トゥープテック ToupTek ATR533M|ATR シリーズ撮影用冷却 CMOS カメラ 比較・選び方(ATR533M / ATR533C / ATR585M / ATR585C)

トゥープテック ToupTek ATR533M|ATR シリーズ撮影用冷却 CMOS カメラ 比較・選び方(ATR533M / ATR533C / ATR585M / ATR585C)

ToupTek 天体撮影用冷却 CMOS カメラ ATR シリーズのうち、日本国内で天体ショップが取り扱う主力 4 機種、ATR533M / ATR533C / ATR585M / ATR585C の位置づけと選び方をメーカー公式マニュアル(Version 1.2 / Jun 2025 ほか)に基づき整理しました。ATR533M は Sony IMX533 モノクロ 1 インチ正方形センサー、ATR585M は Sony IMX585(STARVIS 2 世代)モノクロ 1/1.2 インチ 16:9 センサーで、狙う天体・鏡筒焦点距離・撮影スタイルで最適解が変わります。本記事では公式スペックのみで 4 機種を横並びし、モノクロ/カラーの選び分けとナローバンド運用の観点まで一気通貫でご案内します。

① ATR シリーズと 4 機種の位置づけ

ToupTek Astro の ATR3CMOS シリーズ(DSO 冷却カメラ)は、Sony 製の高性能 CMOS センサーに、独自開発の冷却モジュール、512MB DDR3 バッファ、USB3.0 データポート、防露ヒーター、M42×0.75mm マウントを統合したディープスカイ撮影用のカメラ群です。公式ラインナップは ATR992M・ATR2110C・ATR2600M/C・ATR183M/C・ATR294M/C・ATR533M/C・ATR585M/C・ATR432M/C までを含み、撮像素子サイズと解像度で「1.7M〜26M ピクセル」に及びます。出典: ToupTek ATR3CMOS シリーズ一覧(ラインナップと共通仕様)

本記事で扱うのは、天体ショップが日本国内向けに常時取り扱う 4 機種です。センサーで大別すると、Sony IMX533(1 インチ正方形 3008×3008・3.76µm)を搭載する ATR533M / ATR533C と、Sony IMX585(1/1.2 インチ 16:9 3840×2160・2.9µm・STARVIS 2 世代)を搭載する ATR585M / ATR585C の 2 系統です。それぞれモノクロ(M)とカラー(C)が用意されています。出典: ATR533M Manual §2.1 Table 1ATR585M Manual §2.1 Table 1

