Skywatcher WAVE 150i スカイウォッチャー マウント ストレインウェーブギア 赤道儀 経緯台両用 アクセサリー|使い方・撮影設定 完全ガイド

Skywatcher WAVE 150i スカイウォッチャー マウント ストレインウェーブギア 赤道儀 経緯台両用 アクセサリー|使い方・撮影設定 完全ガイド

Sky-Watcher WAVE 150i は、ストレインウェーブ (ハーモニックドライブ) 機構を採用した赤道儀 / 経緯台両用マウントです。ヘッド重量 5.8kg でありながらカウンターウェイトなしで 15kg までの機材を搭載でき、光学バランスさえ取れれば重量級鏡筒でも軽装で運用できます。本記事では、公式マニュアル (2024-09-01 版) と Sky-Watcher 公式仕様に基づき、開梱直後のセットアップから EQ / Alt-Az モード切替、極軸合わせ、SynScan Pro / ASIAIR での制御接続、撮影用のバランス出し、ファームウェア更新までを一次情報だけで解説します。

① WAVE 150i を選ぶ理由|ストレインウェーブ機構と主要スペック

WAVE 150i は、産業用ロボットで実績のあるストレインウェーブ (ハーモニックドライブ) 機構を採用した Sky-Watcher の赤道儀 / 経緯台両用マウントです。従来のウォームギア式に比べ、可動部が薄い柔軟スプライン 1 枚に集約されるためバックラッシュが極めて小さく、ガイド信号への即応性が高いのが特徴です。公式仕様は以下の通りです。

項目 公式仕様
マウントタイプ Equatorial / Alt-Az Dual Mode
ヘッド重量 5.8kg
最大 payload (バランスあり) 5kgf.m (25kg @0.2m)
最大 payload (R.A. アンバランス) 3kgf.m (15kg @0.2m)
最大 payload (Dec/Alt アンバランス) 0.75kgf.m (25kg @0.03m)
Gear ratio RA 303:1 / DEC 275.4:1
モーター Stepper Motor 1.8°/step, 256 Microsteps per step
最大 slewing 速度 7.5 degrees/second
オートガイド速度 0.125x / 0.25x / 0.5x / 0.75x / 1x
極軸調整範囲 緯度 90°、方位 20°
Latitude 調整範囲 0°〜90°
サドル Single D/V hybrid saddle (43mm〜73mm ダブテール対応)
電源 DC 12-16V, > 35W (>3A @12VDC or >2.2A @16VDC)
GoTo カタログ Messier, NGC, IC, Caldwell, Double Star, Variable Star, Named Star, Planets

出典: Sky-Watcher WAVE150i Instruction Manual Appendix Specifications (2024-09-01)、および Sky-Watcher USA 公式製品ページAstronomics 掲載 公式スペック

② 開梱から通電まで|同梱品と最初に用意するもの

② -1 同梱品と別売アクセサリ

公式マニュアルの Packing List に明記されている同梱品は次の通りです。

区分 内容
同梱品 WAVE150i マウントヘッド ×1、Power Cable ×1、USB Cable ×1
別売 (optional) カウンターウェイト 5kg ×1、ロッド (0.7kg + 延長 0.4kg)、Pier Extension 1kg、三脚
天体ショップ推奨 追加準備品 2.5mm 内径 電源アダプタ、USB 3.0 A-A ケーブル

出典: Sky-Watcher WAVE150i Instruction Manual Packing List / Appendix天体ショップ WAVE 150i 商品ページ

② -2 電源要件と AC アダプタ選び

マニュアル §3.3 の Power Supply Requirements は次のように明記されています。

  1. 出力電圧: DC 12〜16V (高い方が推奨)
  2. 電力: 35W 以上 (>3A @12VDC もしくは >2.2A @16VDC)
  3. プラグ規格: 2.1mm I.D., 5.5mm O.D., 中心プラス
  4. 非安定化 AC-DC アダプタは使用禁止

ゆえに、鉛蓄電池・リン酸鉄リチウム (LiFePO4) ポータブル電源・スイッチング式安定化 AC アダプタのいずれかを選ぶことになります。DC 12V 5A クラスの安定化アダプタ、もしくは DC 出力 12V/15V の LiFePO4 パワーステーションが実用的です。冬場の電圧降下を考えると 16V 出力を選べる方が余裕があります。

