Askar SQA70 に ZWO NEW EAF は取り付けられる?|結論・必要な部品・取り付け手順・つまずき 25 項目 完全ガイド

Askar SQA70 に ZWO NEW EAF は取り付けられる?|結論・必要な部品・取り付け手順・つまずき 25 項目 完全ガイド

結論から言うと、Askar SQA70 に ZWO NEW EAF(EAFN)は取り付けられます。しかも SQA55 とは違い、専用のベルト駆動「AF キット」は必要ありません。SQA70 は標準的な2.5 インチ 複速(デュアルスピード)ラック&ピニオン フォーカサーを備え、メーカー(Askar)自身が「市販の多くの電動フォーカサーに対応」と明記しています。取り付けは電動フォーカサーの一般的な方法、すなわち粗動ノブを外してピニオン軸にカップリングを噛ませ、ブラケットで EAF 本体を固定するやり方(ZWO EAF Manual の標準取付手順)になります。ただし ZWO の標準ブラケット対応リストに Askar は載っていないため、SQA70 のフォーカサーに合う EAF 取付ブラケット/アダプタが別途必要になる場合があります。以下でその根拠・必要部品・取り付け手順・つまずきやすい 25 項目を、Askar と ZWO の公式情報および正規取扱店の製品情報に基づいて解説します。

1. まず結論|「付く。しかも SQA55 のような専用 AF キットは要らない」

「SQA70 に ZWO の電動フォーカサーを付けたい」という質問への答えはイエスです。ここで一番大事なのは、SQA70 と SQA55 では焦点機構がまったく違うという点です。SQA55 は粗動ハンドホイールを回すヘリカル式で、電動化には専用のベルト駆動「AF キット」が必要でした。これに対して SQA70 は、2.5 インチの複速(デュアルスピード)ラック&ピニオン フォーカサーを採用しており、Askar 自身が「市販の多くの電動フォーカサーに対応(compatible with most motorized focusers on the market)」とうたっています。つまり SQA70 は、電動フォーカサーの一般的な取り付け方(ピニオン軸へのカップリング+ブラケット固定)でそのまま電動化できる設計です。

出典: Teleskop-Express: Askar SQA70(2.5インチ複速ラック&ピニオン・「compatible with most motorized focusers on the market」)/Highpoint Scientific: SQA70(2.5インチ剛性複速ラック&ピニオン・多くの電動フォーカサーに対応)

ただし注意点があります。ZWO の EAF マニュアルには「標準ブラケット」が対応する鏡筒シリーズが列挙されていますが、そこに Askar(SQA シリーズ)は含まれていません。したがってZWO 同梱の標準ブラケットが SQA70 のフォーカサーへそのままボルトオンできるとは断定できません。SQA70 の焦点部に合う EAF 取付ブラケット/アダプタ(汎用のラック&ピニオン用ブラケット等)が別途必要になる場合があります。この点は購入前に SQA70 のフォーカサー形状と手持ちブラケットの取付穴を必ず突き合わせてください。

出典: ZWO EAF Manual V1.0 §6.2.1 Supported Telescopes(標準ブラケット対応は SkyWatcher・TS-Optics・Astro-Tech・Feather Touch・SharpStar・SkyRover・Explore Scientific 等で、Askar SQA は非掲載)

2. 必要な部品|そろえるのは 2 点+(必要なら)取付ブラケット

SQA70 の電動化に必須なのは基本的に「SQA70 本体」と「ZWO NEW EAF(または EAF Pro)」の 2 点です。SQA55 のような専用 AF キットは不要です。ただし前述のとおり、SQA70 のフォーカサーに合うEAF 取付ブラケット/アダプタが必要になる場合があります。

