Sky-Watcher WAVE 100i 完全ガイド|ストレインウェーブ赤道儀/経緯台両用マウントを初めて使う方へ
Sky-Watcher WAVE 100i 完全ガイド|ストレインウェーブ赤道儀/経緯台両用マウントを初めて使う方へ
Sky-Watcher WAVE 100i は、波動歯車装置(ストレインウェーブ・ギア/ハーモニックリデューサ)を採用した小型・軽量のゴートゥーマウントです。質量わずか 4.3kg ながら、カウンターウェイトなしで 10kg、ウェイト使用時で 15kg まで搭載できます。赤道儀モードと経緯台モードの両方に対応し、SynScan Pro アプリ/ハンドコントローラー/ASIAir などのサードパーティ機器から制御できます。本記事では、初めて WAVE 100i を導入される方に向けて、製品概要・同梱物・設置の流れ・極軸合わせの考え方・電源と三脚の選び方・別売アクセサリーまでを、公式マニュアルとメーカー製品ページの記載に基づいて整理しました。
① WAVE 100i とは|ストレインウェーブ赤道儀の位置づけ
従来の赤道儀はウォームギア+ホイールで駆動され、追尾の滑らかさは「バックラッシュ(駆動方向反転時の遊び)」「周期誤差」との戦いでした。WAVE 100i が採用するストレインウェーブ・ギア(波動歯車装置/ハーモニックリデューサ)は、楕円カム(ウェーブジェネレータ)が薄肉外歯(フレックススプライン)を変形させ、剛体内歯(サーキュラースプライン)と長軸方向の 2 箇所で常時噛み合うことで、ゼロバックラッシュ・高減速比を 1 段で実現する駆動方式です。ベルトドライブ+ステッピングモータと組み合わせた本機は、減速比 324:1 を 1 段で得ています。出典: Sky-Watcher WAVE100i 公式マニュアル APPENDIX: SPECIFICATIONS(Motor Drive: Stepper Motor(1.8°/step), 256 Microsteps per step / Gear Ratio: RA 324:1, DEC 324:1)。波動歯車そのものの動作原理は一般的な機械工学知見であり、公式マニュアルには「Harmonic Reducer」とのみ記載されています。
この方式により、カウンターウェイトとシャフトを使わない運用が成立します。マニュアルは「カウンターウェイトはオプション。望遠鏡とアクセサリーが非常に重い場合のみ必要」と明記しており、軽量鏡筒であれば本体と三脚だけで完結します。さらにバランスを取らなくても両軸とも回せる設計のため、「経緯台モードでも追尾できる」「ベランダや車中でセッティングが速い」という運用上のメリットがあります。出典: 公式マニュアル §1.4 Install counterweight("Counterweight is optional unless the telescope and accessories are very heavy.")/§1.5 Balance of the Payload("The Wave 100i mount can support unbalanced payload in both R.A(Azimuth) and declination(Altitude) axis.")。
② 基本スペック早見表
公式マニュアル APPENDIX とサイトロンジャパン製品ページの記載をもとに整理しました。グローバル製品ページと公式マニュアルで一部表記が異なる項目は、マニュアル PDF の値を優先しています。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| マウントタイプ | 赤道儀/経緯台 デュアルモード(Equatorial / Alt-Az Dual Mode) |
| 質量 | 4.3kg(製品ページ)/マニュアル仕様表では 4.2kg と記載 |
| 寸法 | 235.5mm × 128.5mm × 171mm |
| 搭載重量 | カウンターウェイトなし 10kg/ウェイト使用時 15kg/経緯台モードはセカンダリーアリミゾ側に約 5kg(日本仕様表記) |
| 駆動方式 | ステッピングモータ(1.8°/step、256 マイクロステップ)+ ベルトドライブ + 波動歯車装置 |
| 減速比 | RA 324:1/DEC 324:1(公式マニュアル仕様表) |
| 最大スルーレート | 7.5°/秒(自動導入時 約 1,800 倍速 ※日本仕様) |
| オートガイド速度 | 0.125X/0.25X/0.5X/0.75X/1X |
| 緯度範囲 | 0°〜90° |
| 電源 | DC 12V〜16V/35W 以上(>3A@12V または >2.2A@16V)/バレルプラグ 2.1mm I.D × 5.5mm O.D./センター正極/非安定化 AC-DC アダプタは使用不可 |
| 通信 | Wi-Fi/Bluetooth/USB Type-B/HAND CNTRL(RJ-45)/GUIDE(ST-4・RJ-12) |
| アリミゾ対応幅 | 43mm〜73mm(マニュアル)/45mm・75mm(日本商品ページ) |