② ATR533M / ATR533C / ATR585M / ATR585C スペック比較表

4 機種の主要スペックを公式マニュアルの Table 1 から抽出して横並びにしました。数値はすべて公式マニュアル記載値です。

項目 ATR533M ATR533C ATR585M ATR585C
センサー Sony IMX533 Mono(BSI) Sony IMX533 Color(BSI) Sony IMX585 Mono(BSI・STARVIS 2 世代) Sony IMX585 Color(BSI・STARVIS 2 世代)
光学フォーマット 1 インチ(対角 15.968mm) 1 インチ(対角 15.968mm) 1/1.2 インチ(対角 12.85mm) 1/1.2 インチ(対角 12.85mm)
解像度 3008 × 3008(9MP・正方形) 3008 × 3008(9MP・正方形) 3840 × 2160(8.3MP・16:9) 3840 × 2160(8.3MP・16:9)
ピクセルサイズ 3.76µm × 3.76µm 3.76µm × 3.76µm 2.9µm × 2.9µm 2.9µm × 2.9µm
イメージエリア 11.31 × 11.28mm 11.31 × 11.28mm 11.2 × 6.3mm 11.2 × 6.3mm
ADC 14bit 14bit 12bit(HDR 時 16bit) 12bit(HDR 時 16bit)
読み出しノイズ 0.27 – 1.84 e-(Low Noise Mode) 0.34 – 1.9 e-(Low Noise Mode) 0.50 – 3.04 e- 0.46 – 0.65 e-(Table 1 記載値)
SNR Max 47 dB 47 dB 45 dB 46 dB
ダイナミックレンジ 92 dB(Low Noise Mode) 87 dB(Low Noise Mode) 88.6 dB(HDR Mode) 86.5 dB(HDR Mode)
QE Peak >90% >80% >91% >91%
Full Well 52ke-(104.6ke- @ HFW Mode) 50ke- 38.9ke- 40ke-
最大 FPS(USB3.0) 20 FPS @ 3008² (14bit) / 40 FPS (8bit) 20 FPS @ 3008² (14bit) / 40 FPS (8bit) 24 FPS @ 4K (12bit) / 47 FPS (8bit) 24 FPS @ 4K (12bit) / 47 FPS (8bit)
露出時間 0.1ms – 3600s 0.1ms – 3600s 0.1ms – 3600s 0.1ms – 3600s
シャッター Rolling shutter Rolling shutter Rolling shutter Rolling shutter
保護窓 / スペクトル範囲 AR-window / 380-1100nm IR-cut filter / 380-690nm AR-window / 380-1100nm IR-cut filter / 380-690nm
冷却方式 2 段 TEC 2 段 TEC 2 段 TEC 2 段 TEC
実効冷却温度 環境比 -35℃(短時間)/ -45℃(>1s 長時間) 同左 同左 同左
DDR3 バッファ 512MB (4Gb) 512MB (4Gb) 512MB (4Gb) 512MB (4Gb)
電源 DC 12V 3A(USB 給電不可) DC 12V 3A(USB 給電不可) DC 12V 3A(USB 給電不可) DC 12V 3A(USB 給電不可)
マウント / バックフォーカス M42×0.75 / 17.5mm M42×0.75 / 17.5mm M42×0.75 / 17.5mm M42×0.75 / 17.5mm
寸法 / 重量 Φ80 × 107.1mm / 0.577kg Φ80 × 107.1mm / 0.577kg Φ80 × 107.1mm / 0.577kg Φ80 × 107.1mm / 0.577kg

出典: ATR533M Manual §2.1 Table 1ATR533C Manual §2.1 Table 1ATR585M Manual §2.1 Table 1ATR585C Manual §2.1 Table 1(ATR585C の読み出しノイズは製品概要ページで 0.46–5.18 e- と別値表記あり)

③ IMX533 と IMX585 の設計思想の違い

③-1|Sony IMX533:1 インチ「正方形」BSI センサー

特徴:IMX533 は対角 15.968mm(Type 1)の裏面照射 CMOS で、正方形ピクセル配列・約 9.07M 有効画素・14bit A/D コンバータを内蔵します。ATR533M は Mono 版(IMX533CLK)、ATR533C は Color 版(IMX533CQK-D)を採用しています。
撮影上の意味:写野が正方形(1:1)なので、対象天体を中央に配置する構図が組みやすく、フィルターホイールやコマコレクタなど前段アクセサリを回転・調整しても対象が像面中央に留まり、リフレーミング不要という運用上のメリットがあります。出典: Sony IMX533CQK-D FlyerSony IMX533CLK FlyerToupTek blog_39(Square Frame の設計思想)

③-2|Sony IMX585:1/1.2 インチ 16:9・STARVIS 2 世代 BSI センサー

特徴:IMX585 は 1/1.2 インチ・対角 12.85mm、2.9µm 正方形ピクセルの裏面照射 CMOS で、Sony の STARVIS 2 技術(従来 STARVIS から高感度化・ダイナミックレンジ拡張)に属します。ATR585M / ATR585C はいずれも QE Peak >91% を達成し、ADC は 12bit ネイティブ、HDR モード動作時のみ 16bit 相当の深度に拡張されます。
撮影上の意味:ピクセルが小さい(2.9µm)ため同じ焦点距離でも角度分解能が上がり、比較的短焦点の鏡筒でも像を細かく描けます。写野は 16:9 で、視野マッチング次第で銀河・散開星団や広めの星雲を狙う運用がしやすくなります。出典: ToupTek ATR585M 製品ページSony STARVIS / STARVIS 2 技術解説ToupTek blog_41(ATR585M の HDR モード)

