Askar 80ED 用 0.7× レデューサー|1× フラットナー・0.85× レデューサーとの比較と選び方ガイド
Askar 80ED 用 0.7× レデューサー|1× フラットナー・0.85× レデューサーとの比較と選び方ガイド
Askar 80ED(口径 80mm/焦点距離 560mm/F7)には、純正アクセサリとして 1.0× フラットナー、0.85× レデューサー、0.7× レデューサーの 3 種が用意されています。同じ鏡筒でも装着するアクセサリで焦点距離・F 値・写野・露光時間が大きく変わるため、撮りたい対象に合わせた選び分けが画質と撮影効率の両方を左右します。本記事では公式スペック(Askar/Sharpstar・サイトロンジャパン)と公開されている実機テストレポートを根拠に、0.7× レデューサーを軸として 3 機種を横並びで比較し、選び方を解説します。
① まず結論:用途別の最短おすすめ
3 種を全部買い揃える必要はありません。撮りたい対象と所有カメラから 1 つに絞れます。
| こんなとき | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 系外銀河・小さい惑星状星雲・球状星団など、フレームの大半を背景が占める対象を狙いたい | 1.0× フラットナー(560mm F7) | 焦点距離を縮めず周辺像のみ補正。一番細部解像が稼げる。 |
| M31・M42・干潟星雲など中〜大型対象を、ある程度寄せた画角でじっくり撮りたい | 0.85× レデューサー(476mm F5.9) | 焦点距離と F 値のバランス型。露光時間を約 30% 短縮しつつ画角を広げられる。 |
| 北アメリカ星雲・はくちょう座 σ 付近・カリフォルニア星雲など広く淡い領域を短時間で撮りたい | 0.7× レデューサー(392mm F4.9) | 同露光で約 2 倍の光量。F4.9 は同 F7 比で約半分の露光時間で同じ S/N を狙える。 |
出典: Sharpstar Optics 公式「80ED Imaging Accessories」の公開スペック(1.0×=560mm F7・0.85×=476mm F5.9・0.7×=392mm F4.9)に基づく用途整理。露光時間の比率は F 値の二乗比から算出した一般的な光学計算。
② Askar 80ED 鏡筒の前提おさらい
アクセサリを選ぶ前に、母艦である 80ED 鏡筒の素の状態を整理しておきます。すべてのレデューサー/フラットナーは「この鏡筒に取り付けた状態での結果値」として公開されているためです。
| 項目 | 公式仕様 |
|---|---|
| 口径 | 80mm |
| 焦点距離 / F 値 | 560mm / F7 |
| 対物レンズ | 2 群 2 枚(ED ガラス 1 枚 + 標準色消しガラス 1 枚) |
| フォーカサー | デュアルスピード・ラックアンドピニオン |
| 鏡筒長 | 404mm(フード収納時)/ 505mm(フード伸長時) |
| 重量 | 鏡筒のみ 1.7kg / 鏡筒バンド・アリ型込み 2kg |
| 後端 | 2 インチアダプター |
出典: Sharpstar Optics 公式「80ED」製品ページの仕様、および AstroArts ニュース「Askar『80ED 鏡筒』が新発売」記載のフォーカサー仕様。
③ 3 機種の公式スペック横並び比較
純正 3 種のアクセサリは「鏡筒の F7 設計を前提に組まれている」点で互換性が共通しています。バックフォーカス・接続ネジ・イメージサークルは 3 種で同一。違いは焦点距離・F 値・重量と、用途(=対象サイズ)です。
| 項目 | 1.0× フラットナー | 0.85× レデューサー | 0.7× レデューサー |
|---|---|---|---|
| 合成焦点距離 | 560mm | 476mm | 392mm |
| 合成 F 値 | F7 | F5.9 | F4.9 |
| イメージサークル | APS-C | APS-C | APS-C |
| バックフォーカス(M48 雄ネジ起算) | 55mm | 55mm | 55mm |
| 接続ネジ | M54×0.75 / M48×0.75(2 インチフィルターネジ内蔵) | M54×0.75 / M48×0.75(2 インチフィルターネジ内蔵) | M54×0.75 / M48×0.75(2 インチフィルターネジ内蔵) |
| レンズ構成 | 3 群 3 枚(ED 1 枚入りトリプレット) | 3 群 3 枚(ED 1 枚入りトリプレット) | 3 群 3 枚(ED 1 枚入りトリプレット) |
| 単体重量 | 0.42kg | 0.44kg | 0.32kg |