出典: Sky-Watcher WAVE150i Instruction Manual §3.3 Power Supply Requirements

② -3 電源スイッチ LED の意味 (最初に必ず覚える)

本体の電源スイッチ LED はステータスインジケータを兼ねており、意味を知らないと故障判断を誤ります。マニュアル §3.1 の記載は次の通り。

LED パターン 意味
単発短点滅 (Single flashing with short On time) Wi-Fi モジュールが接続待機中
二重点滅 (Double flashing) 無線接続確立済み
常時点灯 (Steady On) 長時間放置により Wi-Fi モジュール停止 (故障ではない)
遅い等時間点滅 (Single slow flashing, equal On/Off) 電源電圧低下
速い単発点滅 (Single quick flashing) 電圧極低・直ちに使用停止
三重点滅 (Triple flashing) ファーム更新が未完了

出典: Sky-Watcher WAVE150i Instruction Manual §3.1 Control Panel

③ EQ モード / Alt-Az モード切替|ノブ 1 本で完結

WAVE 150i は Equatorial と Alt-Azimuth を専用切替スイッチではなく、Altitude (Latitude) 調整ノブ 1 本で使い分けます。マニュアル §1.2 に手順が明記されています。

③ -1 EQ (赤道儀) モードにする

  1. Latitude ロックノブ 2 本を少し緩める
  2. Latitude 調整ノブを回して、Latitude スケールの矢印を観測地の緯度に合わせる (東京なら 35°、大阪 34°、札幌 43°、福岡 33° 等)
  3. Latitude ロックノブ 2 本を締めて固定
  4. 三脚の 1 本の脚を北 (南半球なら南) に向け、R.A. 軸を北 (南) に向けて設置

③ -2 Alt-Az (経緯台) モードにする

  1. Altitude 調整ノブを反時計回りに突き当たりまで回す
  2. Latitude ロックノブを締めて、マウントを直立姿勢のまま固定する

Alt-Az 運用時は、鏡筒が真上を向く姿勢 (天頂) からスタートするアラインメントが標準です。惑星・二重星の眼視、ドローン的な追尾など短時間の観望に向きます。

出典: Sky-Watcher WAVE150i Instruction Manual §1.2 Tilt Declination Axis

④ 極軸合わせ (Polar Alignment) の手順

WAVE 150i には光学式極軸望遠鏡が付いていません。代わりにマニュアル §2 に記載された「星導入ベース」もしくは「イメージングベース」の 2 方式で極軸を合わせます。

④ -1 一般手順 (共通の下ごしらえ)

  1. Latitude ロックノブ 2 本を軽く緩める
  2. Latitude 調整ノブで観測地の緯度に合わせる
  3. R.A. 軸をおおまかに北天の極方向に向ける
  4. 下記 ④ -2 or ④ -3 のいずれかで微調整
  5. Altitude 調整ノブで俯仰、Azimuth 調整ノブで水平方向を追い込む
  6. 最後に Latitude ロックノブと Azimuth 調整ノブを締める

④ -2 星導入ベース (SynScan Pro / SynScan hand controller)

  1. SynScan Pro アプリ or SynScan ハンドコントローラで 2-Star Alignment を実行
  2. メニューから Polar Alignment を実行
  3. 2〜3 回繰り返す (公式マニュアル §2.2 の指示)

④ -3 イメージングベース (SharpCap Pro / PHD2)

SharpCap Pro や PHD2 の高精度極軸合わせ機能は WAVE 150i にも対応します。詳細は各ソフトウェアのマニュアルに従います。ガイドカメラを用いて数十秒〜数分で高精度に追い込めるため、撮影用途では実質的な標準手段です。

出典: Sky-Watcher WAVE150i Instruction Manual §2 Polar Alignment

⑤ SynScan Pro アプリでの制御と接続方法

⑤ -1 対応 OS と入手先

プラットフォーム 入手先 対応通信
Windows / Mac www.skywatcher.com からダウンロード USB / Wi-Fi / Bluetooth
Android Google Play もしくは www.skywatcher.com USB (OTG dongle 必須) / Wi-Fi / Bluetooth
iOS App Store Wi-Fi / Bluetooth (USB 非対応)

出典: Sky-Watcher WAVE150i Instruction Manual §4.1 SynScan Pro AppSky-Watcher 公式 SynScan App 紹介ページ

⑤ -2 Auto-Home 機能の使い分け

SynScan Pro の Utility → Advanced → Auto Home から、モードに応じて次の値を入力します。マニュアル §4.3 の記載に厳密に従ってください。