③-3|HDR モード(ATR585 系のみ)とハイフルウェルモード(ATR533M)

ATR585M / ATR585C の HDR モード:公式ブログによれば、HDR モードは「LCG の高フルウェル」と「HCG の低読み出しノイズ」を組み合わせ、ADC 深度を 12bit から 16bit に拡張することで、明暗差の大きい対象(コアと外縁の輝度差が大きい星雲など)でハイライトの飛びを抑えつつシャドウの階調を残せる、と説明されています。
ATR533M の HFW(High Full Well)モード:ATR533M マニュアルの Table 4.1(LCG 低ノイズ・高フルウェルモード)では、Gain 100 時の Full Well が 104.6ke- まで拡大し、ダイナミックレンジは 14 stop で頭打ち(ADC 上限)となる測定値が示されています。出典: ToupTek blog_41ATR533M Manual §2.9 Table 4.1(LCG Low Noise + HFW モード実測)

④ 撮影スタイル別の選び方

④-1|広めの星雲・銀河をワンショットで、後処理は最短にしたい

候補:ATR533C または ATR585C(カラー機)。
根拠:ToupTek 公式のディープスカイカメラ選定ガイドは初心者に対して「冷却付き OSC(One Shot Color)CMOS」を推奨しており、性能・コスト・使いやすさのバランスに優れると位置付けています。1 露光で色情報まで取得でき、ナローバンドフィルターを組み合わせない場合は撮影スケジュールが単純になります。出典: ToupTek Deep-Sky Camera for Beginners(Color vs Mono / Recommended Models)

④-2|Hα・OIII・SII のナローバンドで攻めたい、光害地でも SN を稼ぎたい

候補:ATR533M または ATR585M(モノクロ機)+フィルターホイール。
根拠:公式ガイドはモノクロを「感度・ナローバンドで優位」と位置付けており、フィルターホイール併用が前提となります。保護窓は AR コート(380-1100nm 透過)なので、外付けフィルターの選択自由度が高く、Hα(656nm)や OIII(501nm)に対して余計な吸収がかかりません。ATR533M は正方形写野、ATR585M は 16:9 の広めの写野になります。出典: ToupTek Deep-Sky Camera for Beginners(Color vs Mono)ATR533M Manual §2.1 Table 1(保護窓・スペクトル範囲)

④-3|焦点距離が長め(900mm 前後~1500mm)、銀河や小さめの星雲をアップで狙う

候補:ATR533M / ATR533C(3.76µm・1 インチ正方形)が扱いやすい方向です。
根拠:ToupTek の一般ガイドラインは「ピクセルスケール 1.0–2.5 arcsec/pixel を目標」に、式「(206.265 × ピクセルサイズ µm) ÷ 焦点距離 mm」で計算するよう示しています。3.76µm ピクセルなら焦点距離 1077mm 前後で約 2.5 倍サンプリング相当、709mm 前後で約 1.09 arcsec/pixel と紹介されており、標準〜長焦点の APO 屈折や小口径ニュートンとの整合がとりやすいスケールです。出典: ToupTek Deep-Sky Camera for Beginners(Pixel Scale 式)ATR533M Manual §2.1 Table 1(3.76µm)

④-4|短焦点鏡筒中心、細部の写り込みと感度を両立させたい

候補:ATR585M / ATR585C(2.9µm・1/1.2 インチ 16:9)が有力な方向です。
根拠:ATR585 系はピクセルが 2.9µm と小さいため、短めの焦点距離でも角度分解能を稼げます。加えて QE Peak >91% と、公式スペック上は 4 機種中最高感度クラスです。ただし焦点距離を稼ぎすぎるとオーバーサンプリングになり、シーイング(大気ゆらぎ)で解像が制限される点は共通の設計指針として意識します。出典: ATR585M Manual §2.1 Table 1(2.9µm・QE >91%)ToupTek Sensor Size Guide(センサーサイズと焦点距離の関係)

