ToupTek ATR585M / ATR585C / ATR533M / ATR533C 4機種比較・選び方完全ガイド|1/1.2インチ IMX585 と 1インチ正方 IMX533、モノクロと OSC の使い分け
ToupTek ATR585M / ATR585C / ATR533M / ATR533C 4機種比較・選び方完全ガイド|1/1.2インチ IMX585 と 1インチ正方 IMX533、モノクロと OSC の使い分け
ToupTek Astro の ATR シリーズ冷却 CMOS カメラ(DSO 用)は、Sony IMX585 系(1/1.2 インチ・2.9μm ピクセル・4K 解像度)と、IMX533 系(1 インチ正方 1:1 センサー・3.76μm ピクセル・14bit ADC)の 2 系統に、それぞれモノクロ(M)とワンショットカラー(C, OSC)版が用意されています。センサー面積・ピクセルサイズ・ADC ビット深度・ダイナミックレンジ挙動が異なるため「同じ ATR ブランドだから中身も似ている」と考えると選定を誤ります。本ガイドでは、ATR シリーズ 4 機種の公式マニュアルとメーカー公式製品ページを一次情報として、天体対象別・光学系別・運用スタイル別に選び方をまとめます。
① ATR シリーズ 4 機種の位置づけ
ToupTek Astro の ATR シリーズは USB3.0 接続の DSO(Deep Sky Object)向け冷却 CMOS カメラ群で、いずれも Sony の裏面照射(BSI)CMOS を採用し、二段 TEC ペルチェ冷却・ゼロアンプグロー設計・PID による目標温度制御・512MB DDR3 バッファを共通装備しています。出典: ATR Series DSO Cooled Camera Quick Start §Camera Introduction(センサー・冷却・DDR3 バッファに関する共通事項の記載)
本ガイドで扱う 4 機種は、センサーとカラーフィルタの組み合わせで整理できます。
| 機種 | センサー | カラー / モノクロ | 前面窓 | 型番 |
|---|---|---|---|---|
| ATR585M | Sony IMX585 (BSI) | モノクロ | AR ガラス(380–1100nm) | ATR3CMOS08300KMA |
| ATR585C | Sony IMX585 (BSI) | カラー (OSC) | IR-cut フィルター(380–690nm) | ATR3CMOS08300KPA |
| ATR533M | Sony IMX533 (BSI) | モノクロ | AR ガラス(380–1100nm) | ATR3CMOS09000KMA |
| ATR533C | Sony IMX533 (BSI) | カラー (OSC) | IR-cut フィルター(380–690nm) | ATR3CMOS09000KPA |
出典: ATR585M User Manual §2.1 Table 1 / ATR585C User Manual §2.1 Table 1 / ATR533M User Manual §2.1 Table 1 / ATR533C User Manual §2.1 Table 1(型番・センサー・前面窓の記載)
② IMX585(1/1.2 インチ)と IMX533(1 インチ正方)のセンサー特性
4 機種のうち、選定を最も左右するのはセンサーです。まず「面積・アスペクト比・ピクセルサイズ」を並べます。
IMX585(ATR585M / 585C)
Sony STARVIS 2 世代の裏面照射 CMOS で、光学フォーマット Type 1/1.2(対角 12.85mm)、有効 8.3MP(3840×2160)、ピクセルサイズ 2.9μm × 2.9μm、アスペクト比 16:9。撮像面積は 11.2mm × 6.3mm です。出典: ATR585M User Manual §2.1 Table 1(Diagonal 12.85mm、Image Resolution 8.3MP、Pixel Size 2.9μm、Image Area 11.2×6.3mm の記載)/Sony IMX585-AAQJ1(FRAMOS 製品ページ)(Sony Starvis 2 IMX585 の記載)
IMX533(ATR533M / 533C)
裏面照射 CMOS、光学フォーマット Type 1(対角 15.968mm)、有効 9MP(3008×3008)、ピクセルサイズ 3.76μm × 3.76μm、アスペクト比 1:1(正方フォーマット)。撮像面積は 11.31mm × 11.28mm、対角は 585 系より一回り大きい 15.97mm です。出典: ATR533M User Manual §2.1 Table 1(Diagonal 15.968mm、Resolution 3008×3008、Pixel Size 3.76μm、Image Area 11.31×11.28mm の記載)/Sony IMX533 Complete Technical Guide (ATIK Cameras)(1:1 正方フォーマットの記載)
選定への影響
