikon F Lenses for Astrophotography
- Astronomics:ZWO OAG 仕様
- Thom Hogan:Understanding the AF-P Lenses
- 天体ショップ:ZWO Nikon T2 Ⅱ 商品ページ
本記事で扱った商品ページはこちら
どこよりも安く買うなら公式 LINE
最安値をご案内します。ご購入前に公式 LINE で最新価格と在庫状況をご確認ください。「ZWO Nikon T2 Ⅱ」とメッセージをお送りいただくだけで、すぐに個別でご案内します。
- お持ちの Nikon F レンズ資産で天体撮影を始める相談
- EFW/OAG/IR カット組み合わせの光路設計もお気軽に
- LINE 登録で特別クーポン配布中
初めてのお客様へ
LINE 登録が難しい方向けに、メールで対応いたします。support@tenbundo.com までお気軽にご連絡ください。
最終更新: 2026-08-24/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は ZWO 公式サイト・製品ページおよび Nikon 公式仕様・T2 マウント規格の一次情報に基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。