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ZWO CAA(Camera Angle Adjuster)|0.02°/ステップで構図を自動再現する電動ローテーター
ZWO CAA は、撮影中にカメラの回転角を 0.02°/ステップ・位置決め精度0.1°未満で自動制御できる電動ローテーターです。占有バックフォーカスは僅か16.5mm/重量465gと軽量で、クリアアパーチャー48mmによりフルサイズセンサーまで対応。USB Type-C 1本で電源とデータ通信を兼ね、ASIAIR / ASIStudio / ASCOM から構図プリセットの保存と再現が可能です。過去に撮った画角に夜を跨いで戻る「画角再現」と、長時間モザイク・子午線フリップ後の自動回復を1台で担います。初期不良60日対応+3年保証でお届けします。
スペック早見表
※ メーカー公表値および国内・海外正規流通情報に基づきます。仕様は予告なく変更される場合があります。
| ブランド | ZWO(Suzhou ZWO Optical) |
|---|---|
| 製品名 | ZWO CAA Camera Angle Adjuster |
| 区分 | 電動カメラローテーター(撮像系内蔵タイプ) |
| 回転分解能 | 0.02°/ステップ |
| 位置決め精度 | < 0.1° |
| 最大回転速度 | 7.5°/秒(360° を約48秒で回転) |
| 耐荷重トルク | ≦ 2.5 N·m(実用約 5kg 相当) |
| クリアアパーチャー(内径) | φ48 mm(フルサイズセンサー対応) |
| 接続規格(鏡筒側) | M54 オス |
| 接続規格(カメラ側) | M54/M48(同梱変換アダプタで切替) |
| 占有バックフォーカス(光路長) | 16.5 mm |
| 本体寸法 | 136 × 102 × 39 mm(モーター部含む最大寸法/光学部の厚みは16.5mm) |
| 重量 | 465 g |
| インターフェース | USB Type-C × 1(電源+データ通信兼用)/HCポート × 1(ハンドコントローラー用) |
| 電源 | 5V 約 300mA rms(USB Type-C 給電) |
| 対応ソフトウェア | ASIAIR、ASIStudio、ASCOM 準拠(NINA 等のASCOMクライアント) |
| 付属品 | 本体、USB Type-C ケーブル、M48/M54 変換アダプタ、マニュアル |
| 別売オプション | EAF ハンドコントローラー(HC ポートで本体直接制御) |
| 発売 | 2025年3月 |
ZWO CAA の特長
0.02°/ステップの高分解能と「位置再現」
CAA の最大の特長は、1ステップあたり 0.02° という高分解能と 位置決め精度0.1°未満 の安定した停止です。手回しで「だいたいこのあたり」と合わせていた構図が、ソフト上で角度値として保存・呼び出しできるようになり、夜を跨いだ撮影でも前回と同じ画角に確実に戻れます。これにより、淡い系外銀河の数十時間積算や、複数夜のナローバンド合成(Hα・OIII・SII)で、撮像センサーの長辺方向と対象の主軸を毎回正確に揃えられます。
占有バックフォーカス 16.5mm・重量 465g の薄型軽量設計
光路に入る厚み(消費するバックフォーカス)は16.5mm、重量は465gに抑えられています。多くのフラットナー/レデューサー前提のバックフォーカス(55mm 系統)に対して、CAA を組み込んでもフィルタードロワー+カメラとあわせて収まる構成が組みやすく、専用エクステンションリングの組み替えで吸収できる設計です。モーター部を含む全体寸法は 136 × 102 × 39mm に収まり、ASIAIR Plus・EAF・OAG など他のZWO周辺機器と同じ取り回しの中に置けます。
クリアアパーチャー φ48mm — フルサイズまでケラレなし
内径は48mmを確保しており、ZWO ASI2600MC Pro/ASI2600MM Pro(APS-C)のみならず、ASI6200MM Pro/ASI2400MC Pro 等のフルフレームセンサーまで周辺光量を損なうことなく回転できます。M48 接続の冷却 CMOS、Hα/OIII フィルター込みのナローバンド構成にもそのまま組み込めます。
USB Type-C 一本でケーブル管理を簡素化
従来の電動ローテーターは「電源用ジャック+USB データ」の2本接続が一般的でしたが、CAA はUSB Type-C 1本のみで電源供給とPC/ASIAIR制御を兼ねます。ASIAIR Plus/Mini の USB ハブから直接給電できるため、配線本数が減り、回転時のケーブル巻き込み事故も大きく減らせます。HCポートは別系統で、ZWO EAF のハンドコントローラーをそのまま流用できる仕様です。
7.5°/秒の高速回転 — 360° を 1 分以内
最大回転速度は7.5°/秒。フル 360° を約 48 秒で回りきる速度は、子午線フリップ後の構図復帰や、モザイクパネル切り替え時のセンサー方位再合わせを大きく短縮します。露出を一度止めずに「導入→ローテート→撮影再開」を連続させられるため、貴重な好シーイング夜のデッドタイム削減に直結します。