ピクセルが 2.9μm の IMX585 は、同じ焦点距離の光学系に対して IMX533(3.76μm)よりサンプリングが細かく、焦点距離が短めのアポクロマート屈折や小口径のニュートン反射でも像を細かく描けます。一方、対角 15.97mm の IMX533 は、対角 12.85mm の IMX585 よりわずかに大きい円形イメージサークル内に収まり、正方フォーマットゆえに「回転方向を気にせず構図を追い込める」利点があります。出典: Sony IMX533 Complete Technical Guide (ATIK Cameras)(正方センサーは円形イメージサークルに対して四隅のデッドピクセルが発生しないという記載)
③ ATR585M と ATR585C(IMX585 系)の違い
センサー基板は同じ Sony IMX585 ですが、モノクロ機(M)は前面窓に AR コート反射防止ガラス、カラー機(C)は IR-cut フィルターを装着しているため、透過スペクトルと SNR 特性が異なります。
| 項目 | ATR585M(モノクロ) | ATR585C(カラー / OSC) |
|---|---|---|
| 前面窓 | AR ガラス | IR-cut フィルター |
| スペクトル範囲 | 380–1100nm | 380–690nm |
| QE ピーク | >91% | >91% |
| Read Noise | 0.50–3.04 e- | 0.46–0.65 e-(マニュアル記載値) |
| Full Well | 38.9ke- | 40ke- |
| SNR Max | 45 dB | 46 dB |
| Dynamic Range(HDR モード時) | 88.6 dB | 85.6 dB |
| ADC / HDR | 12bit ネイティブ、HDR で 16bit 出力 | 12bit ネイティブ、HDR で 16bit 出力 |
| Max FPS(USB3.0 / 12bit) | 24 FPS @ 3840×2160、70 FPS @ 1920×1080 | 24 FPS @ 3840×2160、70 FPS @ 1920×1080 |
出典: ATR585M User Manual §2.1 Table 1 / §1 Features(前面窓・スペクトル・QE・Read Noise・Full Well・SNR・DR・ADC・FPS の記載)/ATR585C User Manual §2.1 Table 1 / §1 Features(同項目のカラー機側記載)
ATR585M の HDR モードとは
ATR585M は ADC はネイティブ 12bit ですが、HDR モードを有効にすると LCG(Low Conversion Gain: 高フルウェル)と HCG(High Conversion Gain: 低リードノイズ)の 2 つのゲイン設定を統合して 16bit 深度で出力します。長時間露光時に「明部の白飛び」と「暗部のノイズ」の両方を抑えるためのモードで、明暗差の大きい対象で 12bit 単独モードよりダイナミックレンジを稼げます。出典: ATR585M HDR モード解説(ToupTek 公式ブログ)(HDR モードは LCG と HCG を統合し、ネイティブ 12bit ADC が 16bit 相当まで拡張されるという公式説明)
④ ATR533M と ATR533C(IMX533 系)の違い
533 系は同じ IMX533 センサーを使いつつ、モノクロ機(M)は AR ガラス、カラー機(C)は IR-cut フィルターを装着している点は 585 系と同じ構造です。ただし ADC がネイティブ 14bit で、Low Noise モードと High Full Well(HFW)モードの独立した動作モードを持ちます。
| 項目 | ATR533M(モノクロ) | ATR533C(カラー / OSC) |
|---|---|---|
| 前面窓 / スペクトル | AR ガラス / 380–1100nm | IR-cut / 380–690nm |
| QE ピーク | >90% | >80% |
| Read Noise(Low Noise Mode) | 0.27–1.84 e- | 0.34–1.9 e- |
| Full Well | 52ke-(HFW モード時 104.6ke-) | 50ke- |
| Dynamic Range(Low Noise Mode) | 92 dB | 87 dB |
| SNR Max(Low Noise Mode) | 47 dB | 47 dB |
| ADC | 14bit ネイティブ | 14bit ネイティブ |
| Max FPS(USB3.0 / 14bit) | 20 FPS @ 3008×3008(Low Noise Mode で 13.3 FPS) | 20 FPS @ 3008×3008 |
出典: ATR533M User Manual §2.1 Table 1 / §1 Features / §2.3 Table 2(QE・Read Noise・Full Well・HFW mode 104.6ke-・DR・SNR・ADC・FPS の記載)/ATR533C User Manual §2.1 Table 1 / §1 Features(カラー機側の同項目記載)
