アスカー Askar SQA85|85mm F4.8 ペッツバール 5 枚玉アストログラフの比較・選び方ガイド
アスカー Askar SQA85|85mm F4.8 ペッツバール 5 枚玉アストログラフの比較・選び方ガイド
アスカー Askar SQA85 は、口径 85mm・焦点距離 408mm・F4.8 のペッツバール 5 枚玉アストログラフです。出典: Askar 公式 SQA85 製品ページ、Askar SQA85 公式マニュアル §7 Specifications。 SD 超低分散ガラスを 2 枚配置したセルフフラットナー設計で、フルサイズセンサー(イメージサークル 44mm)の隅々まで点像を保つことを狙った機材です。本記事は「SQA85 は自分の用途に合うのか」「同じ Askar の SQA55/SQA106/65PHQ/80PHQ/FRA400 や、ウィリアムオプティクス RedCat 51 III WIFD と何が違うのか」を、メーカー公式マニュアルと公式仕様だけで横並びに整理する比較・選び方ガイドです。
① 光学設計|5 枚玉ペッツバール+SD 2 枚+セルフフラットナー
SQA85 の光学設計は「Quintuplet Air-Spaced Petzval Astrograph」、5 群 5 枚の空気間隔ペッツバールです。レンズエレメントのうち 2 枚に SD(Super-low Dispersion/超低分散)ガラスを採用し、軸上色収差と倍率色収差を抑えます。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §1 OVERVIEW・§7 SPECIFICATIONS(“Quintuplet air-spaced lens design with 2 pieces of SD glass” / “Optical Design: Quintuplet Air-Spaced Petzval Astrograph” / “SD Glass Elements: 2 pieces”)、アストロアーツ 2024-11 報道(「5 群 5 枚」「2 枚に SD(超特殊低分散)レンズを搭載」)。
ペッツバール(Petzval)型は「対物群+後群フラットナー」をひとつの鏡筒内で完結させる設計で、外付けのレデューサー/フラットナーを買い足さなくてもフラットな像面が得られるのが最大の長所です。SQA85 ではこの構造が「Integrated Self-Flattened Design」と公式に明記されており、ピントが合っていればフルサイズ機の隅まで点像を保つ前提で組まれています。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §1 Key Features / §4.1 Focusing(“Integrated Self-Flattened Design: Supports a 44mm full-frame image circle without the need for additional flatteners or complex back focus calculations.” / “as long as the telescope is brought into focus, stars will appear sharp and round across the entire field of view, eliminating the need for external field flatteners or complex back focus calculations.”)。
光学性能の公式公表値は、中心スポット RMS 半径 1.6μm 未満、44mm 端でのスポット 2.5μm 未満です。一般的なフルサイズ機の画素ピッチ(5〜6μm 前後)に対して十分に小さい数値で、周辺部の星像のたるみが少ない設計と読み取れます。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §1(“central star point RMS radius of less than 1.6 µm and corner star point less than 2.5 µm”)、アストロアーツ 報道(中心スポット径 1.6μm/周辺 2.5μm の同等記載)。
② 焦点距離 408mm × F4.8|フルサイズで「写る画角」を整理する
SQA85 の口径は 85mm、焦点距離は 408mm、F 値は F4.8 です。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §7(Objective Lens Diameter 85 mm / Focal Length 408 mm / Focal Ratio F4.8)、サイトロンジャパン公式リリース。 408mm という焦点距離は、フルサイズ機(36×24mm)と組んだとき水平画角約 5°、ASP-C(23.6×15.6mm)で約 3.3°、4/3 型(17.3×13mm)で約 2.4° です(画角=2×arctan(センサー長辺/2÷焦点距離) で算出)。