部品 役割 備考
Askar SQA70 鏡筒 本体(2.5 インチ複速 R&P フォーカサー) 口径70mm/焦点336mm/F4.8 の5枚玉ペッツバールAPO・ストローク32mm
ZWO NEW EAF(EAFN)または EAF Pro 電動モーター本体 カップリング・標準ブラケット・M4/M5 ネジ・六角レンチを同梱
EAF 取付ブラケット/アダプタ(必要な場合) EAF 本体をフォーカサー側へ固定 ZWO 標準ブラケット対応リストに Askar は非掲載。SQA70 焦点部に合うブラケットを要確認

ZWO NEW EAF の箱には、EAF 本体・標準ブラケット・2m USB2.0 ケーブル(Type-C to Type-A)・六角レンチ(3mm/2mm)・フレキシブルカップリング 1 式(4-4/4-5/4-6/4-7mm)・ネジ 1 式(M5×10 ×2/M4×8 ×4)・スペーサー ×5 などが同梱されます。SQA70 では専用 AF キットを買い足す必要はありませんが、標準ブラケットの取付穴が SQA70 のフォーカサーに合うかは事前に確認してください。

出典: ZWO EAF Manual V1.0 §3 Packing List(EAF body/standard bracket/2m Type-C to Type-A/hex wrenches/flexible coupling set/screw set/spacer)/Sharpstar 公式 SQA55 AF Kit(AF キットは SQA55 専用に設計。SQA70 向けは記載なし)

対応する電動フォーカサー

SQA70 のフォーカサーは「市販の多くの電動フォーカサーに対応」する標準的な 2.5 インチ ラック&ピニオンです。ZWO NEW EAF はもちろん、EAF Pro でも装着できます。

メーカー / 機種 SQA70 での取り付け
ZWO NEW EAF(EAFN) 対応(本記事の主対象・標準 R&P 取付方式)
ZWO EAF Pro 対応(バッテリー内蔵・Bluetooth・本体ボタン付き)
その他市販の電動フォーカサー Askar は「多くの電動フォーカサーに対応」と明記(機種ごとに取付穴・カップリング径の確認が必要)

出典: Teleskop-Express: Askar SQA70(compatible with most motorized focusers on the market)/ZWO EAFN / EAF Pro 製品ページ(EAFN・EAF Pro のラインナップ)

3. EAFN と EAF Pro の仕様(共通のモーター性能)

項目 EAFN(スタンダード) EAF Pro
モーター ステッピング(ステップ角 7.5°・減速比 1:128) 同左
分解能 約 2.812μm / step 同左
最大負荷 5kg(11.02lbs) 同左
接続 / 給電 USB Type-C(5V 500mA) Type-C / Bluetooth・内蔵バッテリー
寸法 / 重量 41×52×70.3mm / 215g 41×52×73.4mm / 258g
動作温度 -20℃〜40℃ -10℃〜40℃

SQA70 の OTA 重量は約 2.68kg(鏡筒バンド・アリガタ込みの総重量 3.5kg)で、EAF の最大負荷 5kg に対して問題ありません。そもそも EAF はフォーカサーのピニオン軸を回すだけで、鏡筒重量を直接支えるわけではないため、この口径帯では負荷は懸念になりません。

出典: ZWO EAFN / EAF Pro 製品ページ(モーター・分解能・最大負荷・接続・寸法・重量)/Sharpstar 公式 SQA70(OTA 2.68kg・総重量 3.5kg)

4. 取り付け手順(標準ラック&ピニオン方式・5 ステップ)