出典: Sharpstar Optics 公式「80ED Imaging Accessories」の 3 機種スペック表。レンズ構成は同公式ページに "Triplet design (including one ED glass)" と明記。
④ 0.7× レデューサーを 1 つだけ深掘り
本記事のメインテーマである 0.7× レデューサーをもう少し細かく見ます。
(1) 焦点距離 392mm/F4.9 が意味するもの
F 値は焦点距離 ÷ 口径で決まり、80ED は 560 ÷ 80 = F7 です。0.7× を組み合わせると焦点距離が 392mm となり、F 値は 392 ÷ 80 ≒ F4.9 になります。露光時間は F 値の二乗に比例するため、F7 → F4.9 への移行で同じ S/N(信号対雑音比)を得るのに必要な露光時間は (4.9/7)² ≒ 0.49 倍、つまり半分以下で済む計算です。1 晩で写せる対象数を増やしたい・薄明や薄雲ロスをリカバーしたい時に効きます。
出典: Sharpstar Optics 公式 80ED IA ページ記載の 0.7× = 392mm / F4.9。露光時間の二乗比則は天体写真の一般的な光学計算で、メーカー公式には明記なし。
(2) イメージサークルは公式に「APS-C」
純正 3 種すべて、公開スペック上の対応センサーは「APS-C」と記載されています。これは APS-C(対角約 28mm 相当)までを公式の補正対象範囲としているという意味で、APS-C を超えるフォーマット(例:35mm フルサイズ・中判)でのコーナー像は保証外です。
逆に、APS-C より小さい 1/1.2 型(IMX585 など)や 4/3 型(IMX294 など)のセンサーであれば、イメージサークルの中央部だけを使うことになるので、より無理のない使い方になります(後述・⑤ 章)。
出典: Sharpstar Optics 公式 80ED IA ページの "Image Circle: APS-C" 記載。APS-C 対角寸法は一般的な業界呼称。
(3) 構成は「3 群 3 枚・ED 1 枚入り」のトリプレット
レデューサーは光学的には縮小光学系で、像面湾曲や色収差を持ち込みやすいパーツです。0.7× レデューサー(および 1.0× フラットナー・0.85× レデューサー)はいずれも 3 群 3 枚で組み、内 1 枚に ED ガラスを採用したトリプレット設計で、色収差・コマ収差・像面湾曲を同時に抑える狙いです(公式記載: "Triplet design (including one ED glass)")。
出典: Sharpstar Optics 公式 80ED IA ページのレンズ構成記載。
(4) ASI2600MC(APS-C)+ナローバンドでの実写所見
公開されている海外レビュー(Scopetrader)の Askar 80ED + 0.7× レデューサー+ ZWO ASI2600MC+マルチナローバンドフィルター構成のテストでは、「小さな星像」「フラットな視野」「コーナーにコマ収差なし」「中心・周辺ともに色滲みなし("no color fringes in the center or corners")」と評価されています。レデューサーとしての補正性能は APS-C 範囲で良好と判断できます。
一方、同レビューでは「明るい星の周囲にフレーム中心を向くダークなハローおよび放射状アーチファクト」が観測され、これは 3 種コレクター全てで再現したことから「鏡筒主光学側の挙動」と分析されています。これは 0.7× レデューサー固有の欠陥ではない、という前提整理として理解しておくと良いポイントです。
出典: Scopetrader 「Askar 80ED refractor tested with the ASI2600MC and ASI585MC」。引用箇所: "small stars and a flat field with no coma in the corners" / "no color fringes in the center or corners" / "happened with all three correctors and didn't go away even when filters were removed"。
⑤ センサーサイズ別に見たフィット感
「APS-C 公式対応」をどう読むか — 実際にどのセンサーで何が起きやすいかを整理します。同じ 0.7× レデューサーでも、組み合わせるカメラのセンサー対角次第で印象が大きく変わります。
| センサー区分 | 代表機種(例) | フィット感(公式記載と公開レビューから) |
