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ZWO ASI462MM|Sony IMX462 搭載 モノクロ惑星カメラ(DDR3 256MB/近赤外 高感度/ST4 ガイドポート搭載)
ZWO ASI462MM は、Sony 裏面照射型 STARVIS センサー IMX462(1/2.8 型・1936×1096・2.9μm)を搭載したモノクロ惑星撮影用 CMOS カメラです。QE ピーク約89%、ゲイン80 で HCG モード自動オン・読み出しノイズ 0.47e-、フル解像度 136.1fps(10bit ハイスピード)/63.9fps(12bit ノーマル)、256MB DDR3 メモリ内蔵で USB 帯域変動下でもフレーム落ちを抑制。近赤外(800–1000nm)感度は ASI290MM の約2倍とされ、IR807・IR850・メタンバンド(889nm)撮影で実力を発揮します。ST4 オートガイドポート搭載でガイドカメラ兼用も可能。初期不良60日対応+3年保証でお届けします。
スペック早見表
※ メーカー公表値および国内・海外正規流通情報に基づきます。仕様は予告なく変更される場合があります。
| ブランド/製品名 | ZWO ASI462MM(モノクロ・非冷却) |
|---|---|
| センサー | Sony IMX462(1/2.8 型・裏面照射 STARVIS・モノクロ CMOS) |
| 有効画素数 | 2.1 MP(1936 × 1096) |
| ピクセルサイズ | 2.9 μm 角 |
| センサーサイズ | 5.6 × 3.2 mm(対角 6.46 mm) |
| ADC | 12 bit |
| QE ピーク | 約 89%(メーカー公表値) |
| 読み出しノイズ | 0.47e-(ゲイン80・HCG モード自動オン時) |
| フルウェル | 11.2 ke- |
| ダイナミックレンジ | 約 12 stops(ゲイン80・HCG モード時) |
| 最大フレームレート | 136.1 fps(10bit ハイスピード)/63.9 fps(12bit ノーマル)— 1936×1096 全画面時 |
| 露光時間 | 32 μs 〜 2000 秒 |
| 内蔵バッファ | 256 MB DDR3 メモリ |
| インターフェース | USB 3.0(5 Gbps バンド幅)/USB 2.0 互換 |
| オートガイド | ST4 ポート搭載(赤道儀ガイド入力に直結可) |
| 接眼/鏡筒接続 | T2(M42 × 0.75)/付属の 31.7mm(1.25″)ノーズピース |
| バックフォーカス | T2 接続面からセンサーまで 12.5 mm |
| 保護ガラス | AR コート窓(φ21 mm × 厚 1.1 mm/IR カット非搭載で近赤外まで透過) |
| 本体寸法/重量 | 外径 62 mm × 全長 36 mm/約 110 g |
| 本体材質 | 赤色アルマイト仕上げ CNC アルミ削り出し |
| 付属品 | カメラ本体、31.7mm(1.25″)ノーズピース、31.7mm キャップ、USB 3.0 ケーブル(2m)、ST4 オートガイドケーブル、クイックガイド(日本語) |
| 対応ソフト | FireCapture/SharpCap/ASIStudio/ASCOM/INDI(Windows / macOS / Linux 主要環境) |
ASI462MM の特長
Sony IMX462 裏面照射 STARVIS センサー — 近赤外まで一気通貫の高感度
ASI462MM は Sony の裏面照射型(BSI)STARVIS テクノロジーを採用した IMX462 を搭載しています。最大の特徴は 800nm〜1000nm の近赤外(NIR)域における QE がきわめて高いことです。同じ 2.9μm 系の前世代センサー IMX290(ASI290MM)と比較すると、800–1000nm 帯の量子効率はおおむね 2 倍に達します。これにより、IR807・IR850 などのロングパスフィルターを通したシーイング安定撮影や、Jupiter・Saturn のメタンバンド(889nm 付近)など「これまで露光時間がかかりすぎて事実上撮れなかった波長域」が、現実的なフレームレートで撮影できるようになりました。
HCG モード — ゲイン80 で読み出しノイズ 0.47e-、ダイナミックレンジ約12 stops