| 天体カタログ | Messier/NGC/IC/Caldwell/Double Star/Variable Star/Named Star/Planets |
| 動作温度 | -10℃〜50℃ |
| 日本希望小売価格 | 347,875 円(税込)/JAN 4541607803541 |
出典: 公式マニュアル APPENDIX: SPECIFICATIONS/Sky-Watcher Global 製品ページ/サイトロンジャパン WAVE 100i/150i 製品ページ。仕様変更がある可能性があるため、購入前は最新の公式情報をご確認ください。
③ 同梱物と購入時に確認するポイント
公式マニュアル冒頭の Packing List に記載されている内容物は次のとおりです。日本でサイトロンジャパン経由(販売店経由含む)で購入された場合、これに加えて DC シガーソケット電源ケーブルと日本語マニュアル、キャリーケースが付属します。
| 同梱品 | 数量 |
|---|---|
| WAVE100i 本体 | 1 |
| プライマリーサドル(D/V ハイブリッド・43〜73mm 対応) | 1 |
| サドルカバー | 1 |
| 3mm 六角レンチ/4mm 六角レンチ | 各 1 |
| M6 ねじ(経緯台モード時のセカンダリーアリミゾ固定用) | 2 |
| M5 ねじ(同上) | 2 |
| 電源ケーブル | 1 |
| USB Type-B ケーブル | 1 |
| セカンダリーアリミゾ(日本仕様) | 1 |
| キャリーケース/日本語マニュアル(日本仕様) | 各 1 |
同梱されないもの: 三脚、ハーフピラー、カウンターウェイト/シャフト、AC-DC アダプタ、鏡筒、ファインダー、アリガタプレート。これらは別売アクセサリーや別途用意が必要です。出典: 公式マニュアル WAVE100i mount Packing List/サイトロンジャパン「WAVE 100i / 150i」発売告知(付属品リスト)。
④ 設置の流れ|開封からファーストライトまで
公式マニュアル PART I の手順を、初めての方が迷いやすいポイントを補足しながら整理します。詳細な図番(Fig.1〜Fig.13)はマニュアル本体を参照してください。
ステップ 1|三脚にマウントを乗せる
WAVE 100i は別売の専用三脚(カーボン三脚/EQ6 系ピア拡張)に取り付けます。赤道儀モードで使う場合は、いずれかの三脚脚を極(北極星方向)に向けるのがマニュアルの指示です。RA 軸を北側脚に合わせて固定します。出典: 公式マニュアル §Setup Tripod and WAVE100i("make sure one of the tripod legs orient to the polar direction(N). While attaching the mount to the tripod, please align the R.A. axis to the north...")。
ステップ 2|傾斜(赤緯/経緯)を合わせる
赤道儀モードは、2 つの緯度ロックノブを軽く緩め、緯度調整ノブで観測地の緯度に合わせ、ロックノブを締め直します。経緯台モードは、高度調整ノブを止まるまで回し(直立姿勢)、緯度ロックノブを締めます。出典: 公式マニュアル §1.2 Tilt Declination Axis。
ステップ 3|鏡筒を載せる
電源を入れて SynScan Pro app またはハンドコントローラーで赤緯軸(経緯台モードでは高度軸)を回し、サドルの溝を水平にします。サドルのロックノブを左右交互に緩め、アリガタプレートの幅より少し広くなるまで開けたら、鏡筒を右向きにスライドさせ、ロックノブを左右交互に締めます。マニュアルは「アリガタが溝にしっかりロックされたと確信できるまで、鏡筒を手で支え続けてください」と警告しています。出典: 公式マニュアル §1.3 Install the telescope("Keep supporting the telescope until you are sure that it has been firmly locked in the groove.")。
ステップ 4|(必要時のみ)カウンターウェイトを取り付ける
軽量鏡筒の場合は不要です。重量級の鏡筒や大型レデューサ・カメラ構成では、別売の WAVE 用カウンターウェイト/シャフトを使います。マニュアル本体のキャップを外し、ロッドを時計回りで締めて装着、ロッドのセキュリティキャップを外してウェイトをスライド、ロックノブとセキュリティねじで固定します。出典: 公式マニュアル §1.4 Install counterweight。
ステップ 5|バランス調整(任意・推奨)