533 系の 3 モード運用(HCG / Low Noise / HFW)
ATR533M / 533C は HCG(High Conversion Gain)モードで低リードノイズを、HFW(High Full Well)モードで大容量の電子井戸を、Low Noise モードでフレームレートを落として更にノイズを下げる、という 3 つの動作モードを持ちます。ATR533M のマニュアル §2.9 では、HCG 単独時に Read Noise 0.48–1.29 e-・Full Well 最大 16.8ke-、Low Noise + HFW 統合モードでは Read Noise 0.27–0.62 e- で Full Well 最大 35.2ke-、HFW 単独では Full Well 最大 104.6ke- という測定値がゲイン別に提示されています。出典: ATR533M User Manual §2.6 / §2.9 Table 3 / Table 3.1(HCG・LCG・Low Noise・HFW の各モード別 Gain × Read Noise × Full Well × DR テーブル)
⑤ 用途別・光学系別のベストマッチ
センサー特性と運用モードを整理すると、次の使い分けが導けます。
| こんな運用に向く | おすすめ機種 | 理由 |
|---|---|---|
| LRGB / ナローバンドをフィルターホイールで運用し、細部の解像を稼ぎたい | ATR585M | 2.9μm ピクセルで細かくサンプリング。前面窓が AR ガラスで 380–1100nm 透過なので、SII/Hα/OIII/L/R/G/B いずれのフィルターも減衰なしで通せる。HDR モードで明暗差の大きい対象も追い込める。 |
| 1 発でカラー画像を得たい/フィルター運用の手間を避けたい | ATR585C | Bayer カラーの OSC。IR-cut 装着済みなので、屈折鏡筒の色収差を抑えつつ日周光の当たる対象で自然な色合いを出せる。 |
| 小型屈折(焦点距離 ~400–600mm)で系外銀河や球状星団など円形〜正方の対象を撮る | ATR533M / ATR533C | 1:1 正方フォーマットが円形イメージサークルにきれいに収まり、四隅のケラレやデッドピクセルが出にくい。3.76μm の広めのピクセルは短焦点でも星像に十分なフォトンを集める。 |
| 明暗差の大きい対象(散光星雲の芯部と周辺淡部)で階調を残したい | ATR533M(HFW モード)/ATR585M(HDR モード) | ATR533M は HFW モードで Full Well を 104.6ke- まで拡張、ATR585M は HDR モードで HCG+LCG 統合し 16bit 出力。どちらも「白飛びと黒潰れの同時抑制」を狙える。 |
| 近赤外域(>700nm)を含めた撮影・観測にも使いたい | ATR585M または ATR533M(モノクロ機) | モノクロ機は AR ガラスで 380–1100nm を通すため、近赤外 IR パスフィルタとの併用が可能。カラー機は IR-cut のため 690nm 以上が減衰する。 |
出典: ATR585M User Manual §2.1 Table 1(AR ガラス・スペクトル 380–1100nm)/ATR585C User Manual §2.1 Table 1(IR-cut・380–690nm)/ATR533M User Manual §1 Features / §2.9 Table 3(HFW モード時 Full Well 104.6ke-)/Sony IMX533 Complete Technical Guide (ATIK Cameras)(正方フォーマットが円形イメージサークルに適する記載)
⑥ 4 機種共通の冷却・電源・接続仕様
スペック表を比べる前に、4 機種で共通する基本設計を押さえておくと選定が早くなります。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 冷却方式 | 二段 TEC ペルチェ + 制御ファン、PID 制御による目標温度追従(0.1°C 精度) |
| 冷却性能 | 短時間露光時 環境-35°C、長時間露光(>1 秒)時 環境-45°C |
| 電源 | DC 12V 3A 必須(USB は給電に非対応、データ通信のみ) |
| 通信ポート | USB 3.0(Type-B)/USB 2.0 互換、USB-HUB 端子を内蔵(フィルターホイールやオフアクシスガイダーカメラを接続) |
| マウント | M42 × 0.75mm、バックフォーカス 17.5mm(付属 M42 リング交換で 12.5mm に短縮可) |
| サイズ / 重量 | Diameter 80mm × Height 107.1mm / 0.577kg |
| 結露対策 | 前面窓ヒーター内蔵(クイックガイドに記載) |
| アンプグロー | ゼロアンプグロー設計(20°C・5 分露光でアンプグローが見えないと公式マニュアルに記載) |