SQA70 は標準的なラック&ピニオン フォーカサーなので、ZWO EAF マニュアルの「標準取付手順」に沿って装着します。順番を守ってください。

  1. 粗動ノブを外す:適切なサイズのレンチで、フォーカサーの粗動(coarse)ノブを取り外し、ピニオン軸を露出させます。
  2. カップリングを軸に取り付ける:フォーカサーのピニオン軸にフレキシブルカップリングを差し込み、2mm 六角レンチでロックスクリューを締めます(軸径に合うカップリングを 4 種から選ぶ)。
  3. EAF 本体をカップリングに連結:EAF のモーターシャフトをカップリングに合わせます。モーターシャフトは D 形(片側が平面)なので、ネジを平面側に合わせて 2mm 六角で締結します。
  4. ブラケットで固定する:M4 ネジで EAF 本体をブラケットに、ブラケットをフォーカサー側の取付穴に固定します。ブラケットが EAF 取付面に隙間なく密着し、フォーカサー本体面と平行になっていることを確認します。(SQA70 の取付穴に合うブラケットが必要な場合があります)
  5. 締結を最終確認する:すべての連結が確実か確認します。手でモーターを数回回してスリップがないかチェックすると、実撮影でのピントずれを防げます。

出典: ZWO EAF Manual V1.0 §6.2.3 EAF Setup(Remove the coarse adjustment knob / Install the coupling on the focuser shaft and tighten with the 2mm hex / align the EAF motor shaft flat surface with the locking screw / secure the EAF body to the bracket with M4 screws, flush and parallel / manually rotate to confirm no slippage)

ハードウェアの装着後は、EAF の Type-C ポートを PC または ASIAIR の USB に接続すると給電と通信ができます。ここから先はソフト側の初期設定(下記つまずき 19〜22)に進みます。

出典: ZWO EAF Manual V1.0 §Power/Data(Power and communication by connecting the EAF Type-C port to the USB port of a PC or ASIAIR)

5. つまずき 25 項目|症状・原因・対処

A. 選定・部品編(SQA55 との違いに注意)

つまずき 1|SQA55 と混同して専用「AF キット」を買ってしまう

症状:ベルト駆動の AF キットを買ったが、SQA70 のラック&ピニオン フォーカサーに使えない。
原因:ベルト駆動 AF キットは SQA55 のヘリカル式(粗動ハンドホイール)専用。SQA70 は標準 R&P で機構が違う。
対処:SQA70 では専用 AF キットは不要。EAF 本体を標準の R&P 取付方式で装着する。

出典: Sharpstar 公式 SQA55 AF Kit(SQA55 専用設計のベルト駆動キット)/Teleskop-Express: SQA70(2.5インチ複速 R&P・多くの電動フォーカサーに対応)

つまずき 2|「SQA70 専用 AF キット」を探して見つからず止まる

症状:SQA55 のような専用キットを探すが見当たらない。
原因:SQA70 用の専用 AF キットは存在が確認できない。そもそも標準 R&P で電動化できるため不要。
対処:専用キットを待たず、ZWO NEW EAF 本体+(必要なら)取付ブラケットで電動化する。

出典: Highpoint Scientific: Askar AF Kit for SQA55(AF キットは SQA55 用。SQA70 向けの記載なし)/Highpoint Scientific: SQA70(多くの電動フォーカサーに対応)

つまずき 3|ZWO 標準ブラケットが必ずボルトオンできると思い込む

症状:EAF 付属の標準ブラケットが SQA70 の焦点部にうまく合わない。
原因:ZWO の標準ブラケット対応リスト(EAF Manual §6.2.1)に Askar は含まれていない。
対処:SQA70 のフォーカサー取付穴に合う EAF 取付ブラケット/アダプタ(汎用 R&P 用等)を用意する。購入前に穴位置を突き合わせる。

出典: ZWO EAF Manual V1.0 §6.2.1(標準ブラケット対応鏡筒に Askar SQA は非掲載)

つまずき 4|EAFN と EAF Pro のどちらを選べばいいか分からない

症状:2 モデルの違いが分からず選べない。
原因:モーター性能(ステップ角・減速比・分解能・最大負荷)は共通。差はバッテリー内蔵・Bluetooth・本体ボタンの有無。
対処:ASIAIR/PC 常時給電なら EAFN で十分。手元ボタンや無線でのピント合わせを使いたいなら EAF Pro。どちらも SQA70 に装着可能。