マニュアルは「WAVE 100i は両軸とも非バランス状態でも駆動できる」と明示しつつ、バランスを部分的にでも取ることで(a)三脚の支持面が狭い場合の安定性向上、(b)消費電力の削減、(c)追尾精度の向上 が得られるとしています。赤緯側はクランプ位置や鏡筒バンド内のスライドで調整、赤経側は鏡筒重量が 10kg 未満ならバランス不要と書かれています。出典: 公式マニュアル §1.5 Balance of the Payload("The RA axis needs balancing with heavy telescopes only. Telescopes with a weight below 10 kg do not need RA balancing.")。
ステップ 6|(経緯台モードのみ)セカンダリーアリミゾを取り付ける
経緯台モードで二筒運用する場合は、付属のセカンダリーアリミゾをマウント側面に固定します。M5 沈頭ねじ 2 本・M6 円筒頭ねじ 2 本を 4mm 六角レンチで取り付け、サドルカバーを装着します。プライマリ側ねじ M6 を 3mm 六角レンチで微調整し、2 本の鏡筒が同じ方向を向くようアラインメントを取って固定します。出典: 公式マニュアル §1.6 Install the second saddle (Alt-AZ mode)。
⑤ 赤道儀モードと経緯台モードの切替
WAVE 100i 最大の使いやすさは、ハードウェアと SynScan の設定変更だけでモードを切り替えられる点です。赤道儀モードは天体撮影向け(極軸合わせを行えば追尾誤差が小さく、長時間露光に有利)、経緯台モードは観望・観察向け(極軸合わせ不要、セッティングが速い、二筒運用が可能)という使い分けです。
| 項目 | 赤道儀モード | 経緯台モード |
|---|---|---|
| 主な用途 | 天体撮影・長時間露光 | 観望・観察・短時間記録 |
| 極軸合わせ | 必要(SynScan 2-スター or 撮像ベース) | 不要 |
| 姿勢 | 高度調整ノブで観測地緯度に合わせる | 高度調整ノブを止まるまで回し直立姿勢 |
| 二筒運用 | 不可(プライマリ+ウェイト) | 可能(プライマリ+セカンダリーアリミゾ) |
| Auto-Home の Dec オフセット | 0(極ホーム位置) | -90(北・水平位置) |
出典: 公式マニュアル §1.2 Tilt Declination Axis / §1.6 Install the second saddle / §4.3 Auto-Home。
なお Auto-Home 操作時の注意点として、Dec/Alt が -90°/270° の位置にいるときに Auto-Home を起動しないでくださいとマニュアルに記載があります。動作前に SynScan Pro app の方向ボタンで概ね正位置に近づけてから実行してください。出典: 公式マニュアル §4.3 Auto-Home("NOTICE: Avoid starting Auto-Home in the following position: Dec/Alt = -90°/270°.")。
⑥ 極軸合わせの 2 通りの方法
WAVE 100i には極軸望遠鏡が搭載されていません。これは波動歯車マウント全般の傾向です。代わりに、公式マニュアルは次の 2 通りを案内しています。
方法 A|2-スター・アライメントベースの極軸合わせ
SynScan Pro app または SynScan ハンドコントローラーで 2-スター・アライメントを実行 → アライメント結果から極軸ずれを算出 → SynScan の Polar Alignment ルーチンを起動 → 緯度調整ノブ・方位調整ノブで RA 軸の傾きを補正、という流れです。マニュアルは「精度を上げるため、この一連の手順を 2〜3 回繰り返してください」と推奨しています。出典: 公式マニュアル §2.2 Polar Alignment based on Star Alignment("Repeat the above steps for two or 3 times.")。
方法 B|撮像ベースの極軸合わせ(SharpCap Pro / PHD2 / ASIAir 等)
SharpCap Pro の Polar Align ツール、PHD2 のドリフトアライン、ASIAir の Polar Align 機能などを使う方法です。マニュアルは "Many applications, like SharpCap Pro and PHD2, provide highly accurate, imaging based, polar alignment." と紹介しています。撮像系の機材(メインカメラ+ガイドカメラ)をすでに接続している方は、こちらのほうが短時間で高精度の極軸合わせができます。出典: 公式マニュアル §2.3 Polar Alignment based on Imaging。
初心者の方は、まずは方法 A で概略を合わせ、慣れたら方法 B に移行するのが現実的です。SharpCap Pro は有料版が必要ですが、観望観察に専念するなら方法 A だけで十分実用になります。
⑦ 制御方法|SynScan Pro app / ハンドコントローラー / ASIAir
SynScan Pro app(推奨・無料)
