アスカー Askar 80ED 入門ガイド|80mm F7 ED ダブレット屈折を初めて使う方法【2026 年版】
アスカー Askar 80ED 入門ガイド|80mm F7 ED ダブレット屈折を初めて使う方法【2026 年版】
Askar 80ED は、口径 80mm・焦点距離 560mm・F7 の ED ダブレット屈折鏡筒です。OTA 単体重量 1.7kg、チューブリングと 200mm Vixen 規格ダブテイル装着で総重量 2kg と軽量で、デュアルスピード 2 インチ フォーカサーや収納式レンズフードなど、入門〜中級の天体写真/観望にそのまま使える機構を備えています。本記事では Sharpstar 公式マニュアル(2025-05-30 版)と公式製品ページの一次情報のみに基づき、「Askar 80ED を最初に手にした方が、開封から最初の星像まで迷わずたどり着く」ための導入手順を整理しました。
① Askar 80ED とは何か|80mm F7 ED ダブレット屈折の位置づけ
Askar 80ED は、嘉興 Sharpstar Optical 社の Askar ブランドが手がける、口径 80mm の屈折鏡筒(OTA, Optical Tube Assembly)です。対物レンズは「ED ガラス 1 枚+標準アクロマートガラス 1 枚」の 2 群 2 枚構成で、APS-C センサーに最適化されつつフルフレーム撮影もサポートします。視覚観望(眼視)と天体写真の両方に対応する設計で、開発側は「天文探索の良きパートナー」として位置づけています。
出典: Sharpstar 公式 80ED 製品ページ("Doublet (including one ED glass)")/Sharpstar 80ED 公式マニュアル §Instructions for use("two-element structure, consisting of one ED glass and one standard achromatic glass" "specifically optimized for APS-C frame while also supporting full-frame imaging")
② 公式仕様|数値で押さえる
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 口径 | 80mm |
| 焦点距離 | 560mm |
| F 値 | F7 |
| 対物レンズ | 2 群 2 枚 ダブレット(ED ガラス 1 枚+標準アクロマートガラス 1 枚) |
| 全長(フード収納時) | 404mm |
| 全長(フード伸長時) | 505mm |
| OTA 重量 | 1.7kg |
| 総重量(チューブリング+ダブテイル装着時) | 2kg |
| 後端接続 | 2 インチアダプタ(内側銅メッキ) |
| ダブテイル | 200mm Vixen 規格 |
| 付属品 | OTA/チューブリング 1 対/ハンドル/ダブテイルプレート/保証書/チェックリスト/マニュアル |
出典: Sharpstar 80ED 公式マニュアル §80ED Specifications("Aperture:80mm" "Focal length:560mm" "Focal ratio:F7" "Total length:404mm(when the dew shield is contracted)505mm(when the dew shield is stretched)" "OTA weight:1.7kg" "Total weight:2kg" "Rear-end thread type:2"" adapter" "Accessories:80ED OTA, a pair of tube rings, a handle, a dovetail plate, an Warranty card, an Check list, a manual")
③ ED ダブレット光学設計|アクロマートとの違い
Askar 80ED の対物レンズは「ED ガラス 1 枚+標準アクロマートガラス 1 枚」の 2 群 2 枚ダブレットです。これは Sharpstar 公式の説明文に明記された構成で、ED(Extra-low Dispersion = 超低分散)ガラスを 1 枚使うことで、波長ごとの焦点位置のずれ(縦色収差)を、純粋なアクロマート(クラウン+フリント 2 枚)よりも抑えやすい設計です。
ED ガラスはどこに効くのか
屈折鏡筒では、ガラスが光を曲げるときに波長(色)ごとに屈折率がわずかに異なります。これが「青ハロ」などの色にじみとして現れる原因です。Askar 80ED の場合、Sharpstar はインナーチューブにダブルバッフルを設け、ストレイライト(迷光)を抑制することで、画像コントラストと細部の解像感を高めるとしています。色収差対策は ED ガラス、迷光対策は二重バッフルという役割分担です。
出典: Sharpstar 80ED 公式マニュアル §Instructions for use("The optical lens features a two-element structure, consisting of one ED glass and one standard achromatic glass.")/同 §Mechanism Instruction (1)③("The inner tube is designed with dual baffles to maximize stray light suppression, delivering stronger image contrast and clearer celestial details during astrophotography.")