ASIAIR ネイティブ対応 — Plate Solving と組み合わせる「画角再現」
ASIAIR アプリ内に CAA はネイティブ対応しています。過去に撮影した画像をプロジェクトに読み込み「GoTo」を押すと、ASIAIR がプレートソルブで撮影画像から赤経・赤緯・回転角を抽出し、赤道儀+CAA を協調動作させて、位置と回転角を同時に再現します。協栄産業のレビュー(KYOEI 東京店ブログ)でも「写野の東西南北を 1 分できっちり合わせられる」「一度使うとやめられない」と評価されており、複数夜・数か月にまたがるディープスカイプロジェクトでの構図ブレをほぼゼロにできます。
ASCOM 互換 — NINA/SGP からも使える
ZWO エコシステム外でも、ASCOM ドライバを介してNINA・Sequence Generator Pro 等のWindows撮影ソフトから制御できます。Mosaic Planner と組み合わせれば、各パネルでの最適回転角を計算し、CAA に投げてパネル間で自動回転させるワークフローが組めます。ZWO 専用機材に縛られないことで、既存資産を活かした拡張がしやすい設計です。
反転リミットによる配線保護
CAA は内部で 0° と 180° の境界に到達した際、逆方向に巻き戻して同じ角度に到達する動作を選択できます(Practical Astrophotography レビューが指摘)。これにより、USB/電源ケーブルの巻き込みや断線リスクを下げています。長時間ガイド撮影中の「気付いたら配線が引きちぎられていた」事故を構造的に予防できる設計です。
こんな方におすすめ
- 同じ対象を複数夜にわたって積算撮影する方:撮影画像から自動で前回の画角を再現できるため、夜ごとに微妙にズレる構図を完全に揃えられます
- モザイク撮影(Sh2-264、北アメリカ+ペリカン、はくちょう座広域など)に挑戦したい方:パネルごとの最適回転角を ASIAIR/NINA で自動切り替え
- ナローバンド(Hα・OIII・SII)多夜合成を行う方:撮像センサーの長辺方向を対象主軸に毎回正確に揃え、フラット適用ズレを最小化
- ASIAIR Plus/Mini/Pro を使っているZWOユーザー:USB Type-C 1本接続で機材構成が増えても配線本数が増えない
- 子午線フリップ後の構図復帰を自動化したい方:フリップ直後に CAA が回転して、フリップ前と同じ構図に自動戻し
- NINA/Sequence Generator Pro ユーザー:ASCOM 経由で既存ワークフローに統合可能
使い方・撮影シーン
- 長期プロジェクト:M31/M33/M42 などの数十時間積算 — 初日にロックした回転角を、ASIAIR が次回以降自動で復元
- モザイクパネル撮影:北アメリカ+ペリカン、IC1396、わし座暗黒帯 — パネル境界で最適な回転角を選択しつつ、つなぎ目のフラット適合性を確保
- 子午線フリップ自動運用 — フリップ後の 180° 構図変化を CAA で打ち消し、ナローバンド/RGB の連続露光をそのまま継続
- マルチターゲット夜:1晩で 3〜4 対象を順に巡回 — 各対象ごとに適切な構図に自動回転、ASIAIR の Auto-run プランで完全無人化
- NINA + Mosaic Planner 連携 — ASCOM 経由で構図プランから算出された回転角を CAA に送信、夜通しの自動撮影が可能
- 遠征派の構図保存 — 自宅試写で決めた構図を現地で再現。プレートソルブと組み合わせれば現地での試行錯誤時間を最短化
よくあるご質問(FAQ)
Q1. 占有バックフォーカスはどれくらいですか?
16.5mm です。ZWO の冷却 CMOS(M54/M48 接続)と組み合わせる場合、CAA を入れる代わりに 16.5mm 分のスペーサーを抜けばバックフォーカス(多くは 55mm)を保てます。フラットナー/レデューサーの推奨バックフォーカスがある構成では、必ず光路長合計が指定値(55mm/56.2mm 等)になるよう、CAA + 既存スペーサーの組み合わせを再設計してください。
Q2. フルサイズの ASI6200MM Pro/ASI2400MC Pro でケラレませんか?
ケラレません。クリアアパーチャー φ48mm はフルフレームセンサーの対角寸法(約43.3mm)を上回り、四隅まで光束を通せます。ZWO 公式・Practical Astrophotography レビュー・各海外代理店も「フルフレーム対応」を明記しています。
Q3. ASIAIR で過去の画角を自動再現できますか?
はい。ASIAIR の Plate Solving に対応しています。プロジェクトに過去の FITS/画像を読み込み「GoTo」をタップすると、ASIAIR が画像から赤経・赤緯・回転角を解析し、赤道儀の導入と CAA の回転を自動で組み合わせて、同じ位置・同じ画角に戻します。複数夜の積算や数か月にわたるロングスパンプロジェクトで強力に機能します。
Q4. NINA/Sequence Generator Pro で使えますか?