④-5|明暗差の大きい対象(M42 のコア vs 外縁 等)を 1 枚から作り込みたい

候補:ATR585M / ATR585C の HDR モード、または ATR533M の HFW(High Full Well)モード。
根拠:ATR585 系は HDR モードで ADC を 16bit 深度に拡張し、LCG と HCG のいいところ取りが可能とメーカー明言。ATR533M は LCG × Low Noise × HFW モード時に Full Well 104.6ke- とダイナミックレンジ 14 stop の測定値をマニュアル Table 4.1 に掲載しています。出典: ToupTek blog_41(ATR585 HDR 動作原理)ATR533M Manual §2.9 Table 4.1

⑤ 冷却性能・温度制御・防露ヒーター

⑤-1|2 段 TEC と PID 0.1℃ 制御

4 機種すべて 2 段 TEC(Thermoelectric Cooling)冷却で、放熱ファンは可変制御。TEC は PID アルゴリズムで目標温度に対して 0.1℃ の偏差で追従します。実効冷却差は「環境温度から短時間露出時 -35℃、1 秒を超える長時間露出時 -45℃」とマニュアルに明記されています。出典: ATR533M Manual §2.7 Power and CoolingATR585M Manual §2.7

⑤-2|防露(Anti-Dew)ヒーター

ATR シリーズは保護窓位置に防露ヒーターを内蔵し、4 段階で強度調節できます。高湿度環境や急速冷却直後に保護窓外面へ結露が生じた場合は、Anti-Dew 設定を最大まで上げて温める運用が公式クイックスタートで案内されています。出典: ATR3CMOS シリーズ一覧(4 段階調節可能な防露ヒーター)ATR Quick Start FAQ Q5

⑤-3|目標温度の実務的な設定

クイックスタート FAQ の推奨は「Target Temperature は 0℃ 以下を基準に、環境温度に応じてリアルタイム調整。冬季厳寒地を除き -20℃ 以下は原則非推奨」。冷却は Duration(冷却時間)と Rewarming Duration(復温時間 3〜5 分)をあらかじめ設定しておくと、急冷による結露リスクの低減と TEC 寿命の保護に寄与します。出典: ATR Quick Start Guide FAQ Q3(目標温度・冷却時間・復温時間の目安)

⑥ 電源・USB・接続インターフェース

⑥-1|DC 12V 3A 給電が必須、USB 給電は不可

ATR シリーズは IMX533 / IMX585 それぞれ消費電力が大きいため、USB3.0 は電源として動作せず、必ず DC 12V 3A の安定電源が必要です。マニュアルは「不安定な電源や電源ハブを使うと画像異常や機器損傷の原因になる」と明記しています。出典: ATR533M Manual §3.6(USB3.0 は data 通信専用)ATR Quick Start FAQ Q1(12V 3A 以上の単一出力推奨)

⑥-2|背面ポート構成と USB 2.0 HUB

本体背面には 3 系統のポートがあります:(1) DC 12V/3A 電源ポート(5.5×2.1mm ジャック)、(2) USB3.0/USB2.0 データポート(USB Type-B)、(3) USB 2.0 HUB。USB HUB には電動フォーカサ・フィルターホイール・ガイドカメラなどを USB 2.0 接続で束ねられ、遠征現場でのケーブル取り回しが整理できます。LED インジケータは Power / System / TEC / Fan の 4 種類(新型 533 / 585 / 2600 系ではファン LED が無効化されており、他はソフトウェアで消灯可)。出典: ATR533M Manual §3.3 Table 7、§3.6 Table 10ATR Quick Start(背面インターフェース説明)