モード Dec Offset 戻る位置
Equatorial 0 Polar-home position
Alt-Az -90 North-level position

マニュアルには「Dec/Alt = -90°/270° の位置では Auto-Home を実行してはならない」との明確な NOTICE が記載されています。撮影後の帰還前には、現在位置がこの禁止領域にないかを必ず確認してください。

出典: Sky-Watcher WAVE150i Instruction Manual §4.3 Auto-Home

⑤ -3 3rd party アプリとの互換

SynScan Pro 経由で、以下のプラネタリウム / 天体制御ソフトと連携できます (Sky-Watcher 公式 SynScan App 紹介ページの記載)。

  • ASCOM (Windows で PHD2 / NINA / APT 等の各種アプリが利用可能)
  • Luminos / Sky Safari / StarSeek / Stellarium / SkyTrack

出典: Sky-Watcher 公式 SynScan App 紹介ページ

⑥ ASIAIR / 3rd party コントローラでの接続

WAVE 150i は Sky-Watcher 公式製品ページ (SRC-3) で ASIAIR、Eagle、StellarMate と互換性が明記されている数少ないマウントの 1 つです。特に ASIAIR は「USB-B cable included」(公式製品ページの表現) と記載されており、ケーブル 1 本で直結できます。

⑥ -1 ASIAIR Plus / Mini との接続

  1. WAVE 150i 本体 USB ポート (Type-B) と ASIAIR 本体の USB Type-A を、同梱の USB-B ケーブルで接続
  2. ASIAIR アプリ Mount 選択画面で「Sky-Watcher Wave 150i」もしくは「Sky-Watcher」を選択
  3. ボーレートは ASIAIR 側デフォルト値のまま接続 (SynScan 系マウントのプロファイルが自動で読み込まれる)

この構成なら SynScan Pro アプリと WAVE 150i を切り離せるため、フィールドで iOS デバイスと iPhone の Wi-Fi ネットワークを別々に扱えます。

⑥ -2 オートガイダー接続 (ST-4)

WAVE 150i の GUIDE ポートは ST-4 準拠のオートガイダー入力を備え、マニュアル §3.2 に次のピン配置が定義されています。

Pin 信号
1 NC (未接続)
2 GND
3 RA+
4 DEC+
5 DEC-
6 RA-

ただし ASIAIR / ASCOM 経由で運用する場合はソフトウェア (パルスガイド) 経由でガイド信号を送るのが一般的で、ST-4 ケーブル自体は不要になるケースがほとんどです。ST-4 ケーブルは、独立系ガイダー (SBIG SG4、Lacerta MGEN 等) を使うときに必要です。

出典: Sky-Watcher WAVE150i Instruction Manual §3.2 Pinout of the InterfacesSky-Watcher USA 公式製品ページ

⑥ -3 コントロールパネル 各ポートの用途

ポート 用途
PWR 12V 主電源入力 (2.1mm I.D. センタープラス)
USB (Type-B) PC / Android 端末との通信
HAND CNTRL SynScan ハンドコントローラ接続
AUX PWR 補助電源出力 (2.5mm I.D. / 5.5mm O.D. / 最大 DC 5A)
AUX USB 鏡筒側 USB デバイスと母機を経路内配線でつなぐ
GUIDE ST-4 オートガイダー入力

出典: Sky-Watcher WAVE150i Instruction Manual §3.1 / §3.2 / §4.6 Cable Management System

⑦ 撮影用のバランス調整|ストレインウェーブでも「取る」ほど有利

WAVE 150i はストレインウェーブ機構の高保持トルクにより、公式マニュアル §1.5 で「R.A. / Dec 両軸ともアンバランス搭載を許容する」と明記されています。それでも公式は「バランスを取る (少なくとも部分的に) と 3 つの恩恵がある」としています。

  • 三脚の支持面が小さいときの安定性向上
  • 消費電力の低減
  • トラッキング性能の向上

撮影用途、特にディープスカイの数分露光をやる方は、バランスは取っておくのが公式推奨です。

⑦ -1 R.A. 軸のバランス (EQ モード)

  1. 左手でカウンターウェイトロッドを保持し、右手で R.A. ロックノブを完全に解放
  2. R.A. 軸を回転させて鏡筒側を右に傾ける
  3. カウンターウェイトを R.A. 軸上でスライドさせ、バランス位置を探る
  4. 鏡筒が重くフルバランスが取れない場合は、ウェイトをロッドの最遠位置に固定
  5. ホームポジションに戻し、R.A. ロックノブを再度締める