この画角帯は、北アメリカ星雲・ハート&ソウル星雲・カリフォルニア星雲・アンドロメダ銀河 M31 といった「大型散光星雲・大型銀河」をフレーミングしやすい範囲です。逆に小さな系外銀河や惑星状星雲をクローズアップしたい場合は、フルサイズで撮るとピクセル等倍では小さく映りやすく、APS-C/4/3 でのクロップ・あるいは別の長焦点機との組み合わせが現実的です。
F4.8 の「速さ」が効く場面
F4.8 は屈折鏡筒としては明るい部類です。同じセンサー・同じ ISO・同じ露光時間で比較すると、F8 系の鏡筒に対して光量で約 (4.8/8)2 ≒ 約 0.36 倍の F 値比、つまり明るさは約 2.78 倍稼げる計算になります。光害地でナローバンド撮影をする場合や、子午線越え・薄明・月明かりで撮影可能時間が限られる場合に短時間で SNR を稼ぎやすい焦点比です。
③ メカと操作性|2.8 インチ デュアルスピード+360° ローテーター
フォーカサーは 2.8 インチ径のラック&ピニオン デュアルスピード方式で、ストロークは 32mm です。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §1, §3.2, §7(“dual-speed rack-and-pinion large 2.8-inch rigid focuser” / “32mm of focusing travel”)、Askar 公式 SQA85 製品ページ(市販モーターフォーカサーとの互換性記載)。 外筒は CNC 加工+反射防止内部構造+艶消し塗装と公式に明記されており、迷光対策がフォーカサー側にも入っています。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §1 Robust Focuser(“The focuser barrel is CNC machined with an anti-reflective internal design and matting paint to eliminate stray light.”)。
カメラ接続側には M68×1mm/M54×0.75mm/M48×0.75mm の 3 種ねじアダプターが付属し、フルサイズ機・冷却 CMOS・フィルターホイール・OAG といった機材構成に合わせてアダプター選択を変えられます。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §1 Versatile Adapters・§3.2 Focuser and Accessory Attachment(“M68, M54, and M48 threaded adapters, all toothed and ribbed for easy manual rotation and secure attachment”)。
フォーカサー後段には 360° の高精度ローテーターが装備され、スケール付きで角度の再現性を保てます。出典: Askar 公式 SQA85 製品ページ(“360° high-precision rotator with a precision scale … enlarged locking screw that ensures stability”)。 ファインダー/ガイドスコープを取り付けるためのドブテイルベースは 2 系統内蔵され、ガイド鏡+極軸望遠鏡や、ガイド鏡+ファインダーといった複数搭載が物理的に可能な設計です。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §3.2(“two integrated finder scope dovetails and a top dovetail for attaching finder scopes or guide scopes”)。
電動フォーカサー(モーターフォーカサー)への対応も公式に明記されています。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §1, §3.2 Electronic Focuser (Optional)(“compatible with most motorized focusers on the market”)。 純正アクセサリの組み合わせは販売ルートにより異なるため、特定のオートフォーカサー(例: ZWO EAF)との物理アダプター適合は、購入前に弊社の公式 LINE までご相談ください。
④ イメージサークルとセンサーの組み合わせ
SQA85 のイメージサークルは φ44mm。これはフルサイズセンサー(36×24mm、対角約 43.3mm)の対角をギリギリ満たすサイズです。44mm 端での周辺光量は中心比 85% と公表されています。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §1, §7(Image Circle: 44 mm Full-Frame)、サイトロンジャパン公式リリース(周辺光量は中心比 85%)、アストロアーツ 報道(同等記載)。
各センサーサイズと SQA85 の組み合わせは、おおむね以下の整理になります。