⑥-3|バックフォーカスは 17.5mm / 12.5mm の 2 通り

ATR シリーズの標準バックフォーカス(センサー面から M42 メスフランジまで)は 17.5mm。付属の M42 外ネジリングを交換することで 12.5mm へ短縮できます。M48-M42 アダプタ、M42M-M42F 21mm 延長、M48F-M42M 16.5mm 延長、M42M 12.5mm アダプタ、電源アダプタ(AC 100-240V → DC 12V 3.3A)、USB3.0 A→B ケーブル 1.5m が標準同梱です。出典: ATR533M Manual §3.1 Table 5 Packing List、§3.4 Table 8ATR Quick Start(Back Focus 17.5/12.5mm 切替)

⑦ 対応ソフトウェア

ToupTek の公式アプリ ToupSky に加え、以下のサードパーティ天体撮影ソフトが公式マニュアルで対応表明されています。

ソフトウェア 用途 対応ドライバ
N.I.N.A オープンソースのディープスカイ撮影統合環境 Native / ASCOM
INDI Linux / macOS 向けサードパーティドライバ Native
ASCOM Platform Windows の望遠鏡機器共通ドライバ基盤 ASCOM
PHD Guiding オートガイド Native / ASCOM / WDM
SharpCap 惑星・ライブスタッキング WDM
FireCapture 惑星動画キャプチャ WDM
MaxIm DL / Nebulosity / AstroArt / MetaGuide / Registax / DeepSky Stacker 撮影制御・スタック・画像処理 WDM ほか(表 4.3.1 参照)

出典: ATR533M Manual §4.3 Third Party Software、Table 4.3.1。SDK は Native C/C++, C#/VB.NET, Python, Java, DirectShow, Twain に対応(§2.1 Table 1)。対応 OS は Windows XP/Vista/7/8/10/11(32/64bit)・macOS・Linux。

⑧ N.I.N.A での推奨初期設定(公式クイックスタートより)

クイックスタートガイド FAQ Q3 の推奨値をそのまま抜粋します。撮影対象・環境・機材の慣熟度に応じて随時調整してください。

項目 推奨値 補足
Default Gain 100 HCG モードの標準設定
Default Offset 256 以上 HCG モード時
USB Limit 9 帯域制限パラメータ
Readout Mode HCG(High Conversion Gain) スナップ/シーケンス両方
Low Noise Mode 有効推奨 対応機のみ(ATR533M/C は全画素読出時のみ使用可)
Full Well Mode HDR 対象時のみ有効化(M42 のような輝度差の大きい対象) 有効化時は Gain 177 以上推奨
Fan Speed 1(冷却中は必ず ON) must be on during cooling
Target Temperature 0℃ 以下推奨。-20℃ 以下は厳寒地以外原則非推奨 実効冷却差の範囲内で環境温度に合わせ調整
Light Frame Exposure 120s〜600s(300s が最も一般的) 対象輝度・光害・追尾精度で調整
Bias Frame 0.0001s 遮光下
Flat Frame 1s 以上を推奨 フラット源に応じて露出調整
Rewarming Duration 3〜5 分 TEC 寿命保護

出典: ATR Quick Start Guide FAQ Q3(N.I.N.A 推奨設定一式)

⑨ 保証・アフターサービス

ToupTek のクイックスタート同梱 After-sales Service Policy に基づく標準保証は、購入日から 2 年間(AstroStation 製品はアクティベーション日から起算)。DOA(初期不良)は受領から 30 日以内に品質確認された場合、無償交換対象となります。輸送外装損傷は受領から 3 日以内の申告が条件です。
非水濡れ・強い外力・非公認分解・改造・使用説明書に反する運用に起因する故障は保証対象外で、有償修理となります。
天体ショップでは、上記メーカーポリシーに加えて、弊社独自の初期不良 60 日+3 年保証をご用意し、日本語での窓口対応・修理受付を承ります。出典: ATR Quick Start After-sales Service Policy §1〜§4

本記事で比較した ATR シリーズ 4 機種の商品ページと、天体ショップの公式 LINE への導線をまとめました。詳細スペック・付属品構成・入荷状況は各商品ページと LINE でご確認ください。

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最終更新: 2026-07-07/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は ToupTek 公式マニュアル・公式製品ページ・Sony Semiconductor Solutions 公開資料に基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。

⑪ よくあるご質問(FAQ)

Q1. ATR533M と ATR533C はどちらを買えばよいですか?