はい。ASCOM 準拠ローテーターとして認識されるため、NINA・Sequence Generator Pro・APT などの ASCOM クライアントから直接制御できます。NINA Mosaic Planner で算出された各パネルの回転角を CAA に投げ、自動でパネル切替する構成も組めます。
Q5. ハンドコントローラーは付属しますか?
ハンドコントローラー(HC)は別売です。本体には HC ポート(3.5mm)が用意されており、既存の ZWO EAF ハンドコントローラーをそのまま接続して使えます。EAF と CAA で1台のHCを共用できる設計のため、両方持つ場合でもHCの追加購入は不要なケースが多くなります。
Q6. 耐荷重はどれくらいですか?大型カメラ+フィルターホイールでも大丈夫ですか?
耐荷重トルクは≦ 2.5 N·m(実用約 5kg)です。ASI2600MC Pro/ASI2600MM Pro 単体(約700g)+7枚×2インチ EFW(約 700g)+OAG 程度の構成は十分余裕があります。一方、ASI6200/ASI2400 系のフルフレーム冷却 CMOS にフルロード EFW・大型 OAG・ガイドカメラを直結する場合は、合計重量とトルク(重心距離)を必ず確認してください。Practical Astrophotography レビューでは、フラットナー/レデューサーの後ろに CAA を置き、CAA より前のバックフォーカス側には軽い構成にすることで安定稼働するとされています。
Q7. 子午線フリップ後の影響はありますか?
フリップ後はカメラが物理的に 180° 反転するため、必要に応じて CAA が自動回転して構図を元に戻します。ただし、フリップ後のフラット補正は再取得が望ましい場合があります。これはセンサー回転に伴うフラット適用方向のズレ・周辺減光パターン変化が出るためで、ASIAIR/NINA での自動連動運用時はフラット枚数を多めに確保することを推奨します。
Q8. M42 接続のカメラには使えますか?
本体は M54/M48 が標準ですが、別売の M54-M42 アダプタ(CAA-M42)を介して M42 接続のカメラ・フィルターホイールにも組み込めます。組み合わせ可否や推奨スペーサ構成は、お手持ちのフラットナー/カメラ型番をお知らせいただければ公式LINEで個別ご回答します。
Q9. 取り付け時に気をつけることは?
3点ご注意ください。①接続ねじを強く締めすぎるとローテーター可動部が固まり、回転しなくなる場合があります。手締めで適切な締結とし、過大トルクを避けてください。②CAA はフラットナー/レデューサーの後段(カメラ側)に配置するのが基本です。光学補正系より前に置くと結像性能が崩れます。③回転中のUSB/電源ケーブル巻き込みを避けるため、ケーブルキャリアやスパイラルチューブで遊びを持たせて固定してください。
Q10. ASCOM ドライバはどこから入手できますか?
ZWO 公式サイト(zwoastro.com)の Software / Driver ページから無償でダウンロードできます。ASCOM Platform 6.6 以降の Windows 環境で動作します。インストール手順や NINA/SGP 側の設定は、公式LINEでも個別サポートいたします。
Q11. 初期不良・故障時はどこに連絡すればよいですか?
到着後60日以内の初期不良は support@tenbundo.com または公式LINEまでご連絡ください。新品交換または返金で対応いたします。60日以降は、3年保証の範囲内で修理・交換対応いたします。詳細は 保証ポリシー をご覧ください。
Q12. 納期・発送について
在庫がある場合、平日11時までのご注文で当日発送、翌日〜翌々日お届けが目安です(離島・北海道・沖縄・一部地域を除く)。取り寄せとなる場合は公式LINEで納期をご案内します。
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- モニターの発色により、実物と色味が異なる場合がございます。
- お客様都合による返品・使用方法不明による返却はお受けできません。
- 使用には別途、赤道儀・鏡筒・カメラ・必要に応じて ASIAIR または ASCOM 環境(Windows PC)が必要です。本製品単体では撮影できません。
- 接続ねじを強く締めすぎると可動部が動かなくなる場合があります。手締めの範囲で締結してください。
もっと詳しく知りたい方へ
- 電動ローテーターとは?モザイク撮影・子午線フリップ・マルチターゲットを自動化する仕組み完全ガイド|ZWO CAA 入門 — 記事準備中
- ASIAIR + ZWO CAA でモザイク・子午線フリップ・マルチターゲットを完全自動化する実践ワークフロー — 記事準備中
- ZWO ASI2600 シリーズ完全比較|MC Pro / MM Pro / MC Duo / MM Duo / MC AIR — CAA との組み合わせ前提となるフルサイズ・APS-C 冷却カメラの選び方
※記事準備中の項目は、公開後にリンクを差し替えます。お急ぎのご相談は公式LINEまで。
よく一緒に選ばれる商品
- ZWO ASIAIR Plus 256G — CAA をネイティブ対応で操作。プレートソルブ+自動回転再現の中核
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