| センサー型 | 対角サイズ | IC 44mm との関係 | SQA85 と組んだときの考え方 |
|---|---|---|---|
| フルサイズ 35mm(36×24mm) | 約 43.3mm | 44mm 円にギリギリ収まる | 周辺光量低下を許容できれば設計通り。フラット補正で均す前提で運用しやすい |
| APS-C(23.6×15.6mm 級) | 約 28.3mm | IC 44mm のかなり内側 | 最も性能が出やすい組み合わせ。周辺光量低下も少なく扱いやすい |
| 4/3 型(17.3×13mm 級) | 約 21.6mm | 中心部のみ使う | 「焦点距離が稼ぎたい」用途では選択肢。ただし SQA85 の 44mm IC を活かしきれない |
「センサーの大きさを使い切る」という意味では、フルサイズ機との組み合わせが SQA85 の真価が出る構成です。一方で APS-C と組むと周辺光量低下が小さく、星像もイメージサークル中央寄りの良像範囲だけを使えるため、結果として扱いやすい構成にもなります。
⑤ Askar 内の位置づけ|SQA55/SQA85/SQA106 と PHQ/FRA シリーズ
SQA85 の立ち位置を理解するには、同じ Askar 内のラインアップを並べるのが近道です。出典: Askar 公式 65PHQ 製品ページ、Askar 公式 FRA400 製品ページ、Askar SQA85 公式マニュアル §7。
| モデル | 口径 | 焦点距離 / F | 光学設計 | IC | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| Askar SQA55 | 55mm | 264mm / F4.8 | 5 枚玉 Petzval(SD/ED ガラス) | 44mm | SQA シリーズ最小。広い画角+小型・軽量 |
| Askar SQA85 | 85mm | 408mm / F4.8 | 5 枚玉 Petzval(SD 2 枚) | 44mm | 本記事の主役。中焦点フルサイズの中核機 |
| Askar SQA106 | 106mm | 509mm / F4.8 | 5 枚玉 Petzval(SD 2 枚) | 55mm | SQA シリーズ上位。中判センサーまで対応 |
| Askar 65PHQ | 65mm | 416mm / F6.4 | 5 枚玉 Petzval(ED 2 枚/3+2 空気間隔) | 44mm | SQA85 と焦点距離が近いがやや暗い/軽量 |
| Askar 80PHQ | 80mm | 600mm / F7.5 | 4 枚玉 Petzval(ED 2 枚/3+1) | 44mm | SQA85 より長焦点。系外銀河・惑星状星雲向け |
| Askar FRA400 | 72mm | 400mm / F5.6 | 5 枚玉 Petzval(ED 2 枚) | 44mm | 焦点距離は SQA85 と近い/F は暗い/軽量・別売レデューサーで F3.9 化可能 |
焦点距離 400mm 前後のフルサイズ対応機をピンポイントで比べると、Askar 内では SQA85(408mm / F4.8)と FRA400(400mm / F5.6)がほぼ同じ画角に並びます。差は (1) F4.8 と F5.6 の明るさ、(2) 5 枚玉 SD vs 5 枚玉 ED、(3) 鏡筒重量、(4) フォーカサー方式・サイズの 4 点が中心です。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §1, §7、Askar 公式 FRA400 製品ページ。
| 項目 | SQA85 | FRA400 |
|---|---|---|
| 焦点距離 / F | 408mm / F4.8 | 400mm / F5.6 |
| 口径 | 85mm | 72mm |
| 特殊ガラス | SD ガラス 2 枚 | ED ガラス 2 枚 |
| イメージサークル | 44mm(フルサイズ対応) | 44mm(フルサイズ対応) |
| バックフォーカス | 40〜70mm(推奨 55mm) | 140mm |
| フォーカサー | 2.8 インチ DS R&P / 32mm ストローク | 3 インチ DS R&P / 360° 回転 |
| 重量 | 約 4.62kg(バンド・プレート込み) | 約 2.6kg |
| 専用レデューサー | マニュアル・公式仕様に記載なし(セルフフラットナー設計) | 別売 FRA72RD で F3.9 化に対応 |
「口径と明るさを優先」「SD ガラスで色収差を強く抑えたい」「外付け補正光学系を増やしたくない」なら SQA85、「とにかく軽い赤道儀でも運用したい」「1 本でレデューサー併用も含めて焦点距離を切り替えたい」なら FRA400 系、という棲み分けが基本になります。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §1, §7、Askar 公式 FRA400 製品ページ。
⑥ 他社小型ペッツバールとの比較|RedCat 51 III WIFD と並べる