ASI462MM は HCG(High Conversion Gain)モードを内蔵しており、ゲイン値が 80 に達すると自動的に HCG モードが有効化されます。HCG オン時の読み出しノイズは 0.47e- という極小値、ダイナミックレンジは約 12 stops を維持します。一般的に「ゲインを上げるとダイナミックレンジが犠牲になる」というトレードオフが、HCG モードでは緩和されるため、暗いメタンバンド画像のように 高ゲイン × 短露出を多数スタックする惑星撮影で、ノイズフロアを大きく下げながら情報を残すことができます。
256MB DDR3 メモリ内蔵 — USB 帯域揺らぎでもフレーム落ちしにくい
本体に 256MB の DDR3 メモリをバッファとして内蔵しているため、PC 側の USB 3.0 帯域が一時的に下がっても、カメラ内でフレームを保持してから順次転送します。ノートPC・小型ミニPC・ASIAIR 等の組み合わせで、長時間の高速連写中にフレーム落ちが発生しにくいのが実用上の大きな利点です。同じ IMX462 搭載機でも DDR3 非搭載モデルに対して、惑星撮影のように 「シーイングの良い瞬間のフレームを 1 枚も逃したくない」 用途では信頼性で差が出ます。
136.1 fps の高速読み出し — シーイング瞬間を捉えるラッキーイメージング
USB 3.0(5 Gbps バンド幅)接続時、10bit ハイスピードモードで最大 136.1 fps、12bit ノーマルモードでも 63.9 fps をフル解像度で出力できます。惑星撮影は大気のシーイング(ゆらぎ)の良い瞬間だけを抽出して合成するラッキーイメージング手法が定石で、fps が高いほど良像の含有率が上がり、最終画像の解像度が向上します。ROI(部分読み出し)を設定すれば fps はさらに伸び、Jupiter・Mars・Saturn のような小さな対象では数百 fps 級の運用も可能です。
モノクロ × 高 NIR 感度 = メタンバンド/IR 撮影の最右翼
カラーモデル(ASI462MC)と異なり、ASI462MM はベイヤーフィルターを持たない 純モノクロセンサーです。色情報を捨てる代わりに、各画素がフル感度で光を受けるため、IR807 / IR850 / 685nm ロングパス / メタンバンド(889nm) といったナローバンドフィルター撮影で カラー比 約 4 倍の効率を実現します。同じ露出条件でカラー機が 15ms 必要だった場面でも、本機なら 10ms 程度で同等以上の S/N を得られる実例も報告されており、シーイング揺らぎとの「勝負」で有利です。Jupiter のメタンバンド像、Saturn の大気の濃淡、Venus の雲構造(UV–NIR)など、「色」では捉えられない物理情報を写し出すのが本機の真価です。
ST4 オートガイドポート搭載 — ガイドカメラ兼用も可能
本体側面に ST4(RJ-12)オートガイドポートを備えており、赤道儀のガイド入力(GPUSB/STAR ADV/EQMOD系・Sky-Watcher・ZWO AM3/AM5N など)に直結できます。PHD2/ASIStudio/ASIAIR などのガイドソフトと組み合わせ、ガイド鏡+ガイドカメラとしての運用もモノクロ高感度を活かして可能です。普段は惑星カメラ、必要に応じてオートガイダーとして二役こなせる柔軟性は、機材コストを抑えたい遠征派ユーザーにとって魅力です(※モノクロ・パルス減速対応のガイドカメラとして優秀ですが、視野が狭いためガイド星選定にはガイド鏡焦点距離との相性確認をおすすめします)。
軽量 110g・赤色アルマイト CNC アルミボディ
外径 62mm・全長 36mm、重量わずか 約 110g。ZWO 標準のレッドアルマイト仕上げ CNC 削り出しアルミボディで、ADC(大気分散補正プリズム)やバーローレンズ、フィルターホイールを連結したスタックでもバランスを崩しません。バックフォーカス 12.5mm(T2 接続面からセンサーまで)と短いため、ADC・IRパスフィルターなど多段の光路パーツを介在させても合焦範囲に収まりやすい設計です。
こんな方におすすめ
- 月・惑星・太陽を本格的に撮影したい方:高 fps × 低読み出しノイズで、シーイングに左右される惑星撮影を 1 ステップ高みへ
- 近赤外(NIR)撮影で Jupiter / Saturn のメタンバンドや大気構造を捉えたい方:IMX462 の NIR QE が活きる用途の本命