マニュアル §4.1 は「SynScan Pro app が WAVE 100i の推奨コントローラ」と明記しています。OS 別の対応は次のとおりです。
| OS | 入手先 | 対応接続 |
|---|---|---|
| Windows / Mac | www.skywatcher.com | USB/Wi-Fi/Bluetooth |
| Android | Google Play / www.skywatcher.com | USB(USB OTG ドングル必須)/Wi-Fi/Bluetooth |
| iOS | App Store | Wi-Fi/Bluetooth |
USB 接続は通信専用ポートです。iOS 端末は USB 接続不可(Wi-Fi または Bluetooth のみ)であることに注意してください。出典: 公式マニュアル §3.1 Control Panel / §4.1 SynScan Pro APP("While using an USB connection with an Android device, a USB OTG dongle is required.")。
SynScan ハンドコントローラー(別売・任意)
従来からの Sky-Watcher 製ハンドコントローラーで操作したい方は、別売のハンドコントローラーを RJ-45 の HAND CNTRL ポートに接続して使えます。常設運用や、スマートフォンを観測現場で使いたくない場合に便利な選択肢です。詳細はハンドコントローラ側のマニュアルを参照してください。出典: 公式マニュアル §4.2 SynScan Hand Controller("SynScan hand controller is an optional controller for the Wave 100i mount.")/Sky-Watcher SynScan マニュアル一覧。
ASIAir などのサードパーティ機器
Sky-Watcher USA 製品ページは、ASIAir / Eagle / StellarMate などのサードパーティ制御プラットフォームから WAVE 100i を扱えると説明しています。USB-B ケーブルが付属しており、これを ASIAir Plus/Pro/Mini に接続して制御できます。ASIAir 側のマウント選択肢に WAVE 100i 単体の項目が無い場合でも、SynScan 系プロトコル互換のオプションを選択して接続するのが一般的な手順です。出典: Sky-Watcher USA Wave 100i 製品ページ("third-party platforms (ASIAir, Eagle, StellarMate, etc.)")。具体的なドロップダウン選択名や接続手順は ASIAir 側の最新ファームウェアで変わることがあります。最新の対応状況は ASIAir 側のリリースノートをご確認ください。
電源スイッチ LED の状態
マニュアル §3.1 は電源スイッチ LED の点滅パターンを次のように定義しています。トラブル時のセルフ診断に使えます。
| LED の点灯パターン | 意味 |
|---|---|
| 短く 1 回点滅(点灯時間短い) | ワイヤレスモジュール、接続待機状態 |
| 2 回点滅 | ワイヤレス接続が確立した |
| 点灯(点滅なし) | 長時間アイドルでワイヤレスモジュールがオフになった |
| ゆっくり均等に 1 回点滅 | 電源電圧が低下している |
| 速く 1 回点滅 | 電源電圧が極端に低い→即時に使用を停止 |
| 3 回点滅 | ファームウェアアップデートが未完了 |
出典: 公式マニュアル §3.1 Control Panel — Power Switch indication。
⑧ 電源・ケーブル・三脚の選び方
電源
マニュアル §3.3 に明記された電源仕様は「DC 12〜16V、出力 35W 以上(>3A@12V または >2.2A@16V)」「バレルプラグ 2.1mm I.D × 5.5mm O.D.、センター正極」「非安定化 AC-DC アダプタは使用不可」です。高めの電圧(13.8V / 16V)が推奨されており、自動導入時の電圧降下に余裕を持たせると安定動作します。シガーソケットケーブルが日本仕様には付属しているので、ポータブル電源やバッテリーボックスから給電できます。AC アダプタ運用の場合は安定化タイプ(リニア/スイッチング両方可、リップル少なめ)を別途用意してください。出典: 公式マニュアル §3.3 Power Supply Requirements("Output Voltage: DC 12 to 16 V, higher voltage is recommended. Power Rating: >35W. Do not use an unregulated AC-to-DC adapter.")。
三脚
WAVE 100i は本体のみの販売で、三脚は別売です。サイトロンジャパンが用意している組み合わせは次の 3 通りです。
- WAVE 用カーボンファイバー三脚(別売):軽量で携行性に優れ、ベランダや遠征に最適。