「フルサイズ対応 × ペッツバール × 短焦点」というコンセプトでは、ウィリアムオプティクス RedCat 51 III WIFD が国内でも代表的な競合機です。出典: William Optics 公式 RedCat 51 (Cat 51 WIFD) 製品ページ。
| 項目 | Askar SQA85 | William Optics RedCat 51 III WIFD |
|---|---|---|
| 口径 | 85mm | 51mm |
| 焦点距離 / F | 408mm / F4.8 | 250mm / F4.9 |
| 光学設計 | 5 枚玉 Petzval(SD 2 枚) | 4 枚玉 Petzval(FPL-53 系ガラス) |
| イメージサークル | 44mm | 45mm |
| フォーカサー | 2.8 インチ ラック&ピニオン外付け | WIFD インターナルフォーカス(鏡筒内でレンズ移動) |
| 全長 | 約 403mm(フード収納時) | 約 298mm |
RedCat 51 III は鏡筒長が短く軽量で、WIFD によりピント移動で全長が変わらないため、機材バランス管理が楽な構造です。出典: William Optics 公式 RedCat 51 (Cat 51 WIFD) 製品ページ(“William Internal Focus Design (WIFD) … the optics themselves move within the telescope as opposed to the camera moving … prevents vignetting … allows for a better redistribution of weight for improved balance”)。 一方で焦点距離は 250mm と SQA85(408mm)よりも約 1.6 倍広角寄りで、撮りたい対象が天の川中心部・大型散光星雲なら RedCat 51、北米星雲のような対角を埋める対象から M31 アンドロメダ銀河までを「中央寄りで写したい」なら SQA85 が向きます。
⑦ バックフォーカス 55mm の構成例
SQA85 の規定バックフォーカスは推奨 55mm、許容 40〜70mm です。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §1 Integrated Self-Flattened Design(“with a 40mm to 70mm connection distance”)、サイトロンジャパン公式リリース(バックフォーカス 55mm、40〜70mm サポート)。 ペッツバール内蔵フラットナー方式の利点は、許容幅 30mm の中であれば致命的な像面湾曲が出にくいことです。それでもフィルターホイール・OAG・延長筒の厚みを足し算して 55mm に合わせるのが基本です。
| 構成例 | 部品 | 合計バックフォーカス |
|---|---|---|
| フルサイズミラーレス直結(最小構成) | M48 アダプター + T リング + カメラ(フランジ) | 機種によって 44〜55mm(要実機計算) |
| 冷却 CMOS 直結(標準的) | M54 アダプター + M54 延長 + カメラ本体(センサーまで 17.5〜20mm 規格機) | 55mm 目標で組み合わせを選択 |
| 冷却 CMOS + フィルターホイール + OAG | M68 アダプター + OAG + FW + カメラ | 55mm 目標。OAG 厚 16.5mm 級と FW 厚 20mm 級が一般的 |
※ 各機器の正確な「センサー面までの距離」はメーカーが公表する寸法表を必ず確認してください。SQA85 側は付属の M68/M54/M48 のいずれかでカメラ側に合わせて構成します。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §1, §3.2(M68 / M54 / M48 アダプター付属)。 構成例の機種別アダプターの組み合わせ(特に ZWO ASI2600・ASI6200・ASI585 シリーズ+EFW+OAG など)は、購入前に公式 LINE までお気軽にご相談ください。
⑧ どんな人に向くか/向かないか
| 向くケース | SQA85 を勧めにくいケース(他機が良い場面) |
|---|---|
| フルサイズの冷却 CMOS(ASI2400/ASI6200/ASI585FF など)で隅まで使いたい | 4/3 型小型センサーで「焦点距離をもっと稼ぎたい」場合は 80PHQ(600mm)等の長焦点機 |
| 大型散光星雲・大型銀河を 1 枚に収めたい(画角 5° 級) | 天の川中心部・北米星雲〜ペリカン星雲など「画角 8〜10° 級」が欲しいなら SQA55/RedCat 51 系 |
| 外付けレデューサーやフラットナーを増やさず構成をシンプルに保ちたい | 5kg 級のペイロード余裕が無い超小型赤道儀(耐荷重 3〜4kg)には重量的に厳しい |
| 2.8 インチ クラスの剛性が高いフォーカサーに重い冷却 CMOS を載せたい | 「とにかく軽量で航空機輸送に持ち込みたい」場合は FRA400/RedCat 51 が候補 |