- ASI290MM からのアップグレードを検討中の方:800–1000nm 帯で約 2 倍の感度、HCG モード搭載で読み出しノイズも改善
- モノクロ × ナローバンド惑星撮影に興味がある方:685nm/IR807/IR850/889nm メタンバンドで「色」を超えた情報を取得
- ガイドカメラとの兼用で機材を最小化したい方:ST4 ポート搭載・モノクロ高感度でガイダーとしても優秀
- ASIAIR Plus/Mini 環境で運用したい方:ZWO 純正ソフト群との相性が最良、設定も最小
使い方・撮影シーン
- 月面ハイレゾ撮影:ROI を設定して 200fps 級の高速連写、AutoStakkert! で良像 5–10%を抽出して RegiStax/WaveSharp で wavelet シャープ化。クレーター内部の微細構造まで解像
- Jupiter/Saturn 高解像度撮影:シュミットカセグレン or マクストフ+バーロー(×2 / ×3)+ADC で焦点距離を稼ぎ、IR685/IR807 のロングパスで大気揺らぎを抑制してスタック
- メタンバンド(889nm)撮影:Jupiter の縞構造・大赤斑のコントラスト、Saturn の極スポット、Venus の雲頂大気を可視光域とは異なるパターンで描出。露出 10–35ms、ゲイン 250–350 が一つの目安
- 太陽撮影(Hα/Caフィルター系):Hα エタロン鏡筒や Caホワイトライト鏡筒と組み合わせて、プロミネンス・粒状斑の動画記録に
- オートガイダー兼用:30mm/50mm クラスのガイド鏡に装着し、PHD2/ASIAIR でディープスカイ撮影のガイド役として運用
- EAA(電子観望)でのモノクロ即時表示:高感度を活かして二重星・球状星団中心部・惑星状星雲を高フレームレートで表示
よくあるご質問(FAQ)
Q1. ASI462MM とカラー版(ASI462MC)はどちらを選べばよいですか?
用途で分けるのが基本です。カラー(MC)はワンショットでフルカラー惑星画像が得られるため、入門・1台完結派向き。モノクロ(MM)はベイヤーフィルター不在ぶんの感度を活かして、IR685/IR807/IR850/889nm メタンバンド/LRGB 合成など フィルターワークで作品の質を追い込みたい中〜上級者向きです。本機 MM の主戦場は「IR ナローバンドで写したい」「ガイドカメラ兼用したい」「ASI290MM の上位互換が欲しい」シーンです。
Q2. ASI290MM からの買い替えメリットは?
同じ 2.9μm センサー系列の上位互換と位置づけられます。最大の差は 近赤外(800–1000nm)の量子効率が約 2 倍な点で、IR807/IR850/メタンバンド撮影で同露出時間でも S/N が大きく向上します。実例として、Jupiter のメタンバンド撮影で ASI290MM が 2×ビニング必須だった条件で、ASI462MM は 1×ネイティブで実用 fps を確保できたという報告があります。HCG モードによる読み出しノイズの改善(0.47e-)も加わるため、暗い波長帯ほど買い替え効果が体感できます。
Q3. メタンバンド(889nm)撮影には何が必要ですか?
本機本体に加えて、889nm(CH4)バンドパスフィルター(Astrodon/Baader/Chroma など)が必要です。シュミットカセグレン C8〜C11、または鏡筒口径 200mm 以上が現実的なラインで、口径が大きいほど露光時間を短縮できます。撮影時は 露出 10–35ms/ゲイン 250–350/HCG モード自動オン あたりが一つの起点です(対象・空状態で大きく振れます)。10〜15 分のデロテーション撮影で、AutoStakkert! → RegiStax 6 で wavelet 処理すると、Jupiter の極スポットや大赤斑の詳細が浮かび上がります。
Q4. シュミットカセグレンや屈折鏡筒に装着できますか?
はい。標準で 31.7mm(1.25″)ノーズピースと T2(M42×0.75)メスねじを備えるため、SCT のビジュアルバック、屈折のドロチューブ、各種フィルターホイール/ADC/フィルタードロワーへ自由に接続できます。バックフォーカスは T2 接続面からセンサーまで 12.5mm と短く、ADC・バーロー・IRフィルターを多段スタックしても合焦範囲を確保しやすい設計です。
Q5. 冷却機能はありますか? ダーク撮影は必要ですか?