出典: 屈折光学における波長別屈折率差と色収差の関係は屈折鏡筒の一般的な光学原理(本記事は Sharpstar 公式マニュアルの ED ガラス採用記述に紐づけて記載。マニュアルには色収差の定量値は記載なし)
④ 機構ハイライト|フォーカサー・フード・ファインダー基部
収納式レンズフード
レンズフードはリバーシブル設計で、未使用時は反転して鏡筒側にねじ込み全長を短くできます。撮影/観望時は前方に伸長してストレイライトを抑えます。フード収納時 404mm、伸長時 505mm という全長の差はこの機構によるものです。
デュアルスピード 2 インチ フォーカサー
フォーカサーはラック&ピニオン式で、デュアルスピードの粗動・微動ノブを備えます。トラベル長は 7cm。フォーカサー基部には大型ロックネジが付き、重い撮影機材を載せた状態でも確実にロックできる構造です。さらに電動フォーカサー(EAF)取付用の追加ネジ穴があらかじめ用意されています。
デュアル ファインダー基部
鏡筒両側にファインダー基部が配置されており、ファインダースコープを取り外さずに左右を入れ替えできるほか、他のアクセサリ(小型ガイドスコープ等)の搭載口としても使えます。
後端 2 インチアダプタ
鏡筒後端は 2 インチアダプタで、内側に銅メッキ仕上げを施しています。これにより接続機材(フラットナー/レデューサーや 2"→1.25" アダプタ等)のネジ部の傷を防ぎます。
出典: Sharpstar 80ED 公式マニュアル §Mechanism Instruction((1)① "lens hood is retractable—it can be reversed and screwed in to reduce overall size when not in use, or extended to the front of the lens to minimize stray light" / (5) "dual-speed rack-and-pinion 2-inch focuser enables coarse and fine focusing. The travel length is 7cm... Additional screw holes are available for installing the electronic focuser." / (6) "dual finder bases at both sides of the lens tube" / (7) "2-inch adapter with an internal copper-plated lining to prevent damage to connected devices.")
⑤ 撮影モードの組み立て|0.7× / 0.85× / 1.0× の選び分け
Askar 80ED の撮影用アクセサリは別売で 3 種ラインナップされており、いずれも ED ガラス 1 枚を含むトリプレット構成、APS-C 最適化(フルフレーム互換)、360° ローテーター内蔵、バックフォーカス 55mm(M48 オスネジ基部から)で共通しています。違いは焦点距離・F 値・重量です。
| アクセサリ | 焦点距離 | F 値 | 重量 | バックフォーカス |
|---|---|---|---|---|
| 1.0× フラットナー | 560mm | F7 | 0.42kg | 55mm |
| 0.85× レデューサー | 476mm | F5.9 | 0.44kg | 55mm |
| 0.7× レデューサー | 392mm | F4.9 | 0.32kg | 55mm |
用途的には、焦点距離をネイティブで活かしたい場合(小型銀河・惑星状星雲などの中口径ターゲット)は 1.0× フラットナー、画角を広げたい広域星雲には 0.85× や 0.7× レデューサーが該当します。0.7× ではネイティブよりも F 値が一段以上明るくなり、同じ露出時間でより多くの光子を集められます。ネジ規格は M54×0.75 / M48×0.75 で、後端 2 インチアダプタから接続します。
アストロカメラ接続時のバックフォーカス
マニュアルの「Imaging mode」では、アストロカメラ側のバックフォーカス 17.5mm(フランジバック)に対し、合計接続長 37.5mm の延長アダプタを介してフラットナー/レデューサーに接続する図が示されています。冷却 CMOS カメラ(ZWO ASI 等)を使う場合は、カメラ側 17.5mm にスペーサー/フィルタードロワ等を組み合わせて、フラットナーの M48 基部から 55mm にぴったり合わせるのが原則です。