- EQ6 用三脚+ハーフピラー(別売):剛性重視。既に EQ6 系三脚をお持ちの方や、ピラー脚の使い回しを想定する方向け。
- EQ5 用三脚+ハーフピラー(別売):より軽量な構成。中小型鏡筒との組み合わせで運用しやすい。
米国仕様では EQ6 系三脚に直接ボルト留めできないため、専用の「Wave to EQ6 Tripod Adapter/Pier Extension」が必要となっています。日本では「ハーフピラー」がこのアダプタ機能を兼ねる構成です。出典: サイトロンジャパン WAVE 100i/150i 製品ページ(対応三脚記載)/Sky-Watcher USA Wave to EQ6 Tripod Adapter/Pier Extension。
USB ケーブル・ガイドケーブル
付属の USB Type-B ケーブルは長さに余裕があり、ASIAir/PC とマウントの接続に使えます。延長したい場合は、USB 2.0 規格上の信号減衰を考慮し、概ね 5m 以内のシールド付きケーブルか、5m 超の延長が必要な場合はリピータケーブル/アクティブハブの併用をおすすめします(これは USB 2.0 規格の一般的知見であり、公式マニュアルには明記がありません)。オートガイドケーブルは ST-4 互換の RJ-12 を使います。出典: 公式マニュアル §3.1 Control Panel — GUIDE: ST-4 autoguider port。USB 2.0 規格の最大ケーブル長(5m)および信号減衰に関する一般的知見は公式マニュアル外の補足情報として記載しています。
⑨ 別売アクセサリー|サイトロンジャパン取扱の 3 製品
2024 年 8 月の WAVE 100i 発売と同時に、サイトロンジャパンから WAVE 用アクセサリー 3 製品が同時発売されました。日本国内で WAVE 100i を運用する方が選びやすい組み合わせです。
| アクセサリー | 主な用途 | 仕様 |
|---|---|---|
| WAVE 用カウンターウェイト/シャフト (JAN 4541607803497) |
重量級鏡筒装着時のバランス取り。CW 使用時 15kg まで搭載可能化。 | ウェイト 5kg/長シャフト(軸径 20mm・長さ 305mm・重量 0.74kg)/延長シャフト(長さ 150mm・重量 0.35kg)/税込希望小売 17,875 円 |
| WAVE 用カーボンファイバー三脚 | 遠征・ベランダ撮影など携行性重視の運用。 | 専用三脚として WAVE 100i/150i 用に設計。詳細仕様は公式販売店ページ参照。 |
| WAVE 用ハーフピラー | EQ6/EQ5 三脚との組み合わせ、また鏡筒振り回しのクリアランス確保。 | WAVE 100i/150i に対応。専用三脚と組み合わせて使用。 |
出典: サイトロンジャパン WAVE 用カウンターウェイト/シャフト 製品ページ/サイトロンジャパン「WAVE 100i / 150i」発売告知(アクセサリー 3 製品同時発売)。三脚・ハーフピラーの詳細寸法は公式販売店ページの最新情報をご確認ください。
⑩ 関連商品・公式 LINE のご案内
本記事で扱った WAVE 100i 本体と関連アクセサリーの最新在庫・価格情報については、天体ショップ(株式会社天文堂運営)の商品ページをご覧ください。Sky-Watcher 取扱店としてサポートしています。
本記事で扱った商品ページはこちら
どこよりも安く買うなら公式 LINE
最安値をご案内します。ご購入前に公式 LINE で最新価格と在庫状況をご確認ください。「WAVE 100i」とメッセージをお送りいただくだけで、すぐに個別でご案内します。
- カウンターウェイト・三脚・ハーフピラーとの組み合わせ相談を営業時間内に回答
- 赤道儀モード/経緯台モードどちらで運用するかの選び方相談もお気軽に
- LINE 登録で特別クーポン配布中
初めてのお客様へ
LINE 登録が難しい方向けに、メールで対応いたします。support@tenbundo.com までお気軽にご連絡ください。
最終更新: 2026-06-27/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は Sky-Watcher 公式マニュアル(WAVE100i Mount Instruction Manual)・サイトロンジャパン公式製品ページ・Sky-Watcher Global/USA 公式製品ページに基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。
⑪ よくあるご質問
Q1. WAVE 100i にカウンターウェイトは必要ですか?
公式マニュアル §1.4 は「カウンターウェイトはオプション。望遠鏡とアクセサリーが非常に重い場合のみ必要」と明記しています。鏡筒重量が 10kg 未満であれば、赤経軸のバランス取り自体が不要というのがマニュアルの考え方です。重量級鏡筒や長い屈折鏡筒で振り回しが大きい場合のみ、別売のカウンターウェイト/シャフトをご検討ください。
Q2. 経緯台モードでも自動追尾できますか?