|---|---|---|
| フルサイズ(対角約 43mm) | ASI6200MC / FF 一眼デジ | 公式は APS-C 対応とのみ記載。FF コーナーは公式保証外。FF を本気で使うなら 80PHQ などフルサイズ対応設計の鏡筒を検討。 |
| APS-C(対角約 28mm) | ASI2600MC / 一眼 APS-C | 公式の主たる想定。Scopetrader テストでは「フラットでコマなし・色滲みなし」と評価。レデューサーとしての補正は良好。 |
| マイクロフォーサーズ(対角約 21mm) | ASI294MC / MFT 一眼 | APS-C 想定の中央寄りを使うことになるため、補正余裕が大きい。安全に運用できる範囲。 |
| 1/1.2 型クラス(対角約 13mm) | ASI585MC(IMX585) | Scopetrader テストの結論は「小型センサーの方が周辺問題を回避できる」。電視観望・気軽撮影との相性が良い。 |
出典: 公式対応サイズは Sharpstar Optics 80ED IA ページ。実写所見は Scopetrader テストレポート("smaller sensors like the IMX585 seem to work better with this scope")に基づく。各センサー対角は業界一般値の概算。
⑥ 同価格帯の他社製レデューサー/フラットナーとの比較
「Askar 純正 3 種」だけで判断材料が足りない場合、同じ短焦点 ED 屈折クラスでよく比較される他社製品と並べてみます。鏡筒ごとに専用設計のため互換流用はできませんが、設計思想を見比べる意味で参考になります。
| 製品 | 対応鏡筒 | 縮小率 | 公式バックフォーカス | イメージサークル | カメラ側ネジ |
|---|---|---|---|---|---|
| Askar 80ED 用 0.7× レデューサー | Askar 80ED 専用 | 0.7×(560 → 392mm) | 55mm | APS-C | M54×0.75 / M48×0.75 |
| William Optics FLAT 73A | ZenithStar 73 専用 | 1.0×(縮小なし) | 66.2mm(調整幅 11.4mm) | ∅43mm | M48×0.75 |
| Sky-Watcher EvoStar 72ED 用 0.85× レデューサー/フラットナー | EvoStar 72ED 専用 | 0.85×(420 → 355mm) | 55mm | APS-C 相当(公式は度数で記載) | 専用アダプターで装着 |
出典: Askar 0.7× = Sharpstar Optics 公式、William Optics FLAT 73A = William Optics 公式 FLAT 73A ページ、Sky-Watcher 0.85× = Sky-Watcher USA 公式 0.85x Reducer/Flattener for EvoStar 72ED。
注目点は以下です。
- FLAT 73A は ∅43mm イメージサークルと公開され、フルサイズ対応の数値を持つ。一方、Askar 80ED 用 3 種は公式表記が「APS-C」のみで、ピンポイントの mm 値は明記されていない(用途として APS-C 中心と捉えるのが妥当)。
- バックフォーカス 55mm は Askar も Sky-Watcher も共通の業界標準値。後述の通り ZWO の冷却 CMOS とフィルターホイール/OAG を組み合わせる前提と整合する。
- FLAT 73A は 1.0× のフラットナー(縮小なし)。短焦点 ED 鏡筒で「焦点距離を縮めずに像面湾曲だけ補正したい」場合の代表例で、Askar 80ED 純正の 1.0× フラットナーと同じ役割。
⑦ バックフォーカス 55mm の意味と組み合わせ
Askar 80ED 用アクセサリ 3 種に共通する「バックフォーカス 55mm(M48 雄ネジ起算)」は、ZWO の公式解説でも触れられている業界事実上の標準です。ZWO 公式は次のように述べています — 「ほとんどのメーカーは 55mm バックフォーカス標準で合意している。これは主に DSLR カメラとの互換性を保つためだ」。出典: ZWO 公式「The Best Solution of 55mm Back Focal Length」。原文: "most manufacturers have reached a consensus on a 55mm back focus standard, mainly to maintain compatibility with DSLR cameras."