⑨ 関連商品|商品ページ・公式 LINE のご案内
本記事で扱った中心機材「アスカー Askar SQA85」の商品ページは下記からご覧いただけます。お買い求めの際は、現在組まれているカメラ・フィルターホイール・OAG・延長筒の合計バックフォーカスを公式 LINE までお送りいただければ、55mm 構成が成立するかを個別に確認のうえご案内いたします。出典: 天体ショップ 商品ページ アスカー Askar SQA85。
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最終更新: 2026-06-26/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は Askar 公式マニュアル(Askar SQA85 Astrograph Instruction Manual)・Askar 公式 (Sharpstar Optical) 製品ページ・サイトロンジャパン公式リリース・William Optics 公式製品ページ に基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。
⑩ よくあるご質問(FAQ)
Q1. Askar SQA85 は外付けのフラットナー/レデューサーが必要ですか?
不要です。公式マニュアルに「Integrated Self-Flattened Design」と明記されており、フルサイズ機(イメージサークル 44mm)の隅まで点像を保つ前提で設計されています。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §1 Integrated Self-Flattened Design / §4.1 Focusing。
Q2. バックフォーカスは何 mm に合わせれば良いですか?
推奨は 55mm、許容範囲は 40〜70mm です。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §1、サイトロンジャパン公式リリース。 M48/M54/M68 のいずれかの付属アダプターでカメラ/OAG/フィルターホイール側に合わせ、合計距離を 55mm 目標で組みます。
Q3. APS-C や 4/3 型カメラでも使えますか?
使えます。イメージサークル 44mm の中央部のみを使うことになるので、周辺光量低下が小さく、星像も良像範囲を使えるため扱いやすい組み合わせです。一方で SQA85 の 44mm IC を活かしきれないので、フルサイズ機運用を将来見据えている場合は SQA85、当面 4/3 型のみなら 80PHQ(600mm)などの長焦点機も検討候補に入ります。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §7(Image Circle 44mm Full-Frame)。
Q4. ZWO EAF のような電動フォーカサーは付きますか?
公式マニュアルで「市販のモーターフォーカサーと互換」と明記されています。物理アダプターの個別適合(特定モデルとの取り付け可否)は購入前に公式 LINE までご相談ください。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §1, §3.2 Electronic Focuser (Optional)(“compatible with most motorized focusers on the market”)。
Q5. SQA55 と SQA85 と SQA106 の違いをひと言で
F 値はシリーズ共通の F4.8 で、口径と焦点距離が違います。SQA55(55mm/264mm/IC 44mm)は広角寄り、SQA85(85mm/408mm/IC 44mm)は中焦点、SQA106(106mm/509mm/IC 55mm)は長焦点+中判センサー対応の上位機という棲み分けです。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §7、公式仕様(SQA55/SQA106)。SQA55/SQA106 の数値は本記事の概観整理であり、確定した撮影設計は各機の公式仕様をご確認ください。
Q6. FRA400 と SQA85 はどちらを選べば良いですか?
焦点距離はほぼ同じ(FRA400=400mm/SQA85=408mm)ですが、明るさが F5.6 と F4.8、口径が 72mm と 85mm、特殊ガラスが ED 2 枚と SD 2 枚、重量が約 2.6kg と約 4.62kg と異なります。「軽くて持ち運びやすい」「別売レデューサーで焦点距離を切り替えたい」なら FRA400、「明るさと口径と SD ガラスで隅々まで安定した点像」が欲しいなら SQA85 が向きます。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §7、Askar 公式 FRA400 製品ページ。
Q7. RedCat 51 III WIFD と比べてどちらが良いですか?