出典: Sharpstar 80ED Imaging Accessories 公式ページ("Triplet design (including one ED glass)" "APS-C" "Back focus 55mm (from the M48 male thread base)" "M54×0.75 / M48×0.75" "1× Flattener: 560mm / f7 / 0.42kg" "0.85× Reducer: 476mm / f5.9 / 0.44kg" "0.7× Reducer: 392mm / f4.9 / 0.32kg")/Sharpstar 80ED 公式マニュアル §Imaging mode("Astronomical Camera(Back Focus of 17.5mm)" "Attached Equipment(Connection Length of 37.5mm)" "0.7x reducer / 0.85x reducer / 1x flattener" + "each featuring a built-in 360° rotator")
⑥ 観望モードの組み立て|接眼レンズと天頂プリズム
Askar 80ED は撮影だけでなく眼視観望にも対応します。マニュアルで案内されている観望系アクセサリ(いずれも別売)は次の 5 点です。
| アクセサリ | 用途 |
|---|---|
| 25× 8mm 接眼レンズ | 高倍率観望用(25× は 560÷8 から逆算した倍率表示。実倍率は接眼レンズの焦点距離次第) |
| 60× 20mm 接眼レンズ | 低倍率・広視野観望用 |
| 1.25 インチ正立プリズム | 陸景・月面など正立像が必要な観望に |
| 1.25 インチアダプタ | 2"→1.25" 変換 |
| CPJ-2 三脚 | 経緯台的に運用したい場合の三脚 |
観望モードのレイアウトは、Askar 80ED 後端の 2 インチアダプタに 1.25 インチアダプタを差し込み、その先に 1.25 インチ正立プリズムを取り付け、接眼レンズを装着する流れです。マニュアルの「Observing mode」図に同じ構成が示されています。
出典: Sharpstar 80ED 公式マニュアル §Accessories Instruction("Five optional visual accessories (sold separately) a 25x 8mm eyepiece, a 60x 20mm eyepiece, an a 1.25-inch erecting prism, 1.25" adapter, CPJ-2 tripod.")/同 §Observing mode(接続順序図)
⑦ 架台選び|Vixen アリ溝と 2 kg からの考え方
Askar 80ED は 200mm の Vixen 規格ダブテイル(標準)を装備しており、Vixen 規格に対応する赤道儀/経緯台と互換性があります。鏡筒側総重量 2kg を出発点に、撮影系アクセサリ・冷却 CMOS カメラ・ガイドスコープ・電動フォーカサーを足した合計重量を、選定する架台のペイロード(耐荷重)の半分程度以内に収めるのが、追尾精度・剛性の観点でセオリーです。
撮影フル装備時の重量目安は次の通りです(マニュアル記載値の合算)。
| 構成要素 | 重量 |
|---|---|
| Askar 80ED(OTA+リング+ダブテイル) | 2.00 kg |
| 1.0× フラットナー | 0.42 kg |
| 0.85× レデューサー(フラットナーと選択) | 0.44 kg |
| 0.7× レデューサー(同上) | 0.32 kg |
これに加えてカメラ(ASI シリーズ等)、ガイドスコープ+ガイドカメラ、ケーブル類、EAF を載せると、鏡筒側の搭載合計はおおむね 3〜4kg レンジになります。マニュアル側に明示の架台推奨値はないため、具体的な架台候補は天体ショップの公式 LINE で個別にご案内いたします。
出典: Sharpstar 80ED 公式マニュアル §Mechanism Instruction (3)("The 200mm standard Vixen-style dovetail plate is compatible with most equatorial mounts.")/Sharpstar 80ED Imaging Accessories 公式ページ(各アクセサリ重量)