このバックフォーカスが狂うと、ZWO 公式の表現を借りれば「コーナーまで真円のシャープな星像」が崩れ、周辺の星が三角・流れ・伸びとして現れます。出典: ZWO 公式 55mm Back Focus 解説。原文: "perfectly round, sharp stars all the way to the corners"。具体的な収差名は同記事には明記されていません。
Askar 80ED 用 0.7× レデューサー(および 1.0× / 0.85×)はM48 雄ネジ基準で 55mmと公開されているので、典型的な構成は次のとおりです。
| 構成要素 | 典型的な厚み | 備考 |
|---|---|---|
| レデューサー後端 M48 雄ネジ | 基準 0mm | ここから 55mm が「センサー面」 |
| EFW(電動フィルターホイール) | 機種により可変 | ZWO EFW Mini / 7-Position 等 |
| OAG(任意) | 機種により可変 | 焦点距離 392mm では多くの場合不要 |
| アダプター類 | 機種により可変 | M48 ↔ M54 変換は約 +2.5mm 程度 |
| 冷却 CMOS カメラ本体(センサーまで) | 機種により可変 | ZWO ASI2600/2400 系は 17.5mm が代表値 |
各厚みの合計が 55.0mm(±0.5mm 程度)に収まるようにアダプター・スペーサを組むのが運用上のゴールです。具体的な厚みはお使いのカメラ・フィルターホイール・OAG によって変わるため、構成見積りは公式 LINE にてご相談ください(後述)。
⑧ APS-C カメラでの写野イメージ(参考概算)
0.7× / 0.85× / 1.0× で「実際にどれくらい画角が変わるか」を、APS-C センサー(対角 28mm 相当・概算)で並べてみます。下表は焦点距離と APS-C 長辺 23.5mm/短辺 15.7mm を仮定した一般的な視野角計算によるもので、実機個体差・カメラ機種ごとの正確なセンサー寸法によって ±5% 程度のずれがあります。イメージを掴むための概算値として参照してください。
| 構成 | 焦点距離 | APS-C 視野角(横 × 縦・概算) | フレームで余裕を持って入る代表的対象(一例) |
|---|---|---|---|
| 80ED + 1.0× フラットナー | 560mm | 約 2.4° × 1.6° | M27(亜鈴星雲)/NGC 7635(バブル星雲)など中型対象 |
| 80ED + 0.85× レデューサー | 476mm | 約 2.8° × 1.9° | M42(オリオン大星雲)/M8(干潟)周辺 |
| 80ED + 0.7× レデューサー | 392mm | 約 3.4° × 2.3° | NGC 7000(北アメリカ星雲)/M31(アンドロメダ銀河)/カリフォルニア星雲 |
出典: 焦点距離は Sharpstar Optics 公式 80ED IA ページの公開値。視野角はカメラ規格 APS-C(23.5 × 15.7mm を仮定)と焦点距離からの一般的な視野角計算式 (FOV = 2·atan(L/(2f))) による概算で、メーカー公式の画角表は公開されていません。代表対象は天体写真の一般的な構図例。
⑨ Askar 80ED 用 0.7× レデューサーが向いている人・向かない人
向いている人
- APS-C 〜 1/1.2 型クラスの冷却 CMOS または APS-C ミラーレス/一眼を所有していて、これから F4.9 クラスの広視野撮影を始めたい人
- 晴天が読みにくい都市部・近郊で、1 晩あたりの総光量を稼ぎたい人(F7 → F4.9 で同 S/N まで半分以下の露光)
- 北アメリカ星雲・カリフォルニア星雲・M31・M42 周辺など、APS-C で焦点距離 400mm 前後がフィットする対象を狙う人
- 軽量機材を重視する人(0.7× 単体 0.32kg は 1.0×・0.85× より軽い)
向かない人 / 慎重に検討したい人
- フルサイズ機を主に使い、四隅まで詰めて使いたい人 → 80ED は純正アクセサリ 3 種ともに「公式は APS-C 想定」。同じ Askar 系で 80PHQ / 65PHQ / SQA70 / SQA85 など、設計上フルサイズ対応の鏡筒側を選ぶのが本筋。
- 系外銀河(M81/M82/M51 など)の高解像撮影を主目的とする人 → 焦点距離 392mm はやや短すぎる。1.0× フラットナー(560mm)か、より長焦点の鏡筒の方が合う。
- すでに 0.85× レデューサーで満足できる広さが出ている人 → 「もう少し広く・もう少し速く」を求めるなら 0.7× は意味があるが、画角と焦点距離の使い分けでアクセサリ単発の追加コストに見合うかは要検討。
⑩ 関連商品
本記事で扱った Askar 80ED 用 0.7× レデューサーをはじめ、80ED 鏡筒と純正 3 種アクセサリは天体ショップで取り扱いがあります。商品ページ・公式 LINE で最新の在庫と価格をご案内します。
⑪ 商品ページ・公式 LINE のご案内
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最終更新: 2026-06-29/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は Sharpstar Optics 公式・サイトロンジャパン公式告知・AstroArts 業界ニュース・William Optics 公式・Sky-Watcher USA 公式・ZWO 公式 55mm Back Focus 解説・Scopetrader 実機テストレポートに基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。
⑫ よくある質問(FAQ)
Q1. 0.7× レデューサーと 0.85× レデューサー、どちらを最初に買えばいい?