出典: ZWO EAFN / EAF Pro 製品ページ(EAF Pro はバッテリー・Bluetooth・本体ボタンを追加)

つまずき 5|他社フォーカサーは使えないと思い込む

症状:手持ちの他社電動フォーカサーを流用できるか不明。
原因:SQA70 は標準 R&P で「多くの電動フォーカサーに対応」。
対処:機種ごとの取付穴・カップリング径を確認すれば、市販の主要な電動フォーカサーを装着できる。

出典: Teleskop-Express: SQA70(compatible with most motorized focusers on the market)

B. 取り付け(機械)編

つまずき 6|粗動ノブを外さずカップリングを付けようとする

症状:ピニオン軸にカップリングが差せない。
原因:標準取付では、まずフォーカサーの粗動ノブを外してピニオン軸を露出させる必要がある。
対処:適切なレンチで粗動ノブを外してから、露出した軸にカップリングを取り付ける。

出典: ZWO EAF Manual V1.0 §6.2.3(Remove the coarse adjustment knob of the telescope focuser using a suitable sized wrench)

つまずき 7|カップリングのサイズ選択を間違える

症状:カップリングが軸に対して緩い/きつい。
原因:EAF には仕様の異なる 4 種のカップリングが同梱されており、軸径に合わないものを選んでいる。
対処:フォーカサーのピニオン軸の実寸に合うカップリングを 4 種から選ぶ。

出典: ZWO EAF Manual V1.0 §Attention 1(four different specifications of couplings … choose the most suitable one based on the actual size of the focuser shaft)

つまずき 8|D 形シャフトの平面にネジを合わせずスリップする

症状:モーターは回るのにピントが動かない/時々空回りする。
原因:EAF のモーターシャフトは D 形(片側が平面、片側が丸)。ネジを平面に合わせないと固定できない。
対処:カップリングの 2 本のネジをシャフトの平面側に合わせて締める。

出典: ZWO EAF Manual V1.0 §Attention 2(one side is flat, the other side is round … align the two screws with the flat surface of the motor shaft)

つまずき 9|連結後に空回りチェックを怠る

症状:撮影中にピントが安定しない。
原因:カップリングの締結が甘く、実運用でスリップしている。
対処:装着後は手でモーターを数回回し、スリップがないことを確認してから運用する。

出典: ZWO EAF Manual V1.0 §Attention 3(manually rotate the motor a few times to confirm that there is no slippage)

つまずき 10|ブラケットが密着・平行になっていない

症状:EAF がぐらつく/ピントの再現性が悪い。
原因:ブラケットが EAF 取付面に隙間なく密着せず、フォーカサー本体面と平行になっていない。
対処:M4 ネジで固定する際、ブラケットが EAF 面に密着し、フォーカサー本体面と平行になるよう調整する。

出典: ZWO EAF Manual V1.0 §6.2.3(Ensure the bracket is flush with the EAF mounting surface without any gaps, and parallel to the focuser body surface)

つまずき 11|ブラケットのネジ穴が SQA70 のフォーカサーに合わない

症状:ブラケットの穴とフォーカサー側の穴が一致しない。
原因:ZWO の標準ブラケット対応リストに Askar は非掲載で、SQA70 の焦点部に合う保証がない。
対処:SQA70 のフォーカサー取付穴に合うブラケット/アダプタを用意する。合わない場合は汎用 R&P 用ブラケットを検討する。

出典: ZWO EAF Manual V1.0 §6.2.1(standard bracket 対応リストに Askar 非掲載)/Teleskop-Express: SQA70(多くの電動フォーカサーに対応)

つまずき 12|付属外のネジで無理に留める

症状:ネジ山を痛める/固定が甘い。
原因:EAF 同梱の M4 ネジ以外を無理に使っている。
対処:EAF 同梱の M4 ネジでブラケットと EAF 本体を固定する。曲面フォーカサーでは元のロックスクリュー+スペーサー 3 枚での固定方法も用意されている。