公式に記載されているバランス計算式は Dw = Mt × Dt / Mw で、Dw = ウェイト重心の R.A. 軸からの距離、Mt = 鏡筒質量、Dt = 鏡筒重心の R.A. 軸からの距離、Mw = ウェイト質量です。

⑦ -2 Dec / Altitude 軸のバランス

  1. SynScan Pro で 2 軸を動かし、鏡筒を水平にする
  2. 左手で鏡筒を保持し、Dec ロックノブ 2 本を取り外す
  3. チューブリング取り付けなら、リング内で鏡筒をスライドさせて釣り合いを取る
  4. リング無し (ダブテール直付け) なら、鏡筒を保持したまま saddle 側のロックノブを緩め、ダブテールをスライドさせて釣り合いを取る
  5. Dec ロックノブ 2 本を再度取り付けて固定

出典: Sky-Watcher WAVE150i Instruction Manual §1.5 Balance of the Payload

⑦ -3 カウンターウェイトが「必要になる」目安

公式マニュアル §1.4 は「Counterweight is optional unless the telescope and accessories are very heavy」と述べています。Sky-Watcher USA の Wave Counterweight Kit ページによれば、別売キットには 11 ポンド (5kg) のカウンターウェイト × 1、ロッド (0.79-inch / 20mm 径 × 12.4-inch / 314mm 長, 0.72kg)、延長バー (20mm 径 × 164mm 長, 0.35kg) が含まれます。マニュアル Appendix には「Counterweight Rod (optional) 0.7kg + 0.4kg」と記載され、両者は整合します。

WAVE 150i は無ウェイトでも 15kg (アンバランス R.A.) まで搭載できるので、10kg 前後の中口径鏡筒+ カメラ+ ガイダーの構成であれば、機動性を優先してカウンターウェイトを付けない選択肢もあります。ただしバランスによる安定性・消費電力の恩恵は前述の通り公式で認められているため、常設運用ならウェイトキットの導入が合理的です。

出典: Sky-Watcher WAVE150i Instruction Manual §1.4 / AppendixSky-Watcher USA 公式 Wave Counterweight Kit ページ

⑧ ファーム更新とメンテナンス

公式は Sky-Watcher の Motor Control Firmware ダウンロードページで、WAVE 150i 向けに次のファーム / ツールを配布しています。

対象 バージョン
Motor Controller ファーム (WAVE 150i 搭載) MC030 Motor Controller Version 3.69
Windows 版 Firmware Loader (Wi-Fi 対応) Motor Controller Firmware Loader - WiFi, Version 1.89
Mac 版 Firmware Loader (Wi-Fi 対応) Motor Controller Firmware Loader - WiFi, Version 1.84

更新時のワークフローは概ね次の通りです。

  1. PC で Motor Controller Firmware Loader (Wi-Fi 版) をダウンロード・展開
  2. WAVE 150i を安定化電源で通電し、Wi-Fi モジュールが接続待機 (電源スイッチ LED 単発短点滅) の状態にする
  3. PC / スマホから WAVE 150i の Wi-Fi (Sky-Watcher_WAVE_XXXX) に接続
  4. Firmware Loader で新しいファームを選択し書き込み
  5. 更新後、LED が「三重点滅」になった場合はファーム書き込みが未完了なので、電源を安定化した上でやり直す

本体には Illumination (Latitude スケール + 水準器の LED 照明) も搭載されており、SynScan Pro / SynScan hand controller の「Polar Scope Illuminator」設定から明るさを調整できます。

出典: Sky-Watcher 公式 Motor Control Firmware ダウンロードページSky-Watcher WAVE150i Instruction Manual §3.1 / §4.4 / §4.5

WAVE 150i を撮影運用する上で、天体ショップで扱っている関連商品を掲載します。

  • Skywatcher WAVE 150i (Pillar 商品ページ) — 本記事の中心製品。天体ショップ販売価格 ¥349,600 (税込)、弊社独自の初期不良60日+3年保証付き。
  • ZWO ASIAIR Plus 256G — Sky-Watcher USA 公式製品ページで互換性が明記された制御機。USB-B ケーブル 1 本で WAVE 150i と直結できる。

⑩ 使い方の疑問はこちらへ|商品ページ・公式 LINE のご案内

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最終更新: 2026-08-28/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は Sky-Watcher WAVE150i 公式マニュアル (2024-09-01 版) および Sky-Watcher 公式ページに基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。

⑪ よくある質問 (FAQ)

Q1. カウンターウェイトは必ず必要ですか?