⑧ 電動オートフォーカス|ZWO EAF の取付手順
Askar 80ED の公式マニュアルには、ZWO EAF(Electronic Automatic Focuser)の取付手順が図入りで明記されています。EAF はステッパーモーターでフォーカサーノブを回転させる電動フォーカサーで、ASCOM/INDI ドライバ経由で各種天文ソフトから操作できるほか、ASIAIR v1.1 以降ではネイティブサポートされています。
ZWO EAF(標準版)の主要仕様
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 構造 | All metal, red anodised finish |
| モーター | 35mm Stepper Motor |
| 分割ステップ数 | 5760 ステップ |
| トルク | 1.5 N/m |
| フォーカサー最大ペイロード | 5kg |
| 電源 | DC12V @ 0.5A(5.5mm×2.1mm センター正極) |
| データインタフェース | USB 2.0 |
| 温度センサ/ハンドコントローラ用 | 3.5mm オーディオジャック(センター正極) |
出典: ZWO EAF 公式マニュアル V1.0 §EAF Specifications("35mm Stepper Motor" "Subdivision Steps 5760 steps" "Torque 1.5N/M" "Focuser Payload Limit 5KG" "Power Requirements DC12V @ 0.5A" "Connector - 5.5mm*2.1mm Centre Positive" "Data Interface USB 2.0" "Sensor/Hand Controller Interface 3.5mm audio, Centre Positive")/ZWO EAFN/EAF Pro 公式製品ページ(5kg ペイロード)
Askar 80ED フォーカサーへの取付 7 手順
マニュアルの「Steps of Installing EAF」に基づく公式手順は以下の通りです。
| 手順 | 操作 |
|---|---|
| ① | フォーカサーのつまみネジを取り外す |
| ② | 2mm 六角レンチで粗動ノブを取り外す |
| ③ | モーターブラケットを装着し、標準 M4 ネジを所定の穴に仮締めする(この時点ではロックしない) |
| ④ | 5〜6mm フレキシブルカップリングを選択しロックする |
| ⑤ | EAF をフレキシブルカップリングに挿入し、カップリング側ロックネジを締める |
| ⑥ | EAF 取付ネジを締めて本体を固定する |
| ⑦ | 最後に M4 固定ネジを最終ロックする |
取付後、EAF 本体に 12V 電源と USB ケーブル(または ASIAIR への USB ケーブル)を接続し、ZWO 公式サイトから ASCOM ドライバを取得して天文ソフトから操作します。なお ZWO 公式によると、新世代の EAFN/EAF Pro はトルク増大により旧 ASIAIR(初代/ASIAIR Pro/ASIAIR Mini/ASIAIR Plus CM4 版)の USB 出力では電力不足となるため、新世代 ASIAIR の使用が公式に案内されています。
出典: Sharpstar 80ED 公式マニュアル §Steps of Installing EAF(①〜⑦各手順)/ZWO EAF 公式マニュアル §Installation("Native support in ASIAIR Version 1.1 onwards" "ASCOM/INDI compatible drivers")/ZWO EAFN/EAF Pro 公式製品ページ(旧 ASIAIR 非互換の案内)
⑨ はじめての観望/撮影|開封から最初の星像まで
1. 開封チェック
梱包内には OTA、チューブリング 1 対、ハンドル、ダブテイルプレート、保証書、チェックリスト、マニュアルが入っています。チェックリストと現物を必ず一対一で照合してください。
2. ダブテイル&チューブリングの仮組み