出典: ZWO EAF Manual V1.0 §6.2.3(using the supplied M4 screws / for curved focusers, use the original locking screws and 3 washers)

つまずき 13|360°ローテーターのロックを締め忘れて撮影中に回転する

症状:撮影中に構図(回転角)がずれる。
原因:SQA70 は後端に 360°ローテーター(精密目盛・大型ロックスクリュー)を備えるが、ロックが緩い。
対処:回転角を決めたらローテーターの大型ロックスクリューを確実に締める。

出典: Teleskop-Express: SQA70(360° high-precision rotator with a precision scale and enlarged locking screw)

C. 焦点・可動域編

つまずき 14|フォーカスストローク(32mm)を超えて可動端で突っ張らせる

症状:合焦位置付近でモーターが脱調・停止する。
原因:SQA70 のドロチューブ可動域は 32mm。可動端まで動かして機械的に突っ張っている。
対処:ソフトの最大ステップを可動域(ストローク 32mm 相当)内に設定し、端の手前で止める。

出典: Teleskop-Express: SQA70(focusing travel 32mm)/ZWO EAF Manual V1.0 §Upper Limit Setting(set the maximum step count at or below the travel limit of the focuser)

つまずき 15|ゼロ位置を「完全に引き込んだ位置」にしない

症状:ゼロ戻しで端に当たる/収納時に無理がかかる。
原因:標準ブラケット取付では、ゼロ位置はフォーカサーを完全に引き込んだ位置に設定するのが推奨。
対処:ゼロ位置を完全引き込み位置に設定する(曲面フォーカサー構成では焦点近傍が推奨)。

出典: ZWO EAF Manual V1.0 §Zero Position Setting(standard bracket: set the zero position at the fully retracted position of the focuser)

つまずき 16|複速(デュアルスピード)の使い分けを活かさない

症状:オートフォーカスの V カーブが荒く、最適点を追い込みにくい。
原因:複速 R&P の粗動/微動と、ソフト側のステップ幅設定が噛み合っていない。
対処:粗動フェーズは大きめのステップ、追い込みは小さいステップに切り替える(ソフト側でも粗動/微動ステップを分けて設定)。

出典: Teleskop-Express: SQA70(dual-speed rack-and-pinion focuser)/ZWO EAF Manual V1.0 §Manual Focusing(coarse: 100 steps / fine: 10 steps)

つまずき 17|EAF 化でバックフォーカスの再計算が必要だと思い込む

症状:電動化に合わせてバックフォーカスを計算し直そうとして混乱する。
原因:SQA70 はペッツバールの自己平坦化設計で、バックフォーカス 37〜68mm(推奨 55mm)で使える。
対処:EAF 化は焦点機構の駆動方法を変えるだけで、光学系のバックフォーカス条件は変わらない。従来どおり 55mm 前後で構成する。

出典: Sharpstar 公式 SQA70(self-flattening Petzval / back focus 37–68mm, recommended 55mm)

つまずき 18|44mm フルサイズ対応なのに別途フラットナーを探す

症状:EAF 化とは別に平坦化用のフラットナーを追加しようとする。
原因:SQA70 は 44mm(フルサイズ)のイメージサークルを自己平坦化設計でカバーし、追加フラットナー不要。
対処:フラットナーは不要。後端の M42/M48/M54 アダプタでカメラ側の接続長を推奨 55mm に合わせる。

出典: Sharpstar 公式 SQA70(full frame 44mm image circle / rear-end M42/M48/M54 adapters)

D. ソフト・電源編

つまずき 19|初回にゼロ位置・最大ステップを設定しない

症状:初回運用でフォーカサーが端に当たり脱調・破損しかける。
原因:EAF のステッピングモーターにはトルクがあり、可動域を教えていないと端を突破しようとする。
対処:初回動作時に必ずゼロ位置と最大ステップを設定する。