本機は 非冷却モデルです。惑星撮影は 1 フレームの露出時間が極めて短い(10–35ms オーダー)ため、熱ノイズが画像に与える影響は小さく、冷却がなくても実用上問題ありません。長時間積分する深宇宙撮影には不向きですが、惑星・月・太陽・短時間スタックの EAA・オートガイドの用途では冷却なしで十分です。気になる場合はダークフレームを撮ってキャリブレーション処理に組み込むと安定します。
Q6. ASIAIR Plus/Mini で動作しますか?
はい、ASIAIR シリーズ全機種でガイド/撮影いずれの用途でも認識します。ZWO 純正環境のためファームウェアの相性問題が発生しにくく、ガイド設定もウィザードベースで完了します。USB 帯域は他のカメラ・EAF・EFW と分け合うため、長時間の高 fps 連写では DDR3 メモリ内蔵が効いてきます。
Q7. SharpCap/FireCapture の対応状況は?
両ソフトとも ZWO ネイティブドライバ(ASCOM 不要)で認識します。SharpCap は ROI/ヒストグラム/フォーカススコア/センサー解析機能が充実、FireCapture は惑星撮影に特化した自動セッション・ROI 追従機能が便利です。Linux 環境では INDI ライブラリ経由で KStars/Ekos からも制御可能です。
Q8. ガイドカメラとして使う場合の注意点は?
視野が比較的狭い(1936×1096・2.9μm)ため、焦点距離 100–200mm のガイド鏡(30F4/30F5/50mm 級)との組み合わせが現実的です。ASIAIR や PHD2 でのキャリブレーション時に「ガイド星が少ない」と感じる場合は、ガイド鏡の焦点距離を短めに、もしくはモノクロ高感度を活かしてヒストグラム下げ気味で運用してください。本来は惑星撮影が主目的の機種ですので、長時間ディープスカイ撮影専業のガイダーとしては ASI120MM Mini/ASI220MM Mini の方が視野・運用容易性で適しています。
Q9. 大気分散補正プリズム(ADC)は必要ですか?
低高度の惑星(地平線高 30°以下の Jupiter/Saturn/Mars 等)では、大気差で各波長の光路がずれて像が縦方向に色滲み・ボケを起こします。ASI462MM はモノクロですが、可視光全域や IR を扱うため大気差の影響は同様に受けます。ZWO ADC のような大気分散補正プリズムを介在させると、特に低高度時のシャープネスが大幅に改善します。シュミットカセグレン × バーロー × ADC × ASI462MM の構成は、惑星撮影の定番です。
Q10. 初期不良・故障時はどこに連絡すればよいですか?
到着後60日以内の初期不良は support@tenbundo.com または公式LINEまでご連絡ください。新品交換または返金で対応いたします。60日以降は、3年保証の範囲内で修理・交換対応いたします。詳細は 保証ポリシー をご覧ください。
Q11. 納期・発送について
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- モニターの発色により、実物と色味が異なる場合がございます。
- お客様都合による返品・使用方法不明による返却はお受けできません。
- 使用には別途、望遠鏡(鏡筒)・赤道儀/経緯台・撮影制御PCまたはASIAIR・必要に応じてバーロー/ADC/IR フィルター等が必要です。
- 本機は非冷却モデルです。長時間積分する深宇宙撮影(数分〜数十分の単一露出)には冷却機を推奨します。
もっと詳しく知りたい方へ
- 月・惑星撮影用カメラの選び方ガイド — IMX462 / IMX585 / IMX678 系の特性と選定基準(記事準備中)
- 近赤外(NIR)撮影で広がる惑星の世界 — IR685 / IR807 / IR850 / メタンバンド 889nm の使い分け(記事準備中)
- ASI462MM をオートガイダーとして使い倒す — ガイド鏡焦点距離・ガイド星密度の実用ノウハウ(記事準備中)
※記事準備中の場合、公開後にリンクを差し替えます。お急ぎのご相談は公式LINEまで。
よく一緒に選ばれる商品
- ZWO ADC(大気分散補正プリズム・1.25″) — 低高度の惑星撮影で像の縦方向色滲みを補正。SCT × バーロー × ADC × ASI462MM が定番構成
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