A. 公式マニュアル §1.4 に「Counterweight is optional unless the telescope and accessories are very heavy」と記載されています。R.A. 軸のアンバランス搭載耐力は 3kgf.m (15kg @0.2m) なので、10kg 前後の中口径鏡筒 + カメラであればカウンターウェイト無しでも運用可能です。ただしバランスを取れば安定性・消費電力・トラッキング性能が向上する、と公式が明言しています。

Q2. Alt-Az モードから EQ モードに切り替える手順は?

A. マニュアル §1.2 の EQ 手順に従います。Latitude ロックノブ 2 本を緩め、Latitude 調整ノブを回して観測地緯度に合わせ、ロックノブを再度締めます。切替スイッチのような専用機構はなく、傾き調整だけでモードが切り替わります。

Q3. AC アダプタは何を選べばよいですか?

A. 公式マニュアル §3.3 は DC 12〜16V、35W 以上、2.1mm I.D. センタープラス、安定化 (regulated) を指定しています。非安定化アダプタは公式に使用禁止です。冬場の電圧降下も考えて DC 12V 5A クラスの安定化アダプタ、もしくは 12V/15V 出力対応の LiFePO4 ポータブル電源を推奨します。

Q4. ASIAIR で使う場合、ハンドコントローラは必要ですか?

A. 不要です。ASIAIR Plus / Mini と WAVE 150i を USB-B ケーブルで直結し、ASIAIR アプリの Mount 選択で Sky-Watcher 系プロファイルを選ぶだけで動作します。SynScan ハンドコントローラは公式にも「Optional」となっています。

Q5. 光学式極軸望遠鏡はありますか?

A. WAVE 150i には光学式極軸望遠鏡は搭載されていません。マニュアル §2 に従って SynScan Pro の 2-Star Alignment ベースの Polar Alignment、もしくは SharpCap Pro / PHD2 のイメージング極軸合わせを使います。撮影用途では後者が現実的です。

Q6. Alt-Az モードで撮影はできますか?

A. 短時間 (数十秒〜1 分) の眼視・惑星動画・月面撮影であれば Alt-Az モードでも実用的です。ディープスカイの数分露光は視野回転が発生するため、EQ モードで運用してください。

Q7. ファーム更新に失敗して電源スイッチ LED が三重点滅しています。

A. マニュアル §3.1 は「三重点滅 = Firmware update is not finished」と定義しています。安定化 12V/16V 電源を用意し、Motor Controller Firmware Loader (Wi-Fi 版) で再度更新を実行してください。書き込み中に電源が落ちると再現するため、ポータブル電源の残量に注意します。

Q8. ハンドコントローラを買うべきか、SynScan Pro アプリだけで運用してよいか?

A. Sky-Watcher 公式は「SynScan Pro アプリが推奨コントローラ」と明記しています (マニュアル §4.1)。特に GoTo・Polar Alignment・Auto Home すべてがアプリだけで実行可能です。ハンドコントローラは「Optional」の位置付けで、スマホの電池を消費したくない、寒冷地でアプリ操作が難しい、といった運用条件で追加する選択肢になります。

Q9. Sky-Watcher 純正三脚以外は使えますか?

A. マニュアル §1.1 は「The WAVE 150i mount can be installed on multiple tripods and extension stands」と明記しています。EQ モードで運用する場合は 1 本の脚を北 (南半球は南) に向ける必要があるため、脚方向を意識できる三脚を選んでください。剛性は搭載機材総重量 (最大 25kg + マウント 5.8kg = 30.8kg) を余裕を持って支えられるものが目安です。

Q10. Auto Home で禁止されている位置はありますか?

A. マニュアル §4.3 に「NOTICE: Avoid starting Auto-Home in the following position: Dec/Alt = -90°/270°」と明記されています。撮影後に帰還する前に、現在の Dec / Alt がこの禁止領域にないことを SynScan Pro のマウント状態画面で確認してください。

⑫ 参考にした一次情報

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最終更新: 2026-08-28/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は Sky-Watcher WAVE150i 公式マニュアル (2024-09-01 版) および Sky-Watcher 公式ページに基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。