チューブリングのサムスクリュー(つまみネジ)を緩め、OTA をリングに通し、ダブテイルプレート(200mm Vixen 規格)を底面に固定します。ハンドルはチューブリング上面にネジ止めしますが、ハンドルにはスロットが設けられており、ガイドスコープ等を追加搭載することも可能です。
3. 架台への搭載
200mm Vixen 規格ダブテイルを、Vixen 規格対応の赤道儀/経緯台の鞍受けにスライドして固定します。落下防止のため、ダブテイル末端のストッパーネジ位置にも気を配ってください。
4. 観望モードの初運用
初回観望は、低倍率の 60× 20mm 接眼レンズで月や明るい恒星を導入し、フォーカサーの粗動ノブで概略合焦 → 微動ノブ(1:10)で追い込みます。1.25 インチ正立プリズム経由で接続する場合、後端 2 インチアダプタに 1.25 インチアダプタを差し込んでから正立プリズムを接続します。
5. 撮影モードへの切替
撮影に切り替える際は、後端 2 インチアダプタから 1.25 インチアダプタを外し、選択したアクセサリ(1.0× フラットナー/0.85× レデューサー/0.7× レデューサー)の M54 / M48 接続を経て、バックフォーカス 55mm を厳守してカメラを接続します。アストロカメラ側のフランジバック 17.5mm を起点に、延長アダプタを 37.5mm 分追加して 55mm に合わせる構成がマニュアルで例示されています。
6. 電動フォーカス導入(任意)
EAF を導入する場合は、フォーカサーの粗動ノブを 2mm 六角レンチで外し、5〜6mm フレキシブルカップリングで EAF モーター軸とフォーカサー軸を結合します。手順は本記事⑧の表に従ってください。
⑩ 関連商品
本記事で扱った Askar 80ED 本体は、天体ショップの商品ページからご確認いただけます。撮影アクセサリ(0.7×/0.85× レデューサー、1.0× フラットナー)や ZWO EAF など、組み合わせて使う機材についても、最新の在庫・価格は公式 LINE で個別にご案内いたします。
- アスカー Askar 80ED 口径80mm 鏡筒 — 本記事の対象機材。OTA・チューブリング・200mm Vixen 規格ダブテイル・ハンドル付属。
⑪ 商品ページ・公式 LINE のご案内
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最安値をご案内します。ご購入前に公式 LINE で最新価格と在庫状況をご確認ください。「Askar 80ED 入門」とメッセージをお送りいただくだけで、すぐに個別でご案内します。
- 1.0× フラットナー/0.85× レデューサー/0.7× レデューサーの選び分け相談を営業時間内に回答
- 架台選び(Vixen 規格・耐荷重)や ZWO EAF との組み合わせ相談もお気軽に
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最終更新: 2026-06-30/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は Sharpstar 公式マニュアル(2025-05-30 版)および ZWO 公式マニュアルに基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。
⑫ よくある質問(FAQ)
Q1. Askar 80ED は「アポクロマート」ですか?
Sharpstar 公式の表記は「Doublet(ED ガラス 1 枚を含む 2 群 2 枚)」です。本機の対物は ED ガラス 1 枚と標準アクロマートガラス 1 枚で構成されており、純粋なアクロマートよりも色収差を抑える設計ですが、3 色完全補正を実現する 3 枚玉アポクロマート(トリプレット)とは光学構成が異なります。Askar の上位機にはトリプレット/カルテット構成のモデルも別途存在します。
Q2. 付属品だけで写真撮影は始められますか?
OTA 標準付属品には撮影用アクセサリ(フラットナー/レデューサー)も接眼レンズも含まれません。標準付属はチューブリング 1 対、ハンドル、200mm Vixen 規格ダブテイル、保証書、チェックリスト、マニュアルです。撮影には別売の 1.0× フラットナー/0.85× レデューサー/0.7× レデューサーのいずれかと、カメラ側のアダプタが追加で必要です。
Q3. フルフレームカメラでも使えますか?