出典: ZWO EAF Manual V1.0 §Initial Setup of EAF(set the zero position and maximum steps to prevent damage to the focuser)

つまずき 20|最大ステップをストロークに合わせず脱調させる

症状:オートフォーカス中に端で脱調する。
原因:最大ステップがフォーカサーの可動域(32mm)を超えている。
対処:最大ステップはフォーカサーの可動域以下に設定する。

出典: ZWO EAF Manual V1.0 §Upper Limit Setting(recommended to set the maximum step count at or below the travel limit)/Teleskop-Express: SQA70(travel 32mm)

つまずき 21|バックラッシュを測定・設定しない

症状:オートフォーカスの合焦位置が毎回ずれる/V カーブが左右非対称になる。
原因:ギア/ラック&ピニオンの遊び(バックラッシュ)が補正されていない。
対処:使用前にバックラッシュを実測して入力する。撮影ソフト側で補正する場合は EAF 側の値を 0 にして二重補正を避ける。

出典: ZWO EAF Manual V1.0 §Backlash Setting / §Pre-Usage Parameter Setup(measure the backlash value and input it / if set in imaging software, set this value to 0)

つまずき 22|Reverse(反転)を使った後にゼロ位置を再設定しない

症状:方向反転後に動作がおかしくなる。
原因:Reverse 機能を有効にすると基準がずれる。
対処:Reverse を使ったら必ずゼロ位置を再設定する。

出典: ZWO EAF Manual V1.0 §Pre-Usage Parameter Setup(If the "Reverse" function is activated, reset the zero position)

つまずき 23|給電・接続の不備(Type-C)

症状:EAF が認識されない/動かない。
原因:EAF は Type-C で給電・通信する。ケーブルやポートの問題。
対処:EAF の Type-C を PC または ASIAIR の USB に接続する(EAFN は 5V 500mA)。付属の Type-C to Type-A ケーブルを使い、接続を確実にする。

出典: ZWO EAF Manual V1.0 §Power/Data・§3 Packing List(Type-C to PC or ASIAIR / 2m USB2.0 Type-C to Type-A cable)/ZWO 製品ページ(5V 500mA)

つまずき 24|脱調時のブザーを無視する

症状:「ビープ」音が鳴る。
原因:脱調など異常時にブザーが警告する。可動端突っ張り・過負荷・カップリングのスリップが典型。
対処:音が鳴ったら可動域・負荷・締結を見直す。

出典: ZWO EAF Manual V1.0 §Abnormal Alarm(buzzer will emit a "beep-beep" warning when stalling)

つまずき 25|温度変化でピントがずれる/極端な温度で使う

症状:気温変化でピントが流れる。低温/高温で動作が不安定。
原因:温度によるピント移動を補償していない。または動作温度域を外れている(EAFN -20〜40℃、EAF Pro -10〜40℃)。
対処:EAF は 3.5mm ジャックの外部温度センサーに対応し、撮影ソフトでオートフォーカスの温度補償に利用できる。動作温度域内で運用し、厳寒期の EAF Pro は Type-C 外部給電が無難。

出典: ZWO EAF Manual V1.0 §Temperature Sensor / §Specifications(external temperature sensor via 3.5mm audio jack / EAF -20–40℃, EAF Pro -10–40℃)

6. 関連商品

本記事で扱った SQA70 と ZWO NEW EAF はいずれも天体ショップで取り扱いがあります。SQA70 の電動化には「EAF 本体」が必要で、フォーカサーに合う取付ブラケット/アダプタが要る場合がある点にご注意ください。

  • Askar SQA70 鏡筒(口径70mm F4.8 5枚玉ペッツバール・2.5インチ複速 R&P フォーカサー)
  • ZWO NEW EAF(EAFN)(電動フォーカサー本体・スタンダードモデル)