はい、できます。マニュアル仕様表のとおり、WAVE 100i は赤道儀/経緯台のデュアルモードに対応しており、SynScan Pro app からモードを選択できます。経緯台モードでは極軸合わせが不要なので、ベランダ観望・遠征観望でセッティングを短時間で済ませたい方に向いています。
Q3. 極軸望遠鏡は付いていますか?
いいえ、極軸望遠鏡は搭載されていません。代わりに(A)SynScan の 2-スター・アライメントベースの極軸合わせ、(B)SharpCap Pro/PHD2/ASIAir 等の撮像ベース極軸合わせ — の 2 通りでセッティングします。マニュアル §2.2 は「精度を上げるために 2〜3 回繰り返してください」と推奨しています。
Q4. ASIAir からは制御できますか?
Sky-Watcher USA 製品ページは、ASIAir/Eagle/StellarMate などのサードパーティ制御プラットフォームに対応すると説明しています。付属の USB Type-B ケーブルで ASIAir に接続して使う形が一般的です。ASIAir のマウント選択肢に WAVE 100i 単体の項目が無い場合は、SynScan 系プロトコル互換のオプションを選択する手順になります。詳細な選択名・対応状況は ASIAir 側のリリースノートで最新版をご確認ください。
Q5. 電源は何を用意すれば良いですか?
マニュアル §3.3 は「DC 12〜16V、35W 以上(>3A@12V または >2.2A@16V)」「センター正極のバレルプラグ 2.1mm × 5.5mm」「非安定化 AC-DC アダプタの使用は不可」と明記しています。日本仕様にはシガーソケット用ケーブルが付属するので、ポータブル電源やバッテリーボックスから給電できます。AC コンセント運用の場合は安定化タイプの AC アダプタを別途用意してください。
Q6. 動作温度はどのくらいですか?
仕様表記載の動作温度は -10℃〜50℃ です。真冬の遠征時に温度範囲下限を下回る環境ではモーターの起動電流が増えるため、電源電圧の余裕を持たせてください。電源電圧低下時は電源スイッチ LED が均等点滅で警告します。
Q7. ファームウェアアップデートはどうすれば良いですか?
マニュアル §4.5 によると、Sky-Watcher 公式サイトから最新ファームウェアを確認し、Motor Controller Firmware Loader アプリケーションを使ってアップデートします。詳しい手順はアプリパッケージに含まれているとのことです。
Q8. 保証はどうなっていますか?
公式マニュアルは「保証は地域によって異なります。保証内容は地域の販売店にお問い合わせください」と記載しています。当ショップで本機をご購入いただいた場合は、弊社独自の初期不良 60 日+ 3 年保証で対応いたします。詳細は公式 LINE またはメールでお問い合わせください。
関連商品
- Sky-Watcher WAVE 100i マウント — 本記事で解説したストレインウェーブ・ギア マウント本体。
⑫ 参考にした一次情報
- Sky-Watcher Global|WAVE 100i 製品ページ
- Sky-Watcher USA|Wave 100i Pro Strainwave Mount
- サイトロンジャパン|WAVE 100i / 150i 製品ページ
- サイトロンジャパン|「WAVE 100i / 150i」発売告知
- サイトロンジャパン|WAVE 用カウンターウェイト/シャフト
- Sky-Watcher|WAVE100i Mount Instruction Manual(PDF)
- Sky-Watcher|SynScan ハンドコントローラー・SynScan App マニュアル一覧
- Sky-Watcher USA|Wave to EQ6 Tripod Adapter/Pier Extension
本記事で扱った商品ページはこちら
どこよりも安く買うなら公式 LINE
最安値をご案内します。ご購入前に公式 LINE で最新価格と在庫状況をご確認ください。「WAVE 100i」とメッセージをお送りいただくだけで、すぐに個別でご案内します。
- カウンターウェイト・三脚・ハーフピラーとの組み合わせ相談を営業時間内に回答
- 赤道儀モード/経緯台モードどちらで運用するかの選び方相談もお気軽に
- LINE 登録で特別クーポン配布中
初めてのお客様へ
LINE 登録が難しい方向けに、メールで対応いたします。support@tenbundo.com までお気軽にご連絡ください。
最終更新: 2026-06-27/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は Sky-Watcher 公式マニュアル(WAVE100i Mount Instruction Manual)・サイトロンジャパン公式製品ページ・Sky-Watcher Global/USA 公式製品ページに基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。