公式マニュアルでは「APS-C 用に最適化されつつ、フルフレーム撮影もサポート」と案内されています。撮影アクセサリ(0.7×/0.85×/1.0×)はいずれも APS-C 最適化のため、フルフレーム使用時はイメージサークル周辺の星像評価を別途実機でご確認ください。
Q4. バックフォーカスはいくつに合わせれば良いですか?
撮影用アクセサリ(0.7×/0.85×/1.0×)はいずれも M48 オスネジ基部からバックフォーカス 55mm が公式仕様です。アストロカメラのフランジバック(例:ZWO カメラ 17.5mm)に加えて、延長アダプタ/フィルタードロワ/OAG 等を合計 55mm にぴったり合わせるのが原則です。
Q5. ZWO EAF はそのまま付きますか?
Askar 80ED のフォーカサーには電動フォーカサー用のネジ穴が用意されており、Sharpstar 公式マニュアル §Steps of Installing EAF に取付手順が図入りで明記されています。粗動ノブを 2mm 六角レンチで外し、5〜6mm フレキシブルカップリングで結合する流れです。
Q6. 観望にも使えますか?
はい。後端 2 インチアダプタに 1.25 インチアダプタを差し込み、1.25 インチ正立プリズム経由で接眼レンズを装着すれば眼視観望が可能です。Sharpstar 公式では 25× 8mm/60× 20mm の接眼レンズ、1.25 インチ正立プリズム、1.25 インチアダプタ、CPJ-2 三脚が観望系アクセサリとして案内されています(いずれも別売)。
Q7. レンズフードはどう使いますか?
フードはリバーシブル設計です。未使用時は反転して鏡筒側にねじ込み、全長を 404mm に短縮できます。撮影/観望時は前方に伸長し、全長 505mm の状態でストレイライト(迷光)を抑えます。
Q8. 推奨架台はどれですか?
Sharpstar 公式マニュアルでは「200mm Vixen 規格ダブテイルがほとんどの赤道儀と互換」とのみ案内されており、具体的な架台モデルの推奨は記載されていません。鏡筒側総重量 2kg+撮影アクセサリ+カメラ+ガイドスコープ+ケーブル類を合算し、選定する架台のペイロードの半分程度以内に収めるのが基本です。具体的な機種選定は天体ショップの公式 LINE で個別にご案内いたします。
Q9. 保証はどうなりますか?
天体ショップで購入された Askar 80ED は、弊社独自の初期不良 60 日対応+3 年保証の対象となります。詳細は商品ページの保証セクションをご確認ください。
Q10. 同じ「80mm 屈折」でも何が違いますか?
Askar の 80mm クラスには、本機 80ED(2 群 2 枚 ED ダブレット)のほかにも、より高度な色補正を目指す上位光学設計の機種が存在します。光学構成(ダブレット/トリプレット/カルテット)と焦点距離・F 値・補正範囲(APS-C/フルフレーム)が異なるため、用途(眼視中心・直焦撮影・広域撮影)に応じた選択が必要です。比較相談は公式 LINE までお気軽にお寄せください。
参考にした一次情報
- Sharpstar 80ED 公式マニュアル PDF(2025-05-30 版・9 ページ): 80ed 说明书 英文.pdf
- Sharpstar 80ED 公式製品ページ: https://www.sharpstar-optics.com/Products_1/80ED.html
- Sharpstar 80ED Imaging Accessories 公式ページ: https://www.sharpstar-optics.com/Products_1/80ED_IA.html
- Sharpstar 公式マニュアルダウンロード一覧: https://www.sharpstar-optics.com/download_list_1.html
- ZWO EAF 公式マニュアル PDF V1.0(33 ページ): EAF_Manual_EN.pdf
- ZWO EAFN/EAF Pro 公式製品ページ: https://www.zwoastro.com/product/eaf/
- 天体ショップ Askar 80ED 商品ページ: https://telescopeshop.net/products/askar_80ed
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最終更新: 2026-06-30/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は Sharpstar 公式マニュアル(2025-05-30 版)および ZWO 公式マニュアルに基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。