7. 商品ページ・公式 LINE のご案内

どこよりも安く買うなら公式 LINE

最安値をご案内します。ご購入前に公式 LINE で最新価格と在庫状況をご確認ください。「SQA70 EAF」とメッセージをお送りいただくだけで、すぐに個別でご案内します。

  • SQA70 の電動化に必要な「EAF 本体(+必要なら取付ブラケット)」の組み合わせをまとめてご案内
  • EAFN と EAF Pro の選び分け、ASIAIR・12V 電源との構成相談もお気軽に
  • 商品ページの表示価格より、LINEならさらに安くご案内
  • 初期不良60日+3年保証・国内発送はLINE購入でも同じ
  • 型番を送るだけ。聞くだけでも大丈夫です

LINE で価格・在庫を確認する →

初めてのお客様へ

LINE 登録が難しい方向けに、メールで対応いたします。support@tenbundo.com までお気軽にご連絡ください。

最終更新: 2026-09-01/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は Askar 公式・ZWO 公式マニュアル/製品ページ、および正規取扱店の製品情報に基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。

8. よくある質問(FAQ)

Q. Askar SQA70 に ZWO NEW EAF は付きますか?

A. 付きます。しかも SQA55 と違い、専用のベルト駆動 AF キットは不要です。SQA70 は標準的な 2.5 インチ複速ラック&ピニオン フォーカサーで「市販の多くの電動フォーカサーに対応」とされており、粗動ノブを外してピニオン軸にカップリングを噛ませ、ブラケットで EAF を固定する一般的な方法で電動化します。

Q. SQA55 用の AF キットは SQA70 にも使えますか?

A. いいえ。SQA55 用 AF キットは SQA55 のヘリカル式(粗動ハンドホイール)専用に設計されたベルト駆動キットです。SQA70 は焦点機構が異なる標準ラック&ピニオンなので、そのキットは使いません。

Q. ZWO の EAF に付属する標準ブラケットはそのまま付きますか?

A. 断定できません。ZWO の標準ブラケット対応リスト(EAF Manual §6.2.1)に Askar は含まれておらず、SQA70 の焦点部に合う保証がありません。合わない場合は SQA70 のフォーカサーに合う取付ブラケット/アダプタをご用意ください。

Q. EAFN と EAF Pro はどちらを選べばいいですか?

A. モーター性能(ステップ角 7.5°・減速比 1:128・約2.812μm/step・最大負荷5kg)は共通です。ASIAIR/PC で常時給電するなら EAFN、手元ボタンや無線でも操作したいなら EAF Pro が向きます。どちらも SQA70 に装着できます。

Q. フォーカスストロークはどれくらいですか?最大ステップの目安は?

A. SQA70 のフォーカサー可動域(ストローク)は 32mm です。ソフトの最大ステップは、この可動域以下に設定して端での脱調を防いでください。

Q. 電動化するとバックフォーカスの再計算は必要ですか?

A. 不要です。SQA70 は自己平坦化ペッツバールで、光学的なバックフォーカス条件(推奨 55mm、37〜68mm)は EAF 化しても変わりません。追加フラットナーも不要です。

9. 参考にした一次情報

どこよりも安く買うなら公式 LINE

最安値をご案内します。ご購入前に公式 LINE で最新価格と在庫状況をご確認ください。「SQA70 EAF」とメッセージをお送りいただくだけで、すぐに個別でご案内します。

  • SQA70 の電動化に必要な「EAF 本体(+必要なら取付ブラケット)」の組み合わせをまとめてご案内
  • EAFN と EAF Pro の選び分け、ASIAIR・12V 電源との構成相談もお気軽に

LINE で価格・在庫を確認する →

初めてのお客様へ

LINE 登録が難しい方向けに、メールで対応いたします。support@tenbundo.com までお気軽にご連絡ください。

最終更新: 2026-09-01/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は Askar 公式・ZWO 公式マニュアル/製品ページ、および正規取扱店の製品情報に基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。