| 対応ソフト | ToupSky(Windows/Mac/Linux)、N.I.N.A.、SharpCap、ASCOM プラットフォーム、DirectShow SDK、PHD2、Nebulosity、MaxIm DL、AstroArt、FireCapture、Registax、DeepSky Stacker 等 |
出典: ATR585M User Manual §2.1 Table 1 / §2.7 / §2.8 / §3.6 / §4.3(冷却・電源・USB-HUB・アンプグロー・サードパーティソフトの記載)/ATR Series DSO Cooled Camera Quick Start(前面窓ヒーター、バックフォーカス 12.5/17.5mm 切替、DC12V 3A 電源、付属品構成の記載)
⑦ モノクロ機(M)を選ぶときの運用ポイント
ATR585M や ATR533M のようなモノクロ機は、単体ではカラー画像を出力できません。カラー画像を得るには少なくとも RGB(または LRGB)のフィルターと、フィルターホイールが必要です。ナローバンド(Hα / OIII / SII)も同じフィルターホイールに追加していく運用になります。
ATR シリーズの背面には USB 2.0 の HUB 端子が用意されており、フィルターホイールやガイド用カメラをここに接続することで、PC 側の USB ケーブルを 1 本に集約できます。出典: ATR585M User Manual §3.6 Table 10(USB-HUB からフィルターホイール/ガイド機に接続する運用の記載)
また、前面窓が AR ガラス(380–1100nm 透過)であるため、モノクロ機はナローバンドフィルターや近赤外パスフィルターとの併用時に「前面窓側で余計にカットされない」という利点があります。カラー機はセンサー前段で IR-cut フィルターが常時挿入されているため、690nm より長波長側は透過量が大幅に落ちます。出典: ATR Series DSO Cooled Camera Quick Start §Camera Introduction(モノクロ機は AR anti-reflective glass 380–1100nm、カラー機は IR cut filter 380–690nm という前面窓の記載)
⑧ 関連商品
本記事で扱った 4 機種のうち、ATR585M の製品ページは以下のリンクからご確認いただけます。ATR585C(IMX585 カラー版)、ATR533M / ATR533C(IMX533 モノクロ/カラー)は 585M と同じ光学インターフェイス(M42×0.75、バックフォーカス 17.5mm、DC 12V 3A、USB 3.0)を共有していますので、光学系の付け替えなしで同じセットアップから比較検討できます。
⑨ ATR シリーズの購入相談|商品ページ・公式 LINE のご案内
本記事で扱った商品ページはこちら
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最終更新: 2026-07-07/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は ToupTek Astro 公式マニュアル・公式製品ページ・Sony 系センサー公式資料に基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。
⑩ よくある質問(FAQ)
Q1. ATR585M と ATR533M、初めての DSO 冷却カメラとしてはどちらが扱いやすいですか?
A. 光学系が既に手元にあるかで変わります。焦点距離 ~400–600mm 前後の小型屈折で系外銀河・球状星団・惑星状星雲など「円形〜正方の対象」を狙うなら、ATR533M の 1:1 正方センサー(対角 15.97mm)が構図決めを楽にしてくれます。一方、より短焦点でピクセルスケールを稼ぎたい、あるいは 4K の細かい画素で細部を追い込みたい場合は ATR585M(2.9μm × 3840×2160)が向きます。出典: ATR585M User Manual §2.1 Table 1 / ATR533M User Manual §2.1 Table 1(センサーサイズ・ピクセルサイズ・解像度)
Q2. モノクロ機(M)とカラー機(C)は前面窓以外に違いはありますか?
A. 基板側のセンサーは同一(IMX585 系同士、IMX533 系同士)で、大きな差は 2 点です。(1) 前面窓:M は AR ガラス(380–1100nm 透過)、C は IR-cut フィルター(380–690nm)。(2) 出力:M は輝度値のみのモノクロ画像、C は Bayer カラーの RAW 画像です。M でカラー画像を得るにはフィルターホイールと LRGB フィルターが別途必要になります。出典: ATR Series Quick Start §Camera Introduction(モノクロ機は AR ガラス 380–1100nm、カラー機は IR cut filter 380–690nm)
Q3. USB 3.0 だけで電源も取れますか?