A. ワンショットで色が乗るのは ATR533C、ナローバンドや LRGB でじっくり組みたいなら ATR533M(モノクロ)です。ToupTek 公式ガイドは初心者に対して「まず OSC(Color)」を推奨しています。出典: ToupTek Deep-Sky Camera for Beginners

Q2. ATR533M と ATR585M では、どちらが「感度」が高いですか?

A. QE Peak(量子効率のピーク)は ATR533M が >90%、ATR585M が >91% とわずかに ATR585M が上回ります。ただし読み出しノイズは ATR533M が Low Noise Mode で 0.27 e- まで低く、ダイナミックレンジは 92 dB(Low Noise Mode)となります。ノイズを含めた総合 SN で判断するのが実務的です。出典: ATR533M Manual §2.1 Table 1ATR585M Manual §2.1 Table 1

Q3. USB ケーブルで給電できますか?

A. できません。ATR シリーズは消費電力が大きく、USB 給電に非対応です。必ず DC 12V 3A の安定単一出力の電源を用意してください。不安定な電源や電源ハブは、画像異常や機器損傷の原因になるとメーカーが明記しています。出典: ATR Quick Start FAQ Q1ATR533M Manual §3.6

Q4. 冷却が公称値まで下がりません。故障ですか?

A. 公称の最大冷却差は室温 25℃ 前後で測定された値のため、環境温度が低いほど「見かけ上の冷却差」は小さくなります。まずは (1) 長時間露出(300s〜600s)を投入して内部負荷を落とす、(2) 電源出力を確認する、(3) N.I.N.A を再起動しカメラ再接続する、の順に切り分けます。出典: ATR Quick Start FAQ Q4

Q5. 冷却直後、画像中央に丸いシャドウが出ます。

A. 急速冷却で保護窓外側に結露している可能性があります。防露ヒーター(Anti-Dew)を最大設定にして少し待つと、シャドウが消えることが多いです。出典: ATR Quick Start FAQ Q5

Q6. ATR585 の HDR モードとはどのような機能ですか?

A. LCG(高フルウェル)と HCG(低読み出しノイズ)を組み合わせ、12bit ネイティブ ADC を 16bit 深度に拡張して、明暗差の大きい対象で階調を保つモードです。撮影対象の輝度差が大きい場合に有効化を検討します。出典: ToupTek blog_41ATR585M Manual §2.6

Q7. バックフォーカスはどれくらい確保できますか?

A. 標準は 17.5mm、付属の M42 外ネジリング交換で 12.5mm に短縮できます。M48-M42 アダプタ、M42M-M42F 21mm 延長、M48F-M42M 16.5mm 延長など、汎用的なアダプタリングが標準同梱されています。出典: ATR Quick Start Camera DimensionsATR533M Manual §3.1 Table 5、§3.4 Table 8

Q8. 対応 OS と対応撮影ソフトを教えてください。

A. Windows XP/Vista/7/8/10/11(32/64bit)、macOS、Linux に対応。撮影ソフトは公式 ToupSky、N.I.N.A(Native/ASCOM)、INDI、SharpCap、FireCapture、PHD Guiding、MaxIm DL、Nebulosity、AstroArt、MetaGuide、Registax、DeepSky Stacker などが公式マニュアルで対応表明されています。出典: ATR533M Manual §2.1 Table 1、§4.3 Third Party Software

Q9. 保証期間は何年ですか?

A. ToupTek のグローバル標準は購入日から 2 年間です。天体ショップでは、これに加えて弊社独自の初期不良 60 日+3 年保証をご用意し、日本語での対応と修理の受付窓口をご案内しています。出典: ATR Quick Start After-sales Service Policy §1

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最終更新: 2026-07-07/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は ToupTek 公式マニュアル・公式製品ページ・Sony Semiconductor Solutions 公開資料に基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。