撮りたい対象で決めるのが王道です。M31・北アメリカ星雲・カリフォルニア星雲のような大きな対象を APS-C に余裕で収めたいなら 0.7×(392mm)、M42・M8・干潟・三裂周辺など中サイズの対象を寄せ気味に撮りたいなら 0.85×(476mm)。今ある冷却 CMOS のセンサーサイズと撮影スタイルを公式 LINE でお伝えいただければ、個別にご案内します。
Q2. 0.7× レデューサーはフルサイズ機でも使える?
純正 3 種のイメージサークルは Sharpstar 公式に「APS-C」と明記されています。フルサイズ機の四隅まで補正対象には公式に含まれていません。フルサイズで本気で撮るなら、設計時点でフルサイズ対応を謳う Askar 80PHQ 用 F5.7 フルフレームレデューサーなど別ラインの方が素直です。出典: Sharpstar Optics 公式 80ED IA ページ("Image Circle: APS-C")。
Q3. 1.0× フラットナーは「縮小しない」のに必要?
はい。Askar 80ED の対物は 2 群 2 枚で像面湾曲が残るため、APS-C など平面センサーで撮ると周辺の星が放射状に伸びがちです。1.0× フラットナーは焦点距離を維持したまま像面を平面化する役割で、系外銀河など細かい対象を「560mm のまま」で撮りたい時に最適です。
Q4. バックフォーカス 55mm がずれるとどうなる?
ZWO 公式の表現では「コーナーまで真円のシャープな星像」が崩れ、周辺で星像が三角・流れ・伸びとして現れます。出典: ZWO 公式 55mm Back Focus 解説。 純正 3 種は M48 雄ネジ起算で 55mm 設計のため、ZWO の冷却 CMOS・フィルターホイール・OAG を組む際は厚みの合計を 55.0mm に整えてください。
Q5. 0.7× レデューサー単体の重量は?
Sharpstar 公式公開値で 0.32kg。同じ 80ED 用の 1.0× フラットナー(0.42kg)・0.85× レデューサー(0.44kg)よりも軽量です。鏡筒バランス・赤道儀容量で重量を詰めたい遠征構成にも収まりやすいサイズ感です。出典: Sharpstar Optics 公式 80ED IA ページ。
Q6. ASIAIR から使える?
0.7× レデューサーは光学系のためソフトウェア連携は不要です。ASIAIR 側は鏡筒 / フォーカサー / カメラ構成として 80ED + ZWO EAF + ZWO 冷却 CMOS を登録すれば、レデューサーの存在は意識せず使えます。サイトロンジャパンの 80ED 国内告知でも、80ED 鏡筒が ZWO EAF などの電動フォーカサーと組み合わせて使える旨が公開されています。出典: AstroArts ニュース「Askar 80ED 鏡筒が新発売」。
⑬ 参考にした一次情報
- Sharpstar Optics 公式「80ED Imaging Accessories」 — 3 種アクセサリの焦点距離・F 値・イメージサークル・バックフォーカス・接続ネジ・重量・レンズ構成。
- Sharpstar Optics 公式「80ED」 — 80ED 鏡筒の口径・焦点距離・F 値・鏡筒長・重量・後端ネジ。
- サイトロンジャパン公式「Askar『80ED鏡筒』発売のお知らせ」 — 日本国内取扱情報・発売日。
- AstroArts ニュース「眼視と撮影の両方で活躍する Askar『80ED 鏡筒』とアクセサリー 3 種が新発売」 — フォーカサー仕様・国内発売の告知。
- William Optics 公式「FLAT 73A」 — 比較対照としての他社製 1.0× フラットナー仕様。
- Sky-Watcher USA 公式「0.85x Reducer/Flattener for EvoStar 72ED」 — 比較対照としての他社製 0.85× レデューサー仕様。
- ZWO 公式「The Best Solution of 55mm Back Focal Length」 — 55mm バックフォーカス標準の由来・周辺星像との関係。
- Scopetrader「Askar 80ED refractor tested with the ASI2600MC and ASI585MC」 — Askar 80ED + 3 種コレクター+ ASI2600MC / ASI585MC の実機テストレポート。
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最終更新: 2026-06-29/執筆: 天体ショップ スタッフ/記事内のすべての技術情報は Sharpstar Optics 公式・サイトロンジャパン公式告知・AstroArts 業界ニュース・William Optics 公式・Sky-Watcher USA 公式・ZWO 公式 55mm Back Focus 解説・Scopetrader 実機テストレポートに基づいて記載しています。弊社内部統計や実績数値は記載していません。一次情報で裏取りできない項目は削除してあります。