A. 取れません。ATR シリーズ(585 系・533 系とも)は DC 12V 3A の外部電源が必須で、USB 3.0 はデータ通信専用です。ATR585M のマニュアルには「IMX585 は消費電力が大きいため、冷却系を含めて 12V/3A 電源からのみ起動できる」と明記されています。出典: ATR585M User Manual §3.6(USB3.0 no longer works as a power source but only as a data communication method)
Q4. ATR585M の「HDR モード」と ATR533M の「HFW モード」は同じものですか?
A. 目的(明暗差の大きい対象で階調を残す)は近いですが、実現方式が異なります。ATR585M の HDR モードは HCG(低リードノイズ)と LCG(高フルウェル)の 2 つのゲイン設定を統合してネイティブ 12bit ADC を 16bit 相当まで拡張します。ATR533M の HFW モードは、単独モードとして Full Well を通常の 52ke- から 104.6ke- まで拡張するモードで、ADC は 14bit ネイティブのまま動作します。出典: ATR585M HDR モード解説(ToupTek 公式ブログ)/ATR533M User Manual §2.1 Table 1 / §2.9 Table 3 / Table 3.1(Full Well 52ke- (104.6ke- @ HFW Mode) の記載と、モード別 Full Well 実測値の記載)
Q5. 冷却の「環境-45°C」というのはどんな条件で得られる値ですか?
A. マニュアルでは「短時間露光時 環境-35°C、露光時間が 1 秒を超える長時間露光時に環境-45°C」と分けて記載されています。実運用では設定温度は環境温度から相対値(例:-30°C など、0°C 以下を推奨)で決めるのが基本で、極端に低い外気温の地域を除いて 0°C 以下に設定することが公式クイックガイドで推奨されています。出典: ATR585M User Manual §1 Features / §2.7(-35°C 短時間 / -45°C 長時間の記載)/ATR Series Quick Start §Cooling(設定は 0°C 以下推奨の記載)
Q6. バックフォーカスは何 mm ですか?
A. デフォルトのバックフォーカス(センサー面からカメラのマウント面までの距離)は 17.5mm です。付属の M42 外ネジリング(12.5mm)に交換すると、バックフォーカスを 12.5mm に短縮できます。ATR シリーズはマウントが M42×0.75mm で、標準で M48-M42 アダプタリング、16.5mm / 21mm の延長筒、M42×0.75 の 12.5mm リング、電源アダプタ、USB3.0 データケーブル 1.5m、カメラカバーが同梱されます。出典: ATR Series Quick Start §Camera Introduction / Packaging Accessories(バックフォーカス 17.5mm / 12.5mm 切替と付属品構成の記載)
Q7. どのソフトから制御できますか?
A. ToupTek 純正の ToupSky(Windows/Mac/Linux)に加え、N.I.N.A.、SharpCap、ASCOM プラットフォーム、DirectShow SDK、PHD2(ガイド用)、Nebulosity、MaxIm DL、AstroArt、FireCapture、Registax、DeepSky Stacker などのサードパーティソフトに対応しています。出典: ATR585M User Manual §4.3(サポートする 3rd Party Software 一覧)
⑪ 参考にした一次情報
- ATR585M(ATR3CMOS08300KMA) User Manual V1.0(Nov 2024)
- ATR585C(ATR3CMOS08300KPA) User Manual
- ATR533M(ATR3CMOS09000KMA) User Manual V1.2(Jun 2025)
- ATR533C(ATR3CMOS09000KPA) User Manual
- ATR Series DSO Cooled Camera Quick Start
- ATR585M 公式製品ページ
- ATR585C 公式製品ページ
- ATR533M 公式製品ページ
- ATR533C 公式製品ページ
- Experience unparalleled imaging with the ATR585M's unique HDR mode(ToupTek 公式ブログ)
- Sony Starvis 2 IMX585-AAQJ1(FRAMOS 製品ページ)
- Sony IMX533 Sensor: Complete Technical Guide(ATIK Cameras)
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最終更新: 2026-07-07/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は ToupTek Astro 公式マニュアル・公式製品ページ・Sony 系センサー公式資料に基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。