焦点距離が 250mm(RedCat 51)と 408mm(SQA85)で大きく違うため、用途で選びます。RedCat 51 III は 51mm 口径・F4.9・全長約 298mm、WIFD によりピントを動かしても鏡筒全長が変わらない構造で、機材バランス管理が楽です。SQA85 は 85mm 口径・F4.8・全長約 403mm で、より長焦点/より明るく口径の大きな構成になります。出典: William Optics 公式 RedCat 51 (Cat 51 WIFD) 製品ページ、Askar SQA85 公式マニュアル §7、サイトロンジャパン公式リリース(全長 約 403mm)。
Q8. 重量約 4.62kg ですが、どのクラスの赤道儀が必要ですか?
赤道儀の搭載可能荷重(撮影時)は、カメラ・ガイドカメラ・フィルターホイール・OAG・配線・カウンターウェイト含めて鏡筒重量の 2 倍以上が一つの目安です。SQA85 単体で約 4.62kg のため、撮影総重量は 7〜9kg 程度になる構成が一般的で、搭載重量 9〜10kg 以上のクラス(赤緯モーター付き中型機)を想定するのが安全です。出典: Askar SQA85 公式マニュアル §7(Item Weight 10.16 pounds (4.62 kg))。なお「搭載重量の 2 倍以上」は撮影用途で広く使われる経験則であり、特定メーカーの数値ではありません。
Q9. 保証はどうなっていますか?
天体ショップでお買い上げいただいたアスカー Askar SQA85 は、弊社独自の「初期不良 60 日対応+3 年保証」でサポートいたします。具体的な保証範囲(消耗品扱いの部位、輸送中破損の取り扱いなど)は商品ページ・LINE までお気軽にお問い合わせください。出典: 天体ショップ 商品ページ アスカー Askar SQA85。
⑪ 参考にした一次情報
- Askar 公式 (Sharpstar Optical Co., Ltd.) SQA85 製品ページ — https://www.sharpstar-optics.com/Products_1/SQA85.html
- Askar SQA85 公式マニュアル PDF(Askar SQA85 Astrograph Instruction Manual) — https://manuals.plus/asin/B0DJT9KSSL.pdf
- サイトロンジャパン公式 発売リリース「Askar『SQA85 鏡筒』発売のお知らせ」 — https://www.sightron.co.jp/news/sqa85.html
- アストロアーツ 報道「口径 85mm 高性能 5 枚玉 SD ペッツバールアストログラフ、Askar『SQA85 鏡筒』発売」 — https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13844_AskarSQA85
- デジカメ Watch 報道「408mm F4.8 の天体望遠鏡『Askar SQA85 鏡筒』など」 — https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1640654.html
- Askar 公式 (Sharpstar Optical Co., Ltd.) 65PHQ 製品ページ — https://www.sharpstar-optics.com/Products_1/39.html
- Askar 公式 (Sharpstar Optical Co., Ltd.) FRA400 製品ページ — https://www.sharpstar-optics.com/Products_1/34.html
- William Optics 公式 RedCat 51 (Cat 51 WIFD) 製品ページ — https://williamoptics.com/products/cat-51
- 協栄産業 KYOEI TOKYO 商品ページ Askar SQA85 鏡筒 — https://www.kyoei-tokyo.jp/shopdetail/000000009918/
- スターベース 商品ページ Askar SQA85 鏡筒 — https://www.starbase.co.jp/SHOP/ASK-25.html
- 天体ショップ Pillar 商品ページ アスカー Askar SQA85 — https://telescopeshop.net/products/askar-sqa85
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最終更新: 2026-06-26/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は Askar 公式マニュアル(Askar SQA85 Astrograph Instruction Manual)・Askar 公式 (Sharpstar Optical) 製品ページ・サイトロンジャパン公式リリース・William Optics 公式